情報がダダ漏れね…。

2001年3月23日 金曜日

 ナパイクリャイキ!
(書き終わったら全体として長くなりすぎたので、ここに書いた時候の挨拶と世間話はカット。カットカット!)

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 ちょっと前の話ですが、自衛隊スパイ事件の判決が出ましたね。
 なんと、懲役10ヵ月の実刑だそうです!
 これはあまりにもひどい。現代日本は、政治も経済も軍部も司法も、ことごとく腐ってるんだなぁ。
 スパイで、しかも国防機密を外国に流して金銭を得ていたなんていったら、普通の国なら、即
銃殺刑です。

 別に、あえてネタとしてエキセントリックな事を書いているわけではありません。
 でも、裁判官や自衛官からしてこの極楽脳ですから、イマイチピンと来ないかもしれないですね。
「軍事機密がロシアに漏れる」という事を、僕らインターネットキッズに解りやすく例えるならば、
「ある日、プロバイダーから情報が流れて、本名と住所が第三者に知られてしまった状態」です。
 こうなると「ネットの匿名性」なんて有ったものではありませんね。
 しかも、このスパイ事件の漏れ具合を想像すると、さらに
「勤務先も暴かれ、自宅前まで来られ、家族構成から就寝時間、鍵の形状まで知られてしまった状態」くらいと考えてもいいかもしれません。
 こうなると、匿名性どころか、身の危険を感じます。

 こんな状態は大変危険ですが、かと言ってすぐに危害が及ぶというわけでもありません。しかし、もしその気になったら?
 つまり手に入れた情報をどう使うかはその人次第、という事です。

 ただ、彼がその情報を活用して、こちらに危害を加えようと思ったとしたら、迅速かつ多大なダメージを与える事が可能でしょう。
 多分、ロシア軍が本気で再度侵攻してきたら、2日で北海道は落ちます。
 手に入れた情報をどう使うかは主体次第という事は、情報を握られている時点で既にディスアドバンテージを喫するという意味なのです。

 現在の国際情勢からは、実現する確率はほとんどないので笑い話ですが、情報が「かのならず者国家」等の敵対諸外国に流れた場合の事を考えると、完全に笑い飛ばしてもいられないかもしれません。

 この世界的な高度情報化社会においては、軍隊(フォース)そのものよりも、「情報」の質、量こそが(フォース)なのです。

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余談
潜水艦事件(ロシアの方ね)の時に、原潜内部機構が知られる事を恐れて、外国の救助隊を突っぱねたロシアの姿勢が避難されましたが、軍事機密に対する態度としては余程正しいと言えるでしょう。

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