熱狂の本質

2002年6月15日 土曜日

 パブでのサッカー観戦は、新鮮な体験だった。…と書きたい所だが、それほどシンセンでもなかった。大人数でのサッカー観戦が初めてだったにも関わらず。
 森島が得点を決めた時の店内の状態は、そう。丁度「爆音娘。」におけるメロンモッシュと同じような狂乱状態だった。
 「モリシのゴールが見たーい(見たい!)ワッショイワッショイ」等のいわゆる「コール」は、モーニングのコンサートでの「カーオリ!オイ!カーオリ!オイ!」といったコールとほぼ等質だった。(凱旋行進曲が流行ってました)

 音楽を聴きたいだけだったら、なるべく静かに聴いているほうが良い。一緒に歌うなどもってのほかだ。自分で発する音声は頭蓋骨を通って鼓膜に直接伝わるので、耳から入ってくる音を聞き取る妨げになる。
 サッカーのプレイをちゃんと見たいならば、家でじっくりTVの前に正座して見ているほうが良いだろう。暴れたら見えるものも見えない。あるいは、本当に「応援」がしたいのならスタジアムで行なわなければ、選手には全く届かない。(物理的には)

 つまりそこにいる皆が求めているのは「鑑賞」ではなく「熱狂」なのだろう。そして熱狂という現象の本質部分は、どれも同じなのかも知れない。

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爆音娘。…全曲ハロプロ関連曲で踊りまくろうという仰天クラブイベント。男女比は9:1。
メロンモッシュ…爆音娘。でメロン記念日「This
is 運命」がかかった時に、パンクバンドのライブよろしく群集が一斉に暴れる現象。メロンだんじりとも呼ばれる。→だんじり祭


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