辻希美は虎である

2003年11月17日 月曜日

 会社に行ったら、みんなが新聞の前に雁首そろえて「高橋尚子だめだったねぇ」とか話してた。
 本当にねぇ。長距離走は怖いねえ。

 本当にどうでもいい。ほんとにほんとにほんとにほんとにどうでもいいー。
 ガムのCMの人が足を棒にしようが、丼メシを何杯食べようが犬が苦手だろうが、一向に構わない。

そんなことより。
モー娘辻が過呼吸でハロプロ運動会を棄権

辻はフットサルをとても楽しみにしていた。キーパーに決まってからは毎日練習をして、空時間はメンバーを誘ってシュートを撃ってもらうくらいの熱血ぶり。楽屋でも最近はフットサルの話ばかりで、矢口も「ほんっと楽しみなんだなぁ」と影ながら応援していたほど。そのため、倒れた後に控え室で棄権を勧められた時は大泣きして 「絶対出る」と言って聞かなかった。
側にいた加護が「東京ドームがあるじゃん」と慰めて やっと落ち着いたらしい。
競技場に戻ってきてからもずっと元気がなく、申し訳なさそうにしていたのは、フットサルメンバーに迷惑かけた事を気にしていたから。

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 神様……!
 僕が辻希美から目を話すことのできない理由、ここにその一端がある気がする。
 この運動会は、言うまでもなく単なる余興だ。事務所内の仲間と、ファンの前でやる“運動会”。そんなもん適当に流しておけばいいのである。一生懸命やるポーズでもしておけばいいのである。普通は。
 しかし、辻は常に本気だ。
 芸能界なんていうドブ川の中で生きるには純粋すぎるのだろうか。
 辻だけはガチ。まるで試合で相手を殺してしまうレスラーとか、強すぎて試合が組めないボクサーとか、そういう種類の悲しさを感じる。よくわからんけど。


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