赤と黒

2002年8月24日 土曜日

 九十九式の日誌には、大きく分けて2つのパターンがあります。
 1つは夜日誌。潤沢な時間をかけて更新される変わりに、十中八九、酩酊しております。夜特有の筆の進みを活用できる代わりに酔っ払っているのが欠点。パターン青。
 もう1つは昼日誌。波形パターン赤。素面である代わりに、起きぬけで頭があまり働いていないのが欠点。
 どっちの方が作品クオリティが上がるかは明言できないのですが、強いて言うならば夜に素面であれば一番良いと思います。つまり、夜には必ず酩酊しているという点に問題がある気がします。

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ガンダム「一年戦争」
2年前に出版された本の文庫化。ガンダムについて語り尽くす、というよりも、ガンダムを肴に筆者が薀蓄を語っているような本。各章は、実際の戦史や兵器にまつわるエピソードを展開し、最後にガンダムとちらっと結びつけて落とすパターンで進んで行く。ある意味、「テキストサイト論」のような方式。
戦争論としては貧弱だし、ガンダム論としては弾幕が薄い。それでも各章にこめられた多くのエピソードは、ミリタリー豆知識として興味深い。(実用性は低い。)

例えばこんな感じ。
イギリス軍にとって、戦車は当時、秘密兵器だった。そこでドイツのスパイを警戒して、ロシアに輸出する水槽(ウォーター・タンク)の名目で、大陸の前線に送られた。そのため、戦車は英語でタンクと言うようになったのである。

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僕たちの好きなガンダム

こちらは一冊まるまるガンダムに関して語り尽くした本。全エピソードについて細やかにまとめあげている。残念ながら現在は品切れのようす。これも上記「一年戦争」のように1~2年後に文庫化されるのかな。
そういえば当時、W.I.T.R(故)の「エヴァンゲリオン全話レビュー」をパ…、いや、…にインスパイアされて、「ガンダム全43話レビュー」をやろう!僕がジオンサイドで書いて福島が連邦サイドで書く、とか気炎を上げていたのだが、本屋でこの本を見かけてシオシオとやる気が萎えてしまった。ある面においては、同じく宝島別冊の「アイドル最終兵器松浦亜弥」よりも衝撃を受けた。

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