BGM

2003年7月16日 水曜日

 店には店のBGMがある。店ごとの個性というよりも、業種ごとにある程度決定付けられている。イタリアンレストランならカンツォーネ。パチンコ屋なら軍艦マーチ。歯医者ならイージーリスニング。そしてBARならジャズ。
 オーセンティックBARにジャズは付き物である。それも、フュージョン系の軽快なリズムより、スタンダードなジャズでゆったりくつろぎたい。カジュアルなショットバーだったら、洋楽ロックもいいだろう。

 ところが最近、どんな店に入ってもジャズが流れているような気がする。特にラーメン屋。何十年も昔からあって、親父が1人で切り盛りしているようなラーメン屋ではなく、最近流行のチェーン系列のラーメン屋である。なんだろうね、あれは。オシャレな雰囲気を演出しているつもりか? 勘違いもはなはだしい。別にジャズが流れているからってラーメン屋がデートコースになったり、女子が入りやすくなったりするわけではない。第一、ジャズが流れる中で食べるラーメンはなんだかちぐはぐな印象がして、ぼくは集中できない。阪神の応援団が、『六甲おろし』の変わりに『凱旋行進曲』を歌って応援しているような印象。うう、むずむずする。

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 それじゃラーメン屋で流す音楽は、一体どんなものがふさわしいんだろうね。
 この間行った香港風のラーメン屋では、普通にポップスの有線が流れて……と思いきや、チャイニーズポップスだった。C-POP。これも何だか違う。それに、ジャズを流しているような大多数のニューウェイブラーメン屋は、すでに日本料理となったラーメンを出している。チャイナにこだわる理由は見当たらない。
 そこへ行くと、24時間ノンストップで演歌を流し続けている富士そばなどは、姿勢としてとても真っ当である。だがこれは蕎麦屋の場合。
 結論から言うと、変に気取らず、奇もてらわず、吉野家や松屋のように、J-Popの有線でも流しときゃいいんでないかと思う。つまらない結論だけどね。


・今日のGNO
ノヴォシビルスクから撤退。ザクレロ実用化!
ブライト率いる連邦NT部隊と遭遇。秒殺される。なんだあれ、バケモノか。主人公パワー。


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