棚卸し

2002年3月31日 日曜日

 春は、出会いと別れの季節である。卒業と入学の季節でもある。そして、サイト閉鎖の季節でもあるのだ。
 ご卒業の皆様、おめでとうございます。サイト閉鎖の皆様、お疲れさまでした。(まあ大多数の人にとって、ネットなんて人生の寄り道。そんなにセンチメンタルになる必要はないのですが。)

 春は色々と環境が変わる為か、実生活の充実や多忙を理由に閉鎖する人が多いようである。
 では、サイト開設3年目の人は今までずっと暇だったのだろうか?プチ日記やろじぱら、ドリフトウッドの人達は毎日そんなに暇なのか?というと決してそうではないだろう。
 裏を返すと、春閉鎖をする人達は、開設動機が「実生活が充実していなかった、多忙ではなかった」から…つまり、暇だったからというものに辿りつく。暇だからサイトを始めた、そして暇じゃなくなったからサイトを閉じた。実に簡単な話だ。

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 環境の変化を理由にサイトを閉鎖しない人は、暇以外のモチベーションを持っている人である。

 代表的なものをいくつかあげると、まずは「表現欲求」。もともと文章を書くのが好きな人や、自分の中にある何かを表現する手段として文章を選んだ人達の動機である。昔だったら、雑誌への投稿やミニコミ誌くらいしかはけ口が無かったのだが、今ならインターネットがこうして叶えてくれる。

 次に、「サイトは自己満足」と言いつつ、同時にアクセス数をも求めている人がいる。しかしこれは矛盾でもなんでもない。この型は、人々の注目(=アクセス数)を集める事こそが自己の満足につながるというタイプなのだ。これが「自己顕示欲」。「僕を見て!」「私を見て!」という、シンジ君やアスカのような欲求である。

 最後に、「自己療養手段としての日記」というものがある。「日記は私の安定剤」というやつで、日記に心情を吐露することによって、(さらにはそれを誰かに読んでもらうことによって)精神的な安定を図る型である。僕はこれを、「日記セラピー」と読んでいる。このタイプは更新頻度が高い。そのかわり、愚痴が多め。これ。

 サイトの閉鎖を見れば、開設動機が見える。
 そんなテーマでいくつかあげてみましたが、どうでしょうか。あなたはどれかに当てはまりますか。勿論、他にも色々なタイプがあるだろうし、複合型も存在することでしょう。
 ともあれ、4月から新生活が始まります。5月に鬱にならない程度のテンションで、がんばっていきま……っしょい!

(997字)


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