禅問答とアメリカンジョーク

2002年10月23日 水曜日

 13日の金曜日2を見た。20年前のすぷらった映画である。
 内容はまぁ、湖畔のキャンプ地に集まった若い男女がジェイソンに惨殺されていくっていうアレである。ビール片手に「死亡順ダービー」とかやってみた。(このヒョロい奴は生き残る!この女は最初に死ぬ!とか。)セックスすると殺されちゃうんだぜ!あと、この頃のジェイソンはあの有名なホッケーマスクじゃないのな。

 でも、一番印象に残ったのは、劇中で何気なく出てきたジョークだったりする。
「こんな笑い話がある。」
「どんな?」
「森にクマとウサギが暮らしてたんだ。」
「うん。」
「ある時、クマがウンコをした。ところが、紙が無かったんだよ。」
「そりゃ大変」
「クマ公はウサギを見下ろして訊いた。紙は無いか?ってね。」
「無いよ。ウサギは答えた。そしたら…」

「そしたら?」
「クマ公はウサギをつまみあげて、そいつで拭いちゃったのさ!」
「ハッハッハ!!」

 うーん、面白いと言えば面白いんだろうけど、笑えるかと聞かれたら笑えない。この前の、「世界のジョーク」もそうだったけど、笑いには同じ価値観を共有している人同士でないと通じない部分がある。(だから、笑いを基準に優劣を競う企画はあまり成功しないと個人的には思う。)
 そうだ、これは禅問答に似ている。うむ、禅問答だ。「ウサギとはなんぞや?」「便所紙である!」
 アメリカンジョークは、禅問答だったのだ。
☆☆

広告

=============
 映画を見て星を付けてみる。

☆1… 時間の無駄
☆2… 普通
☆3… なかなか良い
☆4… もう1度見たい
☆5… DVD買いたい 

=============
 中途半端に禅問答をネタに駄文を書いていたら、本職の方が解りやすく説明してくださいました。ごめんなさい。第十二段。(坊主めくり)


この記事の評価は:

うーん…いまいち…ふつうですかなり良い素晴らしい (まだ評価されていません)
読み込み中...

コメントをどうぞ

コメント
Follow me on Twitter