ジャパニーズマジック

2001年4月4日 水曜日

 とうとう春休みも終わり。あっという間だったなぁ。
「春休み、何してた?」と聞かれても、インターネットだけだったような気がする、というか本気でそれしか思い出せないので、日本人の秘術、「曖昧な笑顔」で誤魔化そうと思っています。アイアム ザ・ニンジャ。ジャパニーズマジック!

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 今日から始まったNHKドラマ「陰陽師(おんみょうじ)」、ちょっと良い雰囲気。
 主演の稲垣吾郎が、ハマっているようでハマってないようで、なかなか面白かった。
 たまに陰陽道のうんちくも挟んでいたりするのだが、その中の「(しゅ)」の概念が興味深かった。
 これは要するに、人や物の「名前」が、その存在自体を縛るというもので、劇中では、阿部清明(稲垣)が、鬼に術をかけられぬよう、偽名を使った。
 実は面白い事に、これと全く同じ概念が、西洋中世の魔術世界にも存在した。魔法をかけるには、対象の名前を知っていることが最低条件で、つまり逆に、名前を知られると術をかけられてしまう為、魔法使い達は本名を知られることを極度に嫌ったとか。
 僕らインターネットキッズが、「HN」なる面妖な偽名を使い、本名を知られることに漠然とした抵抗感を感じるのも、ちょっと似てるかも。
 名前知らなくてもイタズラは出来ますけどね。

 しかし、クライマックスの「私は、カンダタ様を愛しています!」で一遍に冷めた。「愛」なんて明治時代の舶来品だ。
 平安時代劇で「愛している」なんて言葉を使わせちゃ駄目です。せめて「お慕い申しております」くらいに出来なかったのか。

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 フォームからたまに「空メール」が来ますが、あの高機能メッセージ送信スステムは、完全に匿名制なので、なんだか良く解らないのですが、多分好意的な反応なんだろうな、と自分を納得させています。いいんだよね?ね?

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