mp3戦士 iPodam (2)

2004年7月31日 土曜日

今が買いごろのMP3プレーヤーを、ガンダムのMSに見立てて考察するネタ系お買い物ガイド企画、続編です。

第一回はこちら

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第一回ではカテゴリー1、今回は2と3を紹介します。

選び方のポイント。

カテゴリー1

 iPodなどに代表される、1.8インチHDDを搭載したタイプ。容量は15GB~40GB程度。ややかさばるが、大量の曲が保存できる。

カテゴリー2

 iPod miniやMuvo2のような、超小型HDDを使用したプレーヤー。容量は1.5~4GB。携帯性と価格のバランスが良い製品が多い。カテゴリー1と3との中間に位置する。

カテゴリー3

 USBメモリータイプの、シリコンメモリーを搭載したタイプ。容量は68MB~1GBと、やや物足りなく感じるが、携帯性は一番高い。マスストレージに対応した製品は、USBメモリーとしてソカッと使えるため便利。

<カテゴリー2>

●gigabeat G5  5GB  ¥27,000

見た目はG22とそっくりだが、中身のHDDは1/4。基本性能に差はないようだが、容量の差はこの種の製品でもっとも重要なポイント。使い方は同じでも射程が短い、ということで廉価版のガンキャノン量産型

●MuVo2  1.5GB  生産中止

初期のMuvo2は、中身のHDDを抜いて流用できるということで、アキバ人気が集中した。(マイクロドライブ単体で買うと7万くらいする)その汎用性の高さを惜しまれつつ生産中止ということで、旧ザク

●MuVo2  1.5GB  ¥19,800

新しいロットのMuvoは、HDDにプロテクトがかけられてしまった。その代わりリモコンが付属し、iPod miniの発売を受けて値下げで対抗。1万9800円は、HDDプレーヤーの最低価格。ザクII

●MuVo2  4GB  ¥24,000

同じく新しいロットのMuvo、4GB版。機動性は高いけど汎用性はさがった、ということで宇宙専用装備の高機動型ザクでどうだろう。あと、最近音楽ファイルの転送には専用ファイルが必要になった、という情報もある。(未確認)

●MuVo2  4GBノイズキャンセルヘッドフォン装備型  ¥24,000

同じく新ロットのMuvo、4GB版。期間限定で、ヘッドフォンが装備された。ザクII S型、バズーカ装備。これでお値段据え置きはえらい。

●iPod mini  4GB  ¥28,000

iPodから、人気のオシャレでカラフルなプレーヤーが登場! 最初の予定から延びに延びて、やっと発売された。僕がそれほど魅力を感じないのは、値段とサイズがどうも中途半端だから。ミニというほどミニでもないし、値段も新世代iPod(20GB)と数千円の差だし…。てことでジム

<カテゴリー3>

●Rio SU10  128MB  ¥9,800

MP3プレーヤー初心者はこういうところから始めてみるのもいいかもしれない。USBメモリータイプ。128MBとちょっと少なめだが、この価格は相当手軽。軽い戦闘機、トリアーエズ。iPodとは戦えないけど。

●MuVo TX FM  256MB  ¥15,000

256くらいになるとなかなかお値ごろ感も出てくるが、これプラス2000円で1.5GBのMuvoが買えることを考えると…。でも、シリコンタイプにはシリコンタイプの良さがある。本当にポケットに入れて持ち運べる。僕はカテゴリ2と3と両方持ってます。本体部分と電池部分と2つに分かれるので、マゼラアタック

●iFP-1090  256MB  ¥29,800

シリコンタイプにしては高いな…。と思ってよく見ると、なんとデジタルカメラが搭載された珍しい機種。今やほとんどの携帯電話にカメラが搭載されているので、そんなに出番はないかもしれないが、ちょっと面白い機種。暗視スコープを搭載したMS、強行偵察ザク

●NMP-612T  256MB  ¥18,200

単体でFMトランスミッターを備えた珍しい機体。FMトランスミッターというのは、音楽をFM音波に乗せて送信する機能。カーステレオで使えるので、ドライブ時に重宝する。その通信性能の高さと、母艦との連携ぶりはコアファイター

 国内の事情はひとまずおいておいて、iPodがアメリカで大ヒットしているのは、AppleがiTunesと連動させている音楽のダウンロード販売の成功も大きな要因である。アップルミュージックストアでは、1曲あたり約100円という廉価なサービスを実現している。これなら、アルバムを買うほどではないけど聴きたい曲を、試聴しながらホイホイとダウンロードできる。

 国内では、アップルは音楽販売を行なっていない。代わりに、エキサイトが『エキサイト・ミュージックストア』というサービスを運営している。今までにも国内音楽のDL販売サービスはいくつかあったが、どれも値段が高いことや、独自のファイル形式だったりしたことで成功しなかった。エキサイトのサービスは、WMAという汎用性の高いファイル形式を採用したはいいが、1曲150~270円という価格設定はまだまだ気軽にダウンロードできる値段ではない。

 そもそもなぜこういう状況になったかというと、日本には「CDを買う」「ダウンロードする」以外に、「レンタルショップでCDを借りる」という選択肢が存在していることが大きい。買うほどではないがちょっと気になるCDは、TSUTAYAで借りてダビングしてしまえばいいのだ。これは考えてみればかなり特異な状況で、欧米からは奇異の目、ちょうど日本が東南アジアの著作権を無視した音楽市場を見るときのような目で見られているはずだ。

 エキサイトミュージックストアは、果たして前途多難な日本の音楽市場の救世主になりうるのだろうか。

米国での音楽販売の成功は、国土の広さも無視できない。米国には、CDショップもロクにないような田舎に住んでいる人口がとても多いため、Amazonの通販とAppleの音楽販売が成功した、という見方もある。—–


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