イラク情勢・邦人人質問題

2004年4月10日 土曜日

 8日、イラクで日本人3名が、イスラム系武装勢力に拘束された。武装勢力の要求は、人質の解放と引き換えにイラクに駐留する自衛軍を撤退させることである。(現在分かりきってることであっても、過去ログを読むときのために、こういう概要は必要)

・期限の「3日」がいつから数えてるのか不明瞭

・人質がプロ市民

・朝鮮人が釈放されていた(同一犯?)

 など、不可解な点も多く、「活動家の自作自演説」すら出ているが、とりあえずその可能性は排除して考えてみよう。この事件で、日本が現在選択できる行動は2つしかない。すなわち「撤退する」か「撤退しない」かの2択である。それぞれを選ぶとどういう結果になるか、想像してみた。

 撤退して、人質が解放された場合。旅団の要求、人質の家族やプロ市民たちの要望に叶った結末である。一見こと無きを得て事件が解決したように見えるが、相当悪い状況になる。おそらく、よど号事件の時以上の国際的非難が日本に浴びせられることになる。また、「日本は脅せば軍隊でさえ逃げる」との共通認識ができあがり、日本人がペロンペロン舐められた結果、世界中で邦人誘拐事件が激増するだろう。もう海外旅行なんて行かれない。当然、日米関係も冷え込む。

 撤退したにも関わらず、人質が殺害された場合。これが一番のバッドエンド。先ほどと同じく、国際社会の非難、邦人誘拐事件の激増に加えて、小泉政権の崩壊はまず間違いない。日米関係の亀裂も修復不能になるかもしれない。

 撤退しなかったのに、人質が解放された!

 これが最良。誰も傷つかない。ただし実現可能性は皆無。マスター・キートンレベルの交渉人がいても無理だろう。考えられる限りの特殊状況、狂言誘拐、自作自演だった、今井紀明が催眠術師だった、オーガがやってきた、人質が気を開放したらスカウターが壊れた、などによって引き起こされる奇跡のシナリオである。

 撤退せず、人質が殺害された。これは予想可能範囲で、ごく普通の結末である。しかし民間人が殺害されたことにより、遺族やプロ市民、民主党などの勢力による反戦世論の高まりを受けて、小泉退陣、あるいは自民党の敗北もありうる。また、さすがにこれをやられると、日本もアメリカ同様イスラム勢力との対決姿勢へとシフトせざるを得ない。

 撤退せず、人質の救出に成功した! 良エンディング。ただし、救出の方法や主体による。人質の所在もわからず、特殊部隊でもない日本の部隊にはまぁ無理だろう。さらに、テロリストとはいえ、イラクでイスラム教徒と銃火を構えることは、日本への反応をより厳しいものにする恐れがある。

 アメリカ様の特殊部隊が救出してくれる、というオプションもある。ただしこの時には、確信をもってアメリカと日本とが同一視されることになり、反日感情が激化、サマワに展開する自衛軍への攻撃が開始されることだろう。恩を着せられ、より一層アメリカ様に追従しなくてはならないことも覚悟しなければならない。(これ以上の追従ってどんなんか想像つかないけど。)

 どう転んでも、あまり明るい未来はなさそうである。無論、もともとイラク派兵などするべきではなかったし、さらに言うと9・11の時にいち早くアメリカを支持なんてしなければ良かった。だがしかし、それを今言っても始まらない。どうすれば良かったか、ではなくこれからどうするかが問題なのだ。

 あとは人質に期待すること。ここまでの恥をさらし、国際的迷惑をかけた以上は、責任をとるのが侍である。が、自殺してもしょうがない。どうやら目隠しはされていても手足は動くらしいので、全力で抵抗すればいい。殺されろなんて言わない。戦え。しっかり生きて、それから死になさい。

これ、壮大なドッキリだったらいいなぁ。

まとめ

撤退する

 ・人質は解放される

  →ノーマルエンディング

・人質が殺される

  →バッドエンディング

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撤退しない

 ・人質が解放される

  →ミラクルエンディング

 ・人質は殺される

  →ノーマルエンディング

 ・救出に成功する

  →隠しエンディング—–


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