リバプール

2001年9月3日 月曜日

 いつか教育問題に関してはまとまった量の文章で書きたいなと思ってたんですが、書きそびれてる内に新しい動きが。
 しかしまずはとりあえず「ゆとり教育」についての問題点を振り返ってみます。

 「詰め込み型」知識偏重の教育が受験戦争を生み、応用力や発展性を欠いた子供を増やしたという反省から生まれた「ゆとり教育」ですが、ゆとりゆとり言って学習内容や時間を減らしたはみたものの、それが全然子供達のゆとりにつながらず、ただ学力低下、言ってみれば阿呆の子供をどんどん増やしているだけだった、と。
 そしてそんな批判を受けているにも関わらず、文部省(現・文科省)が全く方向性を改めようとしない、と。

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 僕もなぜ文部省が、明からさまに間違っている方策をここまで頑なに守り通そうとするのか全く判りませんでした。
 しかし、ある時読んだ役人の発言(出所失念)でその疑問は瓦解します。

 やつらは、知っててやってた。誤用の確信犯だった。
 思わず目を疑ったが、「日本をね、イギリス型の階級社会にしたいんですよ。」…ハッキリ言い切りやがった。

 戦後の日本の教育と言うのは、ボトムアップ方式、全体のレベルを平均的に底上げして均質化を計るものだった。 僕はこの日本的なやり方が現在までの日本の国際的地位の基になっていたのではないかと思います。
 だが官僚は満足していなかった。日本は、自分たちのようなエリート層と蒙昧な労働者階級とに二極化している方が良いと考えた。

 そこで導入されたのが「ゆとり教育」という牽制球です。これに批判が集中するのは最初から解っていた。わざと批判を集中させて、「じゃぁ…」とおもむろに次の段階に進もうと画策していた。

 なぜ僕がこんなに焦ってこの事を書こうとしたかというと、彼らがとうとうこの「次の一手」を打ち出してきたからです。
 [公立小中1000校を「学力向上指定」に選定]
 あたかも学力低下への対策を打ち出したかのように見えますが、実はここまで計算通り。
 「ゆとり教育」への批判が集中して、エリート育成教育に反動シフトする。
 凄いな。全く計画通りに事が運んでいる。全てはゼーレのシナリオ通り、か。

 イギリスの現状を見てみると、二極型の階級社会が必ずしもうまく機能するとは限らないと思うんですけどね。
 阿呆のチルドレンと秀才のチルドレンばっかになる日本。これからどうなるんでしょうか。

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(代理更新人コメント)

宮本タンの日記を読んでの感想

僕はそういや卒論なんていう酷くいい加減な文章を書いた憶えがあるのですが、イギリスの階級問題について触れたっけなあ、という事を思い出しました。まあ、僕は個人的にはイギリスの階級社会ってやつは上手く機能しているかどうかはともかく、そこそこ好きなんだけどもなあ。と、言えるのもまあ僕が日本に住んでいる部外者だからに他ならないのですが、僕が自分の卒論で扱ったにも関わらず階級社会についてこんな風に驚くほどどうでもいいコメントしか出来ないのは、割と卒論の内容を本からパクったというか丸写しした所為です。ロッキンなんたらとかいう、ロックでお金を儲けている会社の本を丸写ししました。ああ楽だったなあ。一日で書けました。コピペばんざーい。


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