自己言及日記

2001年8月15日 水曜日

8月某日(詳細不明)

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「よう、虫めがね君、お早う。」
掲示板論争を改めて読み返してみると、通りすがりさんちょっと可哀想…。進行中の時からその予感はあったんだけど、これじゃほとんど弱い物いじめです。反省しないといかんよこれは。
とまぁ反省点を多々残しつつも、得る物はあったのじゃないかと思います。ここではあえて総括しませんが、参加した人の中には何らかの反省や感慨があるんじゃないかなと思います。うん。有意義な夏休みイベントだった。(という事にしておこう)

ちょっと種明かししちゃうと、実は僕は途中からブラックで参入して、大いにフォント弄りを擁護するつもりだったんです。後から、他にも二人わざと寝返ろうとしている人がいた。そしたらもっと面白くなったのに残念。

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「お母さんの牛乳は来ていないんだろうか。」

http://morning.kiy.jp/musume.htm
http://www.hello-project.org/ai/
http://www.interq.or.jp/saturn/yoshi/makoto-ogawa/

おいおいお前らマジふざけてんのか?
少しは頭を冷やせ。
彼らの行為は、応援という行為自体を目的とした応援。主客転倒もはなはだしい。
ファンサイトを作ったのも、青田買いの範疇から一歩も外に出る物ではない。

ここまで行かなくとも、多少はこういう心情を持った人は多いのではないでしょうか。
あなたは大丈夫ですか。周囲が盛り上がっているから、「バスに乗り遅れるな」とばかりに取り敢えず「○○萌え~」と言っている人。いないですか。
無理矢理
萌えのフリをするくらいなら、沈黙している方が遥かにマシです。僕は幼い頃、おばあちゃんに「ニセ萌えはバチが当たって死ぬんじゃよ」と聞かされて育ったので、萌えません。

とは言え、「盛り上がれるうちが華」でもあるし、皆で盛り上がるという行為自体が楽しいと言うのも否定は出来ないんですけどね。

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「ジョバンニ、らっこの上着が来るよ。」

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ネットリテラシー
メディアリテラシーという言葉があります。メディアを利用する技術や、伝えられた内容を分析する能力のことです。現代のような、超高度情報化社会においては、この「情報を読み解く力」は必須です。新聞やニュースが日々伝える内容の中に、いかに間違った物や偏った物が多いことか。
当然
情報化社会の落とし子である、ネットワーク上においても、「情報を読み解く力」が必要です。インターネットでは、信頼性に対する責任を負わなくてもよい個人が気軽に情報を発信できるので、さらに高度なリテラシーが要求されると言えます。

ただ、この「リテラシー」という英単語は、読み書きの能力と訳されます。「読み(受信)」だけでなく「書き(発信)」もまた、リテラシーの一部なのです。
 つまり、ネットリテラシーはサイト読者だけでなく、サイト管理人にも要求される能力である、という事です。

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「もうじき白鳥の停車場だねえ。」

モスクワからシベリア鉄道超特急に乗ります。水野晴郎を思い出しました。ここからイルクーツクまで一直線です。
列車内は結構、汚なくて暗いので、最初は気が滅入りそうでしたが、まぁ止まる駅ごとに初めて見る食べ物があったりして退屈はしないです。面白いのは、この列車の大半をしめていたモンゴル人が、駅に停まるたびに山のような荷物を開けて、窓からホームに群がってくるロシア人に売り始める事です。「銀河鉄道の夜」の、鳥を獲る人を思い出しました。

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「あら、ここどこでしょう。まあ、きれいだわ。」
99式は妄想系サイトです。

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妄想系【もうそうけい】
(1)日記系サイトの1ジャンル。作者の抑圧された願望が日記の形式をとって吐露されるもの。
(2)他者性の獲得に成功した場合「創作系」になる事も。

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「鳥が飛んで行くな。」ジョバンニが窓の外で云いました。
「どら、」カムパネルラもそらを見ました。そのときあのやぐらの上のゆるい服の男は俄かに赤い旗をあげて狂気のようにふりうごかしました。

– 解説 –

この期間のログが、「失われし過去」その2です。何故消えたかというのを簡単に説明します。
現在、99式の更新はCGIをもって行なわれていますが、ログの保存日数に限界があるため、僕海外にいる間の代打日記企画「会員制2ちゃんねる」での大量更新によって、ところてんのように押し出されて消えてしまったのです。残念だなあ。つまり、松本のせいだッ!

どんな事を書いていたかは何となく覚えています。
当時、僕は家から一歩も出ない生活を続けていたので、日記のネタがなくなりつつありました。枯渇…恐ろしい。
そこで僕は一計を案じます。「ネタ日記を書こう」
そこで僕は、ユーラシア大陸をドロンズよろしく大横断しながら、旅先から更新すると言うウソ日記を書きました。
でも、設定や土地考証に凝りすぎて(僕の悪い癖だ)、普通に信じてしまう人が続出。そこで僕は、「これでは、読者を騙す事になってしまう…!」と自責の念に苛まれ、本当に海外に出かける事を決意。
ウソを本当にする旅。日記のためなら何でもする!

これが、宮本地中海旅行の動機です。日記バカここに極まれり。

そして、ここに運良くHDDの中にあって消失を免れた部分を掲載しました。
(02年1月12日)


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