(>ω・)

2002年3月6日 水曜日

 今日から、読んだ本を全部レビューして行こう!とはりきって書いた感想文が、フリーズで全部飛んで鬱です。なんで途中保存してないかなー俺。仕方ないのでもう一度書いたけど、なんか違う。きゅう…。(´・ω・`)

書評
『らんぼう』  大沢在昌
 新宿鮫で有名な大沢の連作短編集。全10話。
 連続ドラマを1クール見たような、10回打ちきり漫画をコミックスで読んだような感覚。
 デコボココンビが事件を解決、という手法は刑事モノでは古典的とも言える手法なのだが、本作はキャラに魅力があるので飽きさせない。
 何が魅力かと言うと、このコンビ、とにかく気が短くて異様に強いのだ。笑っちゃうくらいに。それも国家権力が背後にあるから強い、というのではなく、あたかもターミネーターのように物理的に強いのである。しかもいつでも懲戒免職スレスレの勢いで暴れ、その上容赦が無い。
 鉄拳制裁を加えてくたばったチンピラの髪をつかんで引きずり起こして、「脳味噌が出るまでやってやろうか、おぉ?」である。ひでー。
 しかし、意外と人情派。悪党には容赦しないが、弱者や困っている者を見ると放っておけないという、王道。エンターテイメントだなぁ。
 98年新潮社刊の再刊。文庫版で読みました。☆☆☆☆

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 話題を呼んでいる、「青少年有害社会環境対策基本法」について。
 この法案は、平たく言うとメディア(インターネット含む)に、検閲フィルターをかけようというものです。
 既に色々なサイトが反対の意思を文章で表明しているので、下記リンクを参考にして下さい。
「青少年有害社会環境対策基本法」関連リンク集

 どうやらこの法案がロクでもないものであることは確かなようだ。だけど僕は反対を唱えて上記リンクに名を連ねる事はせずに、観客としてしばらく動きを見守ろうと思う。そして皆さんにも、こういうものがある、という事を知っておいてもらいたい。具体的なアクションを起こさずとも、ただ多くの人が「知っている」という事だけで大きな意味を持つのだ。

 僕が、即反対!と声高に叫ぶ事はできないのは、なんだか盗聴法の時のような「運動」の匂いを感じてしまうからだ。
 だがやはり、こうして人々が同じ目的をもって組織化されていく過程は、なかなか素敵でもある。
 この運動が燃え広がって行くと、インターネットという透明な人々の群れが、初めて組織化されて旧制度(アンシャン・レジーム)と戦うという展開になるかもしれない。それはある種愉快だ。インターネット人口という、無統制の個人の集合であるために捉えどころの無い、それゆえに旧制度から「便所の落書き」と蔑まれ、目の敵にされてきたメディアが、初めて一つの旗のもとに集うのだ。
 しかし私は、このクソッタレな法案が国会を通過する事は出来ないと考える。それは、我々の戦いが正義だからだ!
立てよ国民!ジーーーーク・ネット!(ジーク・ネット!)

 こんな愉快な遊び場奪われちゃたまったもんじゃないですからね。

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ニンジャGoogle


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