凄い勢いでかき氷を作る

2002年5月22日 水曜日

・ごくせん

 実はこのドラマが割りと好きです。
 欠かさず見ているわけではないけど、覚えていたら見るという感じで、3回に2回は見ているかな。
 TRICKで人気を博した仲間由紀恵のコミカルな演技と、テンポのよい1話完結型ストーリー。そしてマンガ原作だからなのか、極限まで単純にして明快なシナリオ。その辺りに人気の秘訣が、とかいう説明はどこにでも書いてあると思うのでこの辺にして。

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 昨年辺りから、学園モノのドラマが好調だ。かつて教育現場が荒廃し、校内暴力の嵐が吹き荒れた80年代にも学園ドラマブームはあった。(スクールウォーズとか) つまり、学園ドラマの流行の背景には、教育が問題を抱えているという社会背景が…って感じの解説も、絶対誰かが書いてるからいいや。

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 ジャニーズJrの松本潤という少年が出演している。こいつと来たら、顔はいいし、運動は出来るし、ケンカは強いし、落ちこぼれクラスの不良なのに実は勉強も出来るし、無愛想だけど誰より仲間思いだし、いつもクールに気取ってるしで、まるで僕そっくりだ。ごめん嘘。およそ全く僕らが共感出来ないタイプのいけすかない奴だ。ぷんぷん!
 しかし、実はこのドラマにおいて松潤は大きな役割を担っている。『ごくせん』の登場人物と来たら、みんなとにかく不自然とも言えるほど浮かれていて、テンションが高くて、終始はしゃいでいる。コメディタッチのドラマとしてもやや過剰である。これは楽しい雰囲気を演出できるのと同時に、視聴者を置いてきぼりにしてしまう危険性も伴う。お茶の間でテレビを見ている我々は、いかに彼らに感情移入しようとも、一人で騒げるわけではないからだ。
 そこで、要所要所で挿入される松潤のアップが効果を発揮する。彼はいつも、周りがどんなにはしゃいでいても冷めていて、シーンごとに必ずニヒルぶった笑顔を見せる。周囲の浮かれっぷりに付いていけない松潤は、読者の映し身なのだ。僕らは松潤の目を通してドラマを眺め、ときおり唇の端をわずかにあげる。

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 高視聴率に付き、放送が1回分増えるそうだ。良かったね、中澤さん。というのも、前クールで彼女が出演した『ギンザの恋』は視聴率の低迷により、わずか5回で打ち切られてしまったからだ。

 今日の話はバスケが中心で、いつ「そうじゃない。いいかお前ら、パスってのはこうやるんだ…」と小津先生が出てくるかと気が気でなかった。あの金髪デブが被っているせいだ。

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 中村俊輔が落選。僕はテクニック志向の人間を見るのが好きなので残念。
 それはそれとして、下段にある代表メンバーリストに笑った。まあ確かに彼はちょっとアレな人なのかも知れないけど。アレ。


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