ブッシュ
2003年3月11日 火曜日
ブッシュ妄言録
結構話題になったし書店に平積みされてるので読んだ人も多いと思うんですけど、これかなり面白いです。ご存知、世界一キケンなバカことジョージ・W・ブッシュ、その失言というか妄言、ビックリ発言を集めた本です。
しかしテレビや雑誌で2、3個 例が紹介されているのを見たときも笑ったんですけど、当初は妄言というよりただのジョークなんじゃないのか?と思っていました。
だって例えば、
(イギリス滞在中、子供に「ホワイトハウスはどんなところか」と質問されて)
「白いよ。」とか、
(読書の習慣があるかどうか訊かれて)
「新聞を読んでいます」
とか確かに面白いけど、どう考えてもジョークでしょう。一つ目なんかなかなか気が利いてるじゃないですか。
だが実際に読んでみるととんでもなかった。私は、やはりブッシュがただの阿呆であることを理解した。
title="ブッシュ妄言録">ウェールズ出身の歌手シャルロット・チャーチとの会話
「それで、ウェールズは何州?」
シャルロット…イングランドの横にある、独立国ですよ。
「あ、そうなんだ…」広告
ブッシュ、中学生レベルの地理知識も無い。
title="ブッシュ妄言録">ブラジル大統領との会話
「ブラジルにも黒人はいるの?」
大統領同士の会話とは思えない。
title="ブッシュ妄言録">インディアナ州でのスピーチ
「大統領の責任として、今、我々アメリカが直面している現実を国民に伝えなくてはならないと思っています。その現実とは、テロリストたちが隠れているのは洞窟だということです!」
それだけかよ…。
他にももっと面白いのがあるんですけど、これから読む人の楽しみが減るのでここでは紹介しません。be動詞の活用ができなかったり(小学生級)、記者会見の質問を全部忘れたり、2ch用語を使ったりと、大統領の「とんでもないウィットと知識」が炸裂します。「外交政策ってなんだかいらつくなぁ」にはぶっ飛んだ。こりゃぁ今アメリカと戦争しても勝てないなあ、と思った。
久しぶりに活字で声を出して笑った。立ち読みには向かないです。