前戯

2003年2月5日 水曜日

 人はしばらく日記を書かないと書き方を忘れてしまうと言う。
 ぼくもそんな状況に陥りつつあるんだけど、正確に言うと文章の書き方を忘れてしまうのではなく、日記を書く雰囲気づくりを忘れてしまうのだな。

 我々の日常生活は、何をするにもまず雰囲気作りから始まる。
 例えば朝起きて、ひとまずコーヒーを飲んだり煙草を喫ったりして、学校や会社へ向かうためのムードを作る。
 演奏する前にSEを流してライブ気分を盛り上げる。試合の前にマイクパフォーマンスで会場を盛り上げる。コトに及ぶ前に暗くしてムードを作る。戦争の前に査察をして世論を盛り上げる。マティーニを作る前に氷をリンスして水を切る。神社で祈る前に祝詞を唱えて参拝気分を盛り上げる。相手の掲示板に殴り込む前に信者を送り込んで殺伐とした雰囲気を作る。
 どれも実行する前に必要な前振りだ。

 ではぼくの日記を書く雰囲気づくりが、何によって行われていたのかと言うと、最近はもっぱら飲酒でした。
 体も温まるし適度に脳がほぐれて良い感じなのですが、雰囲気が出来あがる頃にはまさしくこっちも「出来あがって」いるのが難点か。
 朝起きてから読み返して、頭を抱える酔いどれ文なのも困り者。

 他の人の日記を読みながら雰囲気づくりをする人もいるでしょう。
 いわゆる、優先順位が[巡回→更新]となっている人の場合。
 PCを立ち上げて、いきなり書くのもしんどいから巡回したりアクセス解析したり掲示板をのぞいたりしてみる。他にすることが無くなってからやっとエディタを立ち上げる。
 これの欠点は、巡回しているうちに時間が遅くなってしまうこと、面倒くさくなってしまうこと、文章が直前に読んだサイトに影響されてしまう場合があること、などでしょうか。
 利点は、ちょっと見当たりません。
 こういう人は、何をするにも大事なことを後回しにしてしまうタイプで、試験は時間が足りなくなって、夏休みは宿題を残して、約束の時間には遅れてしまう人ですね。
 僕がまさしくこのタイプでした。

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