アンダルシアに癒されて
僕はクレジットカードを持たない主義である。
いや、主義と言うほど大層なモノではないが、とりあえずカードは持っていない。いつも現金で払う。
だって「クレジット破産」とか聞くと怖いじゃないですか。
カードで買い物をするというのは、とどのつまり「ツケで買い物をする」という事だと思う。
「今は持ち合わせが無いけど月末にまとめて払います」ということ。
僕はそういうのは嫌だし、ついつい使いすぎても怖いので現金主義。
しかし、今日仕事をしていて少し考え方が変わった。
ある男性が女性を連れて来店した。彼は、気取ってシガー(葉巻)をふかしながら、カクテルやウィスキーを思う存分飲んでいた。
しかし、いざ支払いの段階になってどうも様子がおかしい。財布の中をずっと探っている。小銭を出してなるべく釣り銭が少なくなるようにしているのかと思うと、どうやらそうでもない。1分、2分…。時間が過ぎて行く。連れの女性も、さすがにこれは何かがおかしいと思ったらしく、カバンから財布を取り出した。
「すみません、ちょっと待ってください。」
3分が経過して、男は泣きそうな顔でそういった。
「ごめん、さっきのお金やっぱり出してもらっていい?」
前の店では男が支払いを取り持ったらしい。
しかし結局、その場は女性が全額支払った。
「さっき1万円おろしたと思ったんだけどなぁ」
男はしきりにそんな事を言っていたが、女性はもうマトモにとりあっていなかった。
どうですか。聞くだけで身の毛もよだつ、怖い話ではないですか。どんなに上手くいっていたデートでも、これでは台無しだ。
転ばぬ先の杖というか、備えあればうれしいなというか、クレジットカードはこういう「もしもの時」に欠かせぬアイテムなのではないかと思ったのである。
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僕にとって、カードと同じような機能を有するものとしては、「ネタ帳.txt」がある。これは、デスクトップ上のテキストファイルに日記のネタをストックしておくというものだ。2日分、3日分とストックしておくともしもの時に困らなくて済む。日記書きの皆さんにもこの習慣をオススメします。
(今日も早く寝たかったのだけど、ネタ帳を1ヵ月前までひっくりかえしても未発表のネタが無かったので、こんな急場しのぎの文章をつづっています。)
いや、ネタ帳はクレジットカードというより、貯金のような効果を持っているのかもしれない。もしもの時に備えて、コツコツと積みたてておく貯金。
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だがしかし、ネタのストックよりも、今の僕に必要なのはどうやら現実的な貨幣の貯金のようです。
九十九式抵抗勢力が発生しました。新しいネットバトルの予感。
あ、悪魔ッ…!
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酒と薔薇の日々
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