ハロプロ楽曲大賞2004 詳報(B)

2004年12月15日 水曜日

001.モーニング娘。/浪漫 ~MY DEAR BOY~ 537.5

002.ZYX/白いTOKYO 511.5

003.モーニング娘。/愛あらばIT’S ALL RIGHT 505

004.W/ロボキッス 443.5

005.ミニモニ。/ラッキーチャチャチャ! 384

006.Berryz工房/あなたなしでは生きてゆけない 241

007.カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。)/シャイニング 愛しき貴方 222.5

008.モーニング娘。さくら組/さくら満開 217

009.ミニモニ。/ズキュンLOVE 214.5

010.モーニング娘。/涙が止まらない放課後 214

 僕の印象としては、全体的に「腑に落ちる」結果となった。いちいち「順当、順当」とつぶやきながら発表を見ていた。

13.モーニング娘。/女子かしまし物語 184

PV部門で1位2位のワンツーフィニッシュを獲得した『女子かしまし物語』だが、楽曲部門ではベスト10圏外にいる。これを「両方に同じ曲を投票することがためらわれたから」と分析するむきもあるようだが、それよりも、それぞれが“楽曲”として、また“PV”として、正当に評価された結果がこの落差だった、という解釈も成り立つのではないか。

『女子かしまし物語』は、ダンスや賑やかな車内の楽しさなど、映像として見ると非常に楽しいが、曲を単体で聴いてもそれほど楽しくはない、という評価がくだされたという。

5.ミニモニ。/ラッキーチャチャチャ! 384

9.ミニモニ。/ズキュンLOVE 214.5

今年で活動を終了したミニモニの曲がベスト10に2曲入っている。ラッキーチャチャチャ!は、ラストシングルでもあり、評価の高かったドラマ『ブレーメン』の主題歌でもあることから、大きく票を伸ばした。ズキュンLOVEは、とくにそうした背景やタイアップがあるわけでもない、ただのアルバム曲なのにこの位置に来ている点に注目したい。伸びやかな辻のボーカルが生かされた佳曲である。これと、同じくアルバムに収録されていた『ぎゅっと抱きしめて』は、それぞれA面B面としてシングルカットしても良かったんじゃないかと思う。さらには、ミニモニ解散時に『最後のデート』の代わりにこの『ぎゅっと~』を歌った方が、歌い手も観客もよっぽど感動できたはずである。(『最後のデート』は、ラストシングルのB面に収録され、解散時のラストソングとして歌われたにも関わらず8ptしか票を集めることが出来なかった、安っぽいR&B調の駄作。)

6.Berryz工房/あなたなしでは生きてゆけない 241

宇多さんが「DJ時にこの曲のインストをかけると『このトラックめちゃめちゃカッコイイっすね!』と言われる」と語っていたのが印象的。確かに良い曲。

1.モーニング娘。/浪漫 ?MY DEAR BOY? 537.5

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2.ZYX/白いTOKYO 511.5

3.モーニング娘。/愛あらばIT’S ALL RIGHT 505

4.W/ロボキッス 443.5

ロボキッス、ベスト3に届かず…! ZYXは、昨年12月の発売のため、2003年版では集計期間外だった曲。まさか時を越えて2位にまで来るとは。『ズキュンLOVE』もそうだが、こうして曲の良さだけでもちゃんと上位にくるところが“楽曲大賞”たるゆえんではある。

浪漫の1位も納得できる内容。この曲は1位に推した人が多かったというより、みんなが2位、3位で投票した結果、高得点になったのでは?という印象。『奇跡の香りダンス。』もそうだけど、こういうビートロック路線は、今の2~30代が中高生で通った道なので、受け入れられやすいのだろう。チェアー!

このハロプロが凄い

最後にコメンテーターの挨拶で、「ハロプロは素晴らしい」「今年も良かった」というようなトーンで締めくくろうというときに、最後の最後、ピロスエさんが「本当は菊地成孔楽曲大賞をやりたい」「ここにいる人たちと違って俺はハロプロにそんな興味ない」と言って客が引いてしまったので笑った。あそこは形として「ハロプロさいこー」とか言って締めくくった方が平和だったかもしれない。そういうの含めて“らしい”のかもしれないけど。「このイベントで良い曲を知りたい」という動機はアリだと思う。

必死だな

 真後ろの客がド厨房で、いちいち「○○、キターーッ!」とか「○○ヲタ、必 死 だ な!」とか言い続けていて、オタ芸を打っていた。「俺、この曲ギターで弾けるゼ?」は5回くらい言ってた。リア厨(リアル厨房の略。本物の中学生のこと)かよ。楽曲系? 現場系? よくわからない。これが前に座っている奴だったら気にならなかっただろうけど、後ろで喋っている声というのはものすごくダイレクトで耳に届くものだ。まぁ多少はああいう人がいたほうが会場の盛り上がりや雰囲気的にはアリかもしれないけど、離れた所でやって欲しいなー。最後は男同士で“あやみき状態”になっていたのでビビった。

まとめ

 こうして振り返ってみても「楽しかったなあ」と思えるイベントだった。爆音なんかもそうだけど、本人(娘)たちがその場にいないのにこんだけ楽しいってのは、ハロプロって偉大だなぁ、というのもあるけどイベントの企画や運営の質の高さが大きいと思う。2004年楽曲大賞運営委員会の皆様おつかれさまでした。ピロスエさんの司会は、まことの512倍は良かった。


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