江戸の敵を長崎で

2002年6月11日 火曜日

 昨日はサッカーと愛国心について思う所を述べたわけですが、今日もその流れで。
 勝利を収めるために、技術と同じく重要なものとしてしばしば「モチベーション」が問われる。しかし同じくモチベーションと言っても、相手国への憎しみを核にするのと、国を背負う誇りを胸に戦うのとでは随分と違ってくるのではないだろうか。

世界の失笑を誘った粘着ぶり

米国FWマクブライト 「韓国のヤジ? とてもグッドだ。だって、何言ってるのか、僕にはわかんないもん」
米国監督 「一刻も早くこの街から出たい」

みんなかわいそう。

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 海外メディアが日本に驚いているらしい。もちろん負けナシの快進撃を続ける我が『青の軍団』の事もあるけど、それ以上に日本人の対応に驚いているそうです。
 昨日の新聞記事からいくつか拾ってみると
「(英国の若者):日本人の品行の良さには驚いた。こっちも影響され、野外パーティーが終わると自分から掃除していた。こんなことは初めて。今まで、なんて自分勝手な国に住んでいたんだろう」(サンデー・テレグラフ)
「3万人以上の日本人が英国国歌を歌ってわがチームを熱狂的に応援した。顔中、イングランド旗にした日本人もいる。私の頭がおかしくなったのではない。これは本当なんだ!」(デイリー・ミラー)
「自国の試合の日。仕事を終え午前2時に宿舎に戻ると、従業員達が屋外で拍手で迎えてくれ、大感激した」(アイルランド記者団)
「日本と同じグループなのに、どこへ行っても応援してくれる。信じられない」(ベルギー選手)
「日本人は、憎しみ無き熱狂で、W杯をより豊かにしてくれた」(フィナンシャル・タイムズ)

 なんだか、いいじゃないですか。こういうの。
 しかしこの状況は何かに似ている。遠く16世紀の話だろうか。布教の為に日本に来たイエズス会宣教師達は日本人の文化水準の高さや勤勉さに驚嘆したのだった。
 あるいは、日支事変が起こる前の日本。大陸に駐屯していた「天皇の軍隊」は、各国の特派員にその紳士的なふるまいを高く評価されていた。「世界で最も行儀の良い軍隊」だった。

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21世紀型の応援をする日本
 自国以外の国でも積極的に応援する日本が評価されている。日本の国際意識の希薄さはかねてより指摘され続けてきた事だが、こういう見方もある。ひょっとすると、今まで低い低いと思っていた「こだわりの無さ」のような部分、和をもって貴しとする日本的意識こそ、未来志向の国際意識なのかもしれない。


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