DVDニンジャくん

2002年3月14日 木曜日

『パールハーバー』
 よりにもよって、なんでこの映画を!?という声が聞こえてきます。
 実は僕は結構前からこの映画を見ようとしていたんです。去年の夏に地中海に行った時、現地の映画館でこれを見ようとしたっけ。あまりの設定考証のひどさに、日本ではカットされた部分が結構あると聞いていたので、どうせならここで見てやろうと思ったのだ。(それに、海外の映画館は大抵安いし、すいている。ただ、その時はどうしても時間が合わずに、結局僕はジュラシックパークIIIを見た。500円そこらで劇場貸し切りなら安いものだ。)

 さて、この映画は何の為に見るかというと、莫大な制作費を使って撮影された、真珠湾攻撃のシーンを見るためのみです。CGで甦った零戦の勇姿。それ以外には興味ゼロ。
 監督は「史実の再現という使命をうんたらかんたら」とか寝言を言っていましたが、あのおバカ映画でそんな事を言われても。
 おかしな箇所に突っ込む、とかは既に多くの人が散々やっていると思うので、僕は今更書きません。

 でも、少しだけ文句を言っておきます。現代社会に関連する事柄。
 真珠湾攻撃の報をうけたルーズヴェルトが、報告書を取り落として愕然とするシーンがありますが、あれ演出ですからね。
 実際は、チャーチルもルーズヴェルトも、大喜びしたのです。「やった!これで戦争が出来る!!」と。
 アメリカという国は、定期的に戦争をしていないとダメになる国でして、7年に1回くらいは戦争大好きマンが大統領になります。
 記憶に新しい同時多発テロ、あの時にブッシュが「こんな事は、パールハーバー以来の出来事である!悲しみを怒りに変え、立てよ国民!」と怒りの大演説をぶった時、そのイキイキとした様子に「ああ、この人喜んでるな。」と僕は確信しました。
 そう、パールハーバーの時と同じく、恐らくアメリカは先制攻撃されるのを待っていたのです。「報復」という大儀名分を振りかざして思う存分戦争が出来る日を。

 そしてもう1つ。
 これは随分有名な話だと思うのですが、真珠湾攻撃は悪逆非道の奇襲攻撃では無かったらしい、という話。
 実は、攻撃開始より前に宣戦布告をするように通達がなされ、その指令は現地の日本大使館に送られていたはずなのですが、結局宣戦布告は真珠湾攻撃後になった。なんでかっつーと、実はその頃、在米日本大使館では、大使の送別会だかなんだかのパーティーが行われていたそうです。いやあの情勢下で気楽なもんです。
 そのせいで、日本は50年間も卑怯者の誹りをうけることとなった。(奇襲攻撃が卑怯と仮定して、の話だけど)

 要するに、外務省が駄目なのは、今に始まった話ではないという事。

 映画の基本ストーリーは極めてどうでもよく、退屈で凡庸な三角関係のラブストーリーでした。タイタニック以下。倍速再生を駆使しつつ、真珠湾のシーンを鑑賞。ハワイの洋上を乱舞する、300機の零戦編隊! 最高です。萌え…いや燃えます。
 攻撃終了と同時に、ディスク1が終わるのですが、ここで見るのやめてもいいかもしれません。ディスク2はあまりに蛇足。ドラゴンボールで言うと、魔人ブウを倒した後の天下一武道会くらいにどうでも良いです。
 でも史実通りの箇所も少しはあって、350機中29機だけ撃墜された事や、第二波の攻撃を中止した事等です。(この追撃中止は帝国海軍の最初にして最大の失策)
 DVDの特典映像、メイキングはちょっと面白い。攻撃シーンは全部CGかと思ってたら、零式や97式やP-40等、実機もかなり使われてたようです。

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 さて、この企画「DVDニンジャくん」は、僕が古今東西の名作DVDを見て、その感想をのべましょう!というものです。桃核のツタヤ日記みたいなもん)
 ですが、非常に心苦しいです。
 実は、この企画の構想は昨年中に発表されたんですが、そこで募集した「お題」の映画をまだ全然見てないのです。
 ササキさん、鈴木(魚人)さん、 reiさん、サカエさん、さとさん、桜田さん、フィオナ林檎さん、すみません。絶対見ます!(なかなか見付けられないです)
 あと、昨年末のアンケート結果もそろそろ発表します! 

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酒と薔薇の日々
今日飲んだ酒とか、酒にまつわるエトセトラとか、適当に書きこむと良いと思います。横レス歓迎。

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