はてな原稿料?

2004年4月20日 火曜日

 4月20日から、はてなダイアリーのユーザーに対して、一回の更新ごとに原稿料が支給されることが決まった。

 というのはもちろん大嘘なんですが、原稿料の話です。

「顔出し」に始まり、巷でははてな○○出し、というのが流行ってるらしいけど、これにはびっくりした。はてな原稿料出し。一応原稿料世界に身を置くものとして、儀礼的無関心さんのジョークにはどたまをかち割られました。

ちなみに僕がやろうとしていたことは、「『ネットでの儀礼的無関心』の執筆者が語る、その“本音”と“動機”!(2000字)」みたいなテキストを6万はてなポイントで、その他、僕に対してのリクエストへの原稿を600字=2.5万ポイント、800字=3万ポイント、2000字=4万ポイント……とかっていうもの(媒体によるけれど、メジャー商業誌の相場より若干安めかな)。

 若干安めかな!? この値段で安いの!? (1はてなPは1円。) さらには、要約するとこの人は「俺の日記を買え」と言ってるわけです! 意訳すると、「俺の日記に金を出せない奴は、一生日記の本質に触れられない」。  日記を書いて金もらう。 全日記人の夢!

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 まぁジョークに真顔で驚くのもヤボってもんですけど、はてなポイントというのは、はてな上で流通する仮想貨幣の単位です。わかりやすく言うと、ファミ通でいうところのガバスですね。しかし「『ネットでの儀礼的無関心』の執筆者が語る〜」というタイトルに肥大した自我を垣間見られて関心深いものがあります。 というかネットの文章なんてタダだから皆読むわけで…。でもはてなポイントはネット上の“お金”だからそれもアリなのかな? (ちなみに「儀礼的無関心」というのは、「大手は軽々しく弱小サイトにリンクを貼らないでおこう」という昔懐かし議論の復刻版らしいです。)

 なんだか、かつて「僕のサイト抜きでは日本におけるblog草創期を語れない」と言われるようなサイトにしていきたいですね。」と言った人に近い空気を感じます。(言いすぎ?)

 というわけで、これに反応したサイトのコメントスペースでは延々とお仕事のお金のお話が続いていて、出版業界に興味のある人には楽しめるかもしれません。

 僕は400字で5000円くらいでもがんばって書きますよー。お仕事ください。

 今までやった一番みじめな仕事は、2000字書いて6000円。しかも未払い。(まぁ、これに関しては振込先の連絡をせずに半年以上ほったらかして、請求書も作らなかったから自業自得なんだけど。昔の話とは言え、改めて非道い話。自己責任!)

 もしも九十九式が金になっていたとしたら。大体1日2000字くらい書いているので、もしこれが最低賃金の6000円だとして、毎日書けば月給18万。うーん……。やっぱ金の話は野暮だ。—–


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