松屋の唐揚げ飯

2004年1月11日 日曜日

 米国発の「へたり牛問題」の余波で、牛丼がしばらく姿を消すことが決定したのが先月。各社が代理メニューを考案しています。

 吉野家が発表したのがこの3種類。

 

吉野家新メニュー

 カレー丼、いくら鮭丼、焼鶏丼。

 見た目から想像するに、なかなか悪くなさそうです

 対する松屋は、唐揚げ飯(ライス)なる替わりメニューを先月から出しています。

 しかしこの新メニュー、あまりにも酷評されすぎ。そりゃあ、「普通でした」とか「割とおいしかった」という感想よりも、「ま、まずいっ!」と書いたほうが面白おかしくなるので、話の種や更新のネタになります。

 僕はそういった安易な批評を見るたびに苦々しく思っていました。どいつもこいつもしたり顔でオゴりやがって。あんたら、そんなに舌が肥えてるのかい? 舌平目のムニエルかい? 美食とまつられる先生方は、こっけいだねぇ! と。大体、食べ物に対して文句を言うなんて、サムライじゃないですよ。

 しかし実際食べてみないと分からないのも事実。そこで、行ってきました松屋から揚げ初挑戦。

 まだ7時前だったんですが、店内は割りと混雑状態。しかし唐揚げ飯(ライス)を食べている人は皆無。なんでも、「牛丼食べ収め」の駆け込み需要で、売り上げはむしろ上がっているとか。しかし今日の僕には目的があります。さあ来い、唐揚げ飯(ライス)。

 出てくるのを待つ間、ぼんやりカウンターの中を眺めていると、平皿に盛られたご飯の上に、引き出しの中から千キャベツをもっさもっさと乗せているところでした。

 ははーん、あれは従業員用の食事、通称「マカナイ」というヤツだな。微笑ましく見守っていると、電子レンジが「チーン」と鳴り、中から小っちゃな緑色のタッパーが。皿の上で開けると、中からは「コロ、コロ…」と唐揚げが3つ。

 そこに冷めてバリバリになった目玉焼きを無造作に乗せ、上からマヨネーズをブチャチャチャチャーブチャラティッ! とかけて終わり。うわー、バイトはあんなもんしか食べさせてもらえないんだ。大変だなあー、と苦笑していると、なぜかそれが僕の前に。

通常よりおいしそうに作った、オフィシャル画像がコレですからね。え。これを食え、と……? (・ω・)? いつから松屋は刑務所になったのでしょう。目の前に置かれたソレは、まさに残飯。残飯(ざん・ライス)です。

 ぶ、ぶっころ…。いや、いやいやいや…待て待て宮本…。判断を下すのはまだ早い。

「ブッ殺してやる」ってセリフは…終わってから言うもんだぜ。オレたち「ギャングの世界」ではな。

 ブチャラティもこう言っています。そう、見た目と味は別物。文句は食べ終わってから言うもんだぜ…。スプーン(なぜ?)を手にし、ひとくち…

〜〜〜〜〜ッッ!

 やはり、残飯(ライス)は残飯(ライス)でしかなかったようです。あまり食べ物の味にどうこう言うのは僕の主義ではないんですが、あまりにも非道すぎる。好意的に評価しても、「1人暮らしフリーター男の手料理」ですよ。材料的にはあれで300円にした企業努力を買いたいところですが、どうしてあんな盛り付けに…? どんな綺麗な色の絵の具だって、全色混ぜたらドドメ色ですよ。あれ絶対、店員笑ってますからね。よっしゃー唐揚げ20人突破!よーし次は30人突破しろーって。気持ちのいい夕刻ですよ。休憩時間は手を叩いて笑ってるはずです。

 すでに大部分ネタバレではありますが、あの衝撃と興奮は一見の価値アリです。実際の僕は、あまりの面白さにずっとクスクス笑っていました。

 ぜひとも、皆さんお近くの松屋に足を運んで力強くオーダーしてください。唐揚げ飯(ざんライス)と!

 同じような材料の吉野家「焼鶏丼」とどうしてここまで差がつくんだろう。効率化と低価格だけの時代は終わりにさしかかっているな、と感じた、胸焼けで気持ちの悪い夕刻でした。

参照リンク

牛丼代理戦争

松屋メニュー

盗撮! 実際の唐揚げ飯—–

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