何者だボビー

2004年4月6日 火曜日

 たまたま「さんまのからくりTV」を見ていたら、ホイス・グレイシーが出ていた。ホイスといえば、ブラジルの最強柔術家族の出身で、いまだ最強格闘家の一角に君臨する大物だ。

 そのホイスが、番組のレギュラー出演者と一戦交える企画らしい。どうせアレだろ、風船みたいな大きなグローブをつけてポカスカ殴りあったり、半笑いのスパーリングみたいなのして終わりだろ……。そう思っていたら3分3Rの総合格闘ルールで、会場には客も入っており、どうやらマジらしい。山崎VSモリマンと同程度か、それ以上にマジらしい。

 その番組出演者というのは、ボビー・オロンゴというナイジェリア人。日本語のできる在日外国人として、セイン・カミュと一緒になんかやってるらしい。そんなお笑い外国人がこんなガチンコ企画を……。一体どんな奴だ?

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 こんな奴だった。

 え、これって普通にどっかの格闘団体の選手なんじゃないの? なんだこの肉体は。何食ったらこんな風に育つんだ。鍛えすぎだ。試合は結局ホイスが勝つことになるのだが、1R目はボビーがマウントをとりそうになるシーンもあり、三角締めを抜ける場面もあり。バッティングらしかったがホイスは目尻から大量に出血をするなど、とても素人相手に軽ーく遊んだ、という内容ではなかった。

 試合後、ホイスは「彼は強かった。いや、マジで。マジで普通に強かった。」と語っていたが、さもありなん。このナイジェリア人、ちゃんとトレーニングを積んだら普通にプライド参戦とかできるよ。今のままでも、少なくともどっかのプロレスラーなんかよりよっぽど強い。僕の頭の中は、最初から最後まで「一体何者だボビー」の疑問符でいっぱいでした。何者だよボビー。

 ところで、恐がりというサイトに「椅子落ち」という表現が頻出する。僕も好きな言い回しなんだけど、ピンと来ない人も多そうだ。「抱腹絶倒」というような意味合いと思われるが、この番組内で、関根さんが綺麗な椅子落ちを披露してくれたので、ここに置いておきますね。

椅子落ち!—–


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