男性サイトの深層心理

2001年12月7日 金曜日

 しばしば交わされる議論に、「男性サイトと女性サイトはどちらが面白いか」というものがあります。
 しかし元々「面白い」ってのは主観的評価なワケで、この手の議論はいつも答えが出ないまま不毛な水掛け論になります。誰かが「オレはこっちが面白い!」と言ったら、その人にとってはそれが真実だからね。

 しかしそれでは話が進まないので、あえて極論放談。
 1つの目安として、Read me!のアクセスランキングを参照してみます。
 すると、上位サイトの中に女性サイトが数えるほどしか無い事に気付きますね。(バーチャルネットアイドルとか紛れこんではいますが。)
 これをもって「男性サイトの方が面白い」とは言えませんが、「男性サイトの方に人気サイトが多い」と言う事にしてみます。
前提条件;アクセス数=人気)

 女性には「自分が楽しむ為」の文章を書く傾向があり、男性には「他人を楽しませる為」の文章を書こうとする傾向があるのでしょうか。(それが書き手の意図通りに受け取られるかどうかは別として)
 とすれば、前者は心の中の書きたい事を書いて精神的安定を図る、自己療養的性格があるのかもしれません。後者の性格がよく出てるのは、「ネタ系」とかですね。

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アメリカのある心理学者の言葉に、

『男には、社会的承認欲求(自分が他人から尊重され賞賛されることによって満足を得る欲求)が強く、小児性が残存している。』

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 というものがあります。子供が人に認められたがって、「ぼくね!ぼくね!」っていうアレの延長ですね。
 つまり例えばReadme上位を男性サイトが占めているのは、男性の活動が根本的にアクセスを得ようとしている(=社会的承認欲求)性格を持っている、というのも一因なのでは。「大手とリンクでアクセスじゃー!」とか目を血走らせてる女性ってあんまり見ないもんね。

 その中でも特に、社会的承認「人から認められたい!」という小児性の強い人が、アクセス数至上主義に陥ってしまうのだろうな、と思います。

 まあ、悪いとは言わない。いいんじゃない?それで楽しいんなら、ね。


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 こういうの書くの、難しいなー。「男女差別だ!」とかヒナンされたらどうしよう。誤解を招かないように言っておきますが、僕はフェミニズムやウーマンリブは大嫌いですが女性は大好きです。あれ、ちょっとニュアンスがおかしいな。男性も好きですよ。いやそういう話じゃないよ!
 えぇと、区別はあっても差別はしません。つまらない男性サイトだって腐るほどあるし、おもしろい女性サイトだってたくさんある。

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この辺の話については、森下松田両氏による対談が興味深い。
森下/僕は長期的に見れば女性のサイトが残っていくと思うよ。
松田/
女性のサイトはリンクコメント書きにくい。

(内容は共通なので、読みやすいほうで読んでみてください。テキストサイト全体の考察になっているので、有意義な対談だったと思う。次は是非僕と!)


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