爆裂アクセス大作戦

2004年7月13日 火曜日

 サントリーが夏季限定で発売した青いコーラ味飲料、『ペプシブルー』が、6月末~7月初旬の話題をさらいました。ネット上では、ペプシブルーで“実験”して遊ぶのが流行。ふつうに飲むだけでは飽き足らず、他の飲み物と混ぜてみたり、料理に使ってみたりと、愉快な実験が花盛りでした。

 それにしても、6月22日の発売なのに、7月になってから嬉々としてネタにしてたりとか、他が色々やってるのを見てから、無理して隙間狙いで珍妙な料理に使ってる人とかは、完全に負け組です。

 それでも今からペプシブルーネタをやろうと考えてる人がもしいたら(いないと思うけど)ペプシブルーを人体に注射するとか、ボトルごと飲み込むとか、ペプシブルーで殺人をおかして「ネットで見てマネしようと思った」と供述するとか、そんくらいやんないとダメだと思います。はては、ペプシブルーでカクテルを作るなんていうマジネタをやっている奴までいた。誰だ…? 誰だっ…。誰なんだっ……?

 あ、俺だったー!(照笑)

 という、熱い夏にピッタリの、青くて涼しいペプシブルー祭りでした。

 さて、このトピックからはある教訓が読み取れます。成功と失敗、勝ち組と負け組みとを分かつもの。

 それこそがサイト運営における重要ポイント、爆発的アクセスを得る方法です。

1.新しいネタを見つける

今回のネタであれば、5月25日のリリースを受けて素早く反応する、6月22日の発売日にはいち早く買って試す、フラインッゲットする、など。速さ勝負です。特ダネをスクープできるか否かは、普段からの情報に対する姿勢、感度の高さにかかっています。ただし、ペプシブルーのようにメジャーなネタであれば、どんなに早くしても横並びになってしまいます。

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2.誰もやっていない切り口を探す

いわゆる実験系もこれ。じっさいにペプシブルーを飲んだ感想、ペプシブルーを使ったオモシロ実験などがこれ。ただし、差別化を目的に目新しさだけを求めた場合、すべってしまうと悲惨。ただの変人で終わる。ペプシブルーで料理したって「青い、まずい」の写真で終わるでしょ。視点の新しさに加え、面白さ、実用性などの評価軸も重要。

3.情報を総合的にまとめる

新しい情報をキャッチできず、新しい切り口も提供できなかったとしても、まだできることはあります。それがまとめサイト。今までに出た情報や、関連サイトなどを片っ端から集め、網羅してアップすれば、情報の遅い大手ニュースサイトからリンクが張られ、一気にアクセスウェーブが訪れます。検索エンジンからのアクセスも望めます。欠点としてはそれほどサイト単位での成功にはつながらないところ。(

 実は、1はニュースサイト的素養、2はテキストサイト的素養、3はブログサイト的素養です。どれか一つでも高いレベルで達成できれば、そのページは成功します。複数を同時に達成すれば、間違いなくそのページは爆発的アクセスを得ますが、それは運にも左右されますし、凡人にはなかなか難しいハードルです。

 そこで、3つを全て高レベルで達成するのではなく、足りない部分を他の要素でカバーするのも成功への近道です。むしろ、現在の個人サイトシーンでは、そうした複合的な能力が求められているのかもしれません。

 今回の九十九式を例に取ると、ペプシブルーの発売と同時にレシピを考えたものの、実際に作って写真を用意するのに1週間かけてしまい、実用性は高かったものの、関連情報はまとめませんでした。

採点するとこうなります。

1.ニュース性 B

2.テキスト性 A

3.ブロッグ性 D

総合評価 C+

蛇足ですが、実はこれの元の文章は1週間前に書いていたのですが、すっかり内容が古くなって1の評価が低くなったため、急遽2の要素を補強して形にしたものです。新鮮な魚は刺身で食べられますが、古くなったら調理しないとだめってことです。というか、僕だってそんな狙ってアクセス爆発を起こせるわけではないし、まぁ話半分で。

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