バトルロワイアル

2002年11月12日 火曜日

 『キングゲイナー』見ました。そう、ガンダムSEEDとか見てる場合じゃなかった。有象無象の作ったガンダムの続編より、富野の作った新作アニメですよ。
 阿呆のコウタに見ろ!見ろ!といわれるまで、存在自体すっかり忘れていたのですが、ガンダム三部作(トリロジー)の監督、富野由悠希によるWOWWOW限定の新作アニメが「キングゲイナー」なのです。
 途中から見始める事になったので良くわからないのですけど、あんまりメカメカしいデザインの乗り物じゃないですね。でも僕は気に入りました。登場キャラの中ではガウリ隊長がいい。なんたって彼はニンジャだ。忍び足から八方手裏剣から十手返しまで、多彩な忍術を披露してくれました。このキャラだけで僕は満足。さすがはヤーパン忍法。草野徹のCVもいいね。ライバルのキザ男が子安というのもいい。(ちなみにヤーパンというのは、ドイツ語でニッポンの事です。)
 来週も見よう、と心に誓って余韻に浸っていたら、次の番組が始まりました。バトルロワイアル。おっと、映画感想文開始。ネタバレ注意。

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・バトルロワイアル
 僕は原作付きの映像化ってあんまり好きじゃないんですけど、これはこれで作品として良くまとまっているな、と感じました。この映画のキャストが発表された頃、「担任はやはり武田鉄也にやって欲しかった」と書きました。しかしよくよく考えてみれば原作では金八先生本人ではなく、彼のグロテスクなパロディなので、武田鉄也本人では困るわけです。そう考えると、ビートたけしは難しい役を良く演じたのではないかな、と思います。(ああ、だからこの役はジョーダンズの右側がやればいいと思った。これも書いたかも知れないけど)
 基本的には原作をなぞっているんだけど、担任をモンスターではなく、「一般家庭の寂しいおじさん」という人間として描写したところに監督の思惑やメッセージ性が象徴されているのかな、と思いました。でもここは多くを語らず「銃撃シーンがいっぱいで楽しかったです。」とだけ書いておくのが安全牌なのかな。原作をなぞるでもなく、別物にしてしまうでもなく、一個の作品としてここまで映像化したというのは凄い事なのかもしれない。でも、結局小説にしろ映画にせよ、「中学生が殺し合う」といアイデアが出てきた時点で勝ちだ。ビデオのおねえさんがみやむーってのは何だか切ないね。

 会話文を黒背景に明朝体で表示させるのは庵野秀明の復活させた手法だし、流血シーンでG線やレクイエムを流したりするのはまんま彼の手法ではないのか? という疑問も残ったけど、『踊る大捜査線』ほど非道くはなかった。(これがもし「フォント弄りの始祖は健さんだ!」と言ってるような誤認だったら教えてください。パララララ…。)

☆☆☆

☆1… 時間の無駄
☆2… 普通
☆3… なかなか良い
☆4… もう1度見たい
☆5… DVD買いたい
 

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うーん…いまいち…ふつうですかなり良い素晴らしい (まだ評価されていません)
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