米中接触事件後始末

2001年4月12日 木曜日

アンケート、まだちらほら来てるので〆切りません。もう少し。

今日は頑張って、ちょっとカッコつけた文章でも書いて見ます。

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 米中航空接触事件のてんまつ。
 中国が、アメリカの表明した遺憾を、勝手に「謝罪として受けとめる」として、とりあえずは矛先を納めた。
 この事から、ある一つの傾向、"中国という国との付き合い方"が見えてきます。

 要するにかの国は、相手が少しでも譲歩すると見るや、すかさず踏み出してくる国なのです。相手が一歩引けば中国は一歩踏み込む。
「お互いが半歩ずつ引いて穏便に済ましましょう」というのは、日本や南国の島国など、限定された領域における美徳のようなものです。
(実際は、どこへ行っても謙遜・謙嬢は美徳のはずだが、弱肉強食の世界外交においては、往々にして実利が美徳を凌駕する)

 しかし中国は、今回の事件のように、これ以上一歩も引かない、というラインを相手が明確に打ち出している場合、諦めるのも早いのです。そういう国です。(勿論、諦める時に精一杯の去勢を張ることは忘れない)

 アメリカが身を持って実証してくれた「中国の傾向」を、日本の外交にも是非役立ててほしい、と思います。
傾向が分かれば対策も分かる。(だが河野は一生中国に忠誠を誓った男なので無理か)

 しかしこの傾向は、中国のみに限った訳でもなく(最も顕著とはいえ)、また個人レベルでも応用可能だと思います。
最初に、自分が譲歩できる限界、これ以上は絶対に譲れないラインを明確にしておくという交渉方法もある、という事です。
(よく、海外で自動車事故をおこしても謝るな、と言いますが、それもこの方法の一種かな。)

(今日の日誌はカッコが多いなあ。)

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