有意義な時間

2004年12月18日 土曜日

 歯医者に行ってきた。虫歯の治療は終わったんだけど、歯石がたまってシソーノーロー1歩手前の状態になっているとかで、超音波兵器でキリキリ削られてきたのだ。正直、「歯を削るわけじゃないし」と甘く見ていた。あれ、ものすごく痛いのね。歯を削る恐怖+歯ぐきを切り裂かれるような鋭い痛み。

 それはともかく、歯医者側の手違いで1時間も待たされた。30分なら待てるが、1時間何もせずに待っているのはつらい。ああ、こんなときにHDD動画プレーヤーがあれば有意義に時間を活用できるのになぁ、と思った。

 治療が終わってからは、家でこの2週間にPC録画したTV番組を片っ端から消化し、有意義な休日になったのではないかと思う。というか、この“消化する”という感覚がすでにおかしいのかもしれないし、有意義なのかどうかもわからない。どうもPCを始めてから時間の使い方が変わった気がする。何もしてない時間がものすごく苦手になった。

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 例えばWEBページにアクセスして、5秒も読み込み画面が表示されたりするとイライラし始める。7秒待って表示されなかったら閉じてしまうかもしれない。他にも、PCの前を離れるときも動画のエンコードやダウンロードなど、何かの作業をやらせておかないと“無駄”な気がしてしまう。ある意味で時間を有効に使っているのかもしれないけど、昔と比べて上手くなったとは思えない。

 PCを始めてから本や映画をあまり見なくなったのも、一つのことに2時間以上を“何もせずに”捧げることが“無駄”に感じるようになってしまったからで、ひょっとするとただ単に集中力が欠落してしまっただけかもしれない。振り返ってみると、その2時間を代わりにPCに捧げたからって、何か“有意義”なことをしているとも思えない。


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