アダマ

2003年3月13日 木曜日

 サイトの再構築(過去ログを整理して独立テキストとしてまとめる作業)が、ようやく2002年7月まで進んだ。
 過去というのは、往々にして恥を伴うものであり、人によってはそれとの決別がそれこそ生きる上でのテーマになっていたりもする。かく云うぼくも、例えばたまに中学生の頃なんかを思い出して見ると、羞恥心の余り激しいめまい、動悸、息切れに襲われ倒れそうになる。

 だから、ログの整理はすなわち過去との直面になるわけで、一体ぼくがそんなセルフ羞恥プレイに耐えられるのかどうか、はなはだ不安だった。当然この気が重くなる作業は「ま、そのうちネ…」と後回しにされ、気がついてみればテキストのページには1年半以上前に書かれたものしか並んでいない、という状況になってしまっていたのだ。ちょっと考えれば誰でもわかるけど、これは普通にしているよりよっぽど恥ずかしい状態で、ぼくは目先の羞恥に耐えかねて、深刻な恥部を「これでもか!」とばかりに見せびらかしていたということになるのだ。あわわ。

 しかし、一念発起して過去ログにあたってみると、以外にこれが読んでいて楽しい。いや、自分で言うのもなんだけど、というか本当にバカみたいなんだけど、日記を書いている人は是非、真摯な姿勢で過去ログと向きあってみて欲しい。そこには今はもう失われてしまったものがあったり、逆にまだ手に入れてなかったものがあったり、変わった部分、変わらない部分や、現在の自分へのヒントがあったりと、何かしらの発見があるはず。
 で、ぼくが気付いたのは、結局ミヤモトというのは本当に日記を書いたり読んだりするのが好きな人格なのだなあ、ということ。(それだけか…。)

 だからみんなも過去ログ消しちゃダメなんだ。

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