2004-08-31

[Hello] 機動戦士ガンダ娘。SEED組

 &  = !?
 劇場版ガンダムの主題歌『砂の十字架』を歌ったやしきたかじん氏によると、「ガンダムの主題歌は誰が歌っても売れる」ボロい商売だそうだ。(シャア専用ブログ

 そう言えば、前作『機動戦士ガンダムSEED』の主題歌、TM.Revolutionが歌った『INVOKE』も大ヒットしたらしい。しかも、今や「GUNDAM」人気は国内だけにとどまらない。TMさんがアメリカでコンサートを成功させたり、スパイダーマン2の主題歌を歌ったりできるようになった背景は、国外でOTAKU層に「ガンダムとるろけんの歌の人」として認知されたからなのだというから、すごい。ANIMEは国際語になった。新作ガンダムSEEDの主題歌もTMRが歌うことになった。

 唐突だが、ここで読者の皆様に想起してもらいたいのは、モーニング娘。おとめ組の1stシングル『愛の園~Touch my heart~』である。この曲に関して僕はかつて
スラップベースがうねる、勢いがある曲。誰かも指摘していましたけど、この曲はなんだか凄くアニソンっぽい(笑い)。それもロボット物ですね。例えばガンダムSEEDの主題歌はこれでも良かったんじゃないでしょうか。(ハロプロ楽曲大賞2003
と語った。実際、この曲のほうがTMRが歌う主題歌よりずっと「らしい」ものだったし、もし歌っていれば国内外でモーニングが大ヒットしていたかもしれないのだ。勿体無い……。

 また宮本が世迷言を言ってるよ、と思った方は、実際に見て欲しい。
 そう、実は作っていたのだ。ガンダムSEEDの映像とモーニング娘、奇跡の映像リミックス!


 オリジナルには、ガンダムの世界観に合わせようという楽曲側の意識や、曲と動きを合わせようというアニメ側の配慮がやや不足しているようにも感じる。
 それと比べて、おとめ組Verのほうが映像とのシンクロ率が高くなった。これはイントロでカットインしてくるガンダム、各種爆発、「運命感じなきゃ~」などの歌詞やBメロ、サビの展開など、細かい編集の成果ではあるが、1分29秒に曲を収めたらたまたま映像が完全に合致したのだ。まさに奇跡。
 これで主題歌の契約取れてれば、今頃は……。
2004-08-29

[fight] PRIDE 2004 決勝戦(2)

 個人的には、“ハッスル”は、国内のイベントやプロレスの文脈で小川や橋本がやるぶんには勝手にしてくれ、大いにやってくれと思う。だが、PRIDEのように、すでに国際的大会になっているイベントや、オリンピックの場で“ハッスル”ポーズが披露されるとなると、ちょっと待ってくれと言いたい。この件に関してはヒョードルの言ってることに筋が通ってる。あんな破廉恥なパフォーマンスを公共の場でやるべきではない。ひょっとすると日本人はあれがセックスを意味する卑猥なポーズであることに気付いていないのかもしれない。

 ヒョードルがあっという間に勝ちすぎなので、あの試合では強いと認められない、という意見も目にした。え、じゃあランデルマンがミルコを下した試合も、フィリオがアンディをKOした試合も認められないのか知らん。どういうことかと思ったら、どうもちゃんと相手の技や持ち味を引き出した試合にしてくれないと困る、ということらしい。えっと、あの、それってプロレスですよね。なんていうか……。例えば達人同士が真剣で斬り合ったら勝負は一瞬で決まる。一瞬の油断、スキ、気の迷いが命取りになる緊張感こそ、実力者同士の試合だし、一撃で勝負が引っくり返る攻撃力の高さこそヘビー級の醍醐味、真剣勝負の面白さだと思うんだけど、あの日会場で嬉々としてハッスルポーズをやっていた観衆はそうは思っていないのか。

「高田がヒクソンと闘う」という一発ネタで始まったはずの、プロレスを出自とするPRIDEがますますガチンコ競技志向を強めていくのと反比例して、最強立ち技格闘大会としてスタートしたK?1がイロモノ・アングルの泥沼に沈んでいく皮肉な現状。既に試合の質や盛り上がりの面でも、実力や大会の格としても、PRIDEが勝ってしまっているのではないか。おそらく視聴率もそうなるだろう。少し前までは、「寝技が主体になる総合系は地味、K?1の方が派手で面白い」と言われていたものだが。我々視聴者の目が肥えたのもあるかもしれないが、もちろん問題はそれだけではない。
2004-08-28

[fight] PRIDE 2004 決勝戦(1)

 皆さん、ハッスルしてますか? ミヤモトです。さて、先週の試合以降、あらゆる格闘系メディアやWEBサイトから目をそむけ続け、情報を遮断し、待ちに待ったPRIDE決勝戦が月曜日に地上波で放送された。決勝にふさわしく、高レベルで盛り上がるカードが多かった。ミルコのワンマッチも良かった。

そして問題の小川 VS ヒョードル

この試合だけは流石に結果を知ってしまった。あちこちで表紙になってたし。(それにしても、地上波が一週間遅れというのは本当にふざけている。誰もがスカパーに加入できる環境ではないのに。)
しかしまたこの試合だけは事前に結果がほぼ見えていたので、興味は2点に集約される。
つまり、
・小川はいかに負けたのか(ヒョードルはいかに勝ったのか)
・小川は負けてもハッスルしたのか
の2点である。

 いつもどおりヒールらしく、開始直前に相手が差し出した手を無視して背を向ける小川。序盤は定石どおりスタンドでの探りあいになるが、ヒョードルの打撃に圧倒される。小川は完全にペースをとられ、たまらずヒョードルにしがみついてグラウンドに移行するも、あっという間にマウントポジションを取られる。結局そのまま劣勢を返すことができず、腕を極められて敗北。54秒で試合終了。完敗だった。

 事前の煽りVで、12年前のオリンピック柔道での敗戦、世間からの非難、小川の孤独、苦悩、絶望、そして再起…などというバックグランドストーリーが延々と流されるので、いやがおうにも小川を応援したくなるようにできている。しかしヒョードルには勝てないだろう。ならばせめて、日本男児として、格闘家として恥ずかしくない勝負をしてもらいたい。そう思っていた。
 僕は愛国者である。小川に「ヒョードルを好きな奴らにも、1日くらいは俺の応援をしてほしい。日本人なんだからさ」などと言われるまでもなく、スポーツの試合があれば無条件で日本を応援するし、小川の事だって喜んで応援したい。しかし何か引っ掛かりを覚えるのも事実。

 かつてヒョードルは語った。「ハッスルポーズは相手を愚弄している。私のリングではあんな下品なパフォーマンスはさせない。」と。言うまでもなく、スポーツにおいて大事なのはスポーツマン精神、武道においては礼節、格闘技においては勝敗である。

「勝っても負けても…最後、ハッスルだけはさせてください!お願いします!」リング上で頭を下げる小川。とんだ茶番だ、と思っていたら高田総裁は「胸が熱いです……!」と仰った。僕はこの言葉を聞いて、笑いを通り越して呆れてしまったんだけど、驚いたことに客席からは拍手。誰もが笑顔で立ち上がって「ハッスル!」。これには目を疑った。しかしプロレスファンの間ではこれは割と一般的な反応らしいのだ。「小川よ! 負けてこそハッスルだ! 感動した!」みたいな。いやいや、それって違うだろ。

「負けてもハッスル」って何じゃそりゃ? あんなものは勝ち名乗りなんだから、勝ってこそだろうが。ヒョードルは、予告どおり失神KOによってあのパフォーマンスを阻止するべきだった。いや、それ以前に周りの人間が止めるべきだった。観衆は、温かい歓声の代わりにブーイングをもって迎えるべきだった。結局、12年前に比べて変わった事といえば、あの頃と違って今は優しく生ヌルいプロレスファンに囲まれてるってことだけなんである。良かったな小川。
2004-08-26

[Hello] Kinkiファンはダブルユーをどう捉えたか?

 先週の話になってしまうんですが、Kinki Kidsがホストをつとめる音楽バラエティ『堂本兄弟』にダブルユーがゲスト出演しました。ハロモニ等のいわゆる“ホームゲーム”はもちろんのこと、こういった他番組への露出“アウェー”においても活躍できるのがダブルユーの強み。この日の出演も、終始和やかな空気で2人の持ち味が存分に生かされていたと言えます。

 ところで、世間的な評価やハロヲタ内での評価はともかくとして、Kinki側の反応はどうだったのでしょうか。Kinkiファンから、中国でのサッカー試合のように、Wが心無いブーイングを浴びたりしてはいないだろうか……? と心配になった僕は、とあるKINKIファンの匿名掲示板(非2ちゃん)に潜ってみました。そこでは以下のような光景が展開されていました。
62  名無しさん  2004/08/15(Sun) 22:16
バラエティーのスタジオで光一君がバク転したの初めてですか。

5  名無しさん  2004/08/15(Sun) 22:21
ってかキンキの二人にタメ口かよ・・・。

66  名無しさん  2004/08/15(Sun) 22:30
あ~、おもろかった~!!辻ちゃんとツヨのヨン様大笑いだよ!!

67  名無しさん  2004/08/15(Sun) 22:30
すごい根性だったねぇ笑
うちはあーいうの嫌いじゃないよ
辻の女を捨ててるようなのがよかった(笑)

70  名無しさん  2004/08/15(Sun) 22:33
トトロの時は尊敬ものだったよね。
あれはスゴイわ……。しかもそれをムービーにして送るとは……(笑)

76  名無しさん  2004/08/15(Sun) 22:34
あたしも辻加護好き。
ト~~ト~~ロ~~めっちゃ腹痛かったよ。
光ちゃんのバック転も燃えた!

78  名無しさん  2004/08/15(Sun) 22:35
今日、すっごく笑った~。辻ちゃんて体張ってますよね!
ニワトリにビックリしたし、剛君との間合いもバッチリだったと思います♪
コレくらい年はなれてたら光一君も剛君も普段の女性ゲストより接しやすそうな気がしました。
(辻ちゃんと加護ちゃんが16,7に見えないってのもあるかもしれませんが・・・)
また呼んでほしいなぁ。

83  名無しさん  2004/08/15(Sun) 22:37
Wは好感度上がったわー。

96  名無しさん  2004/08/15(Sun) 22:45
バク転かっこよかったぁ!!
2人とも笑顔いっぱいでかわいかった☆

135  名無しさん  2004/08/15(Sun) 22:55
辻ちゃん・・なんでアンタ、そんなに面白いんだ!!尊敬するよ!

147  名無しさん  2004/08/15(Sun) 22:58
"ナマズはうろこがな~~い"
ああ、そう言えばそうだなぁ・・・とか妙に納得。
ハロプロ系の子がゲストだと面白い率が高いです! そういうバラエティ系の教育あるのかなぁ?

151  名無しさん  2004/08/15(Sun) 23:00
何かハロプロでコントとかやる番組見たことあるよ。
ヤーヤーヤーの前とか夜中にやってるのを見たことある

223  名無しさん  2004/08/16(Mon) 01:26
ツヨがバック転をしようとした時ちょっとモッコリになってなかった??//

229  名無しさん  2004/08/16(Mon) 01:47
剛くんはいつだってモッコリです♪

226  名無しさん  2004/08/16(Mon) 01:44
今また見ててビックリした事があるんだけど、トトロの物まねするために立ち上がる時に2人が手繋いで立ち上がってた(驚)

230  名無しさん  2004/08/16(Mon) 01:48
それはWが手をつないでたって事ですよね?>>226s
仲良しさんや~。
今まで辻ちゃんがボケで加護ちゃんがツッコミだと思ってたけど、逆だったのにも驚きましたが・・・
辻ちゃん加護ちゃんに対抗した光一君と剛君の仲良しっぷりもみたかったなぁ・・・

263  名無しさん  2004/08/16(Mon) 02:58
>230s
そうだったんですか。・・・なんでこうかわいい事を♪また辻ちゃん加護ちゃんに来て欲しいですね。
その時は光一君も一緒の色つけて欲しいカモ。ついでに仲良し対抗してほしいな。

275  名無しさん  2004/08/16(Mon) 14:11
辻ちゃんのトトロめっちゃ面白かった。

278  名無しさん  2004/08/16(Mon) 14:13
にわとりも最高だった笑


 というわけで、概ね好評、かなりの好感触といっていいと思います。良かった、良かった! これもWのもてる魅力のなせるわざ。同年代の同性にも好かれる、というのは実に得がたいアビリティだと思います。というかハロプロの中でそれがあるのはこの2人くらいかもしれない。

 バク転云々…のくだりは、「ドキっとする男の子の仕草は?」という質問に辻ちゃんが「バク転とー…」と言いかけたところ、光一君が慌ててバク転したことによるものです。というか俺バク転できるよ! 特に理由はないけど、たまたま2~3ヶ月前に練習してできるようになったよ! こりゃヤバいな……。とうとう辻ちゃんと僕との間に現実的なラインがつながった。京劇の孫悟空のようにくるくる回っちゃうぜ。「どこで?」 え…。コンサート会場で……? すると今頃、多数の辻ヲタがバク転を練習しているはずなので、次のWコンサートでは「集団バク転」という新たなヲタ芸が見られることとなるかもしれません!

 ところで、例えば逆にWの番組にKinkiが遊びに来てもこうはならないような気がします。可愛い女の子は男性にも女性にも支持されるが、可愛い・格好良い男の子は女性にしか支持されない。とすれば可愛い(or格好良い)男の子の魅力に比べて、可愛い女の子の魅力のほうが普遍性を有している、とも言えるかもしれません。根拠は乏しいんですが。
2004-08-25

[Hello] 5万人が選んだ! モーニング娘。の1番人気

 皆さんはモーニング娘。の一番人気って誰だか知ってますか? 初期の一番人気は、なっちこと安倍なつみだった(多分)。これは分かりやすかった。その後、中期はセンターのポジションと共に後藤真希に人気は移ったのかもしれない。よく分からない。そして4期加入以降は、ますます分からない。はたして……? これを調査するのは実に難しい。コンサートに行ってうちわの数をカウントするという、野鳥の会的なプリミティブ調査もかつて存在したが、それは会場限定である上に、うちわを持たないファンが考慮されていない。

そこで、今回九十九式では、5万人アンケートを実施しました。自由投票で好きな芸能人を答えてもらったところ、以下のような結果になりました。(7月28日調査結果)

飯田圭織 31人
安倍なつみ 45人
矢口真里 41人

吉澤ひとみ 46人
辻 希美 96人
加護亜依 65人
石川梨華 21人
チャーミー石川 42人

高橋愛 27人
紺野あさ美 52人
小川麻琴 33人
新垣里沙 25人

藤本美貴 83人
田中れいな 36人
亀井絵里 55人
道重さゆみ 32人


これを人気順にソートするとこうなります。


  1. 辻 希美 96人
  2. 藤本美貴 83人
  3. 加護亜依 65人
  4. 亀井絵里 55人
  5. 紺野あさ美 52人
  6. 吉澤ひとみ 46人
  7. 安倍なつみ 45人
  8. チャーミー石川 42人
  9. 矢口真里 41人
  10. 田中れいな 36人
  11. 小川麻琴 33人
  12. 道重さゆみ 32人
  13. 飯田圭織 31人
  14. 高橋愛 27人
  15. 新垣里沙 25人
  16. 石川梨華 21人


総評
なんと、モーニング娘。で一番人気があったのは、「暴走食いしん坊」辻希美だったのです! 続いてソロで人気を確立していた「ロマンティック・ラスト・エンペラー」こと藤本美貴「歌うオモチャ箱」こと加護亜依「ハロプロマジシャン」こと6期の亀井絵里と続きます。「ハロプロの番人」の異名をとった安倍なつみは7位という結果に終わりました。

ちなみにこの数字は、ユーザー数が5万人を突破したSNSサイト、Mixiのコミュニティ人口の調査結果です。ある日、辻希美コミュニティの登録人数が100人に迫る勢いなのに気付き、ではライバルの加護あいぼんはどんな感じなのか調べてみたのが発端です。なんとあいぼんは65人。実に30人以上の差をつけて辻ちゃんが勝利している…ッ! 苦節3年、とうとう果たした“ぼん越え”! そこでメンバー全員を調べてみたのがこの結果というわけです。ぼん超えどころか、頂点だった……。今までずっとマイノリティの地位に甘んじてきた辻ちゃん支持者が、いつの間にか最大勢力になっていたのです。感動的な出来事です。

備考
飯田のコミュニティ名は「かおりんが美しすぎて」、新垣は「NO BLOOD FOR OIL」でした。
石川に関しては「石川梨華ファンの集い 21人」のほか、「チャーミー石川 42人」「石川ってウンコするの? 22人」など複数のコミュニティで票が割れてしまったため、順位が低くなったものと思われます。

また、調査し忘れていたのですが、8月23日現在で“後藤真希 61人”、“ザ・中澤裕子 29人”“モーニング娘。 164人”、“ダブルユー 173人”、でした。

[Hello] Wはカバーアルバムを出しません

数日前に、「辻加護のあややカバーアルバム発売!」という壮大で素敵な妄想ネタを書いてみたところ、思った以上に反響があったんですが、情報の拡散具合が興味深かったです。
普段だと
ニュースサイトが発見→メガニュースサイトがリンク→子ニュースサイト、孫ニュースサイトに伝播
という道筋を辿るんですが、今回の場合
2ch(狼、ニュー速)にスレが立つ→モーヲタ系サイト、モー情報サイトがリンク→ファンサイト、小中学生サイトに伝播
という流れで、一番下は今でもじわじわと拡散しています。

 あと、ネタであることに気付かずに頭から信じ込む人や、騙された! と怒る人があまりにも多いので、「フィクションです」の注意文を朱書きにしたり、全てのリンク先をtype99.gozaru.jpに変えたりしたのですが、それでも誤解が収まらないので、もういいです。実は最初は、小中学生のお友達が掲示板で完全に信じ込んでるのを見て、「このままでは、この子達は休み明けに学校でウソツキ呼ばわりされてしまう!」と危惧して謝罪行脚などしたのですが、あまりに多いのでもういいです。聞いた話によると、京大卒のT君まで、指摘されるまで完全に事実と信じ込んでいたらしい!ので、それを中学生に見抜け、というのも無理な話なのでしょうか。

 あと、考えてみると『トロ恋』の「水着買ったけれど、これをマジで着るのね。いくらダイエットしても納得できぬ感じ!」という歌詞を今の加護ちゃんに歌わせるのは少し酷だったかな……、という感じです。(僕の脳内ではすでに発売されているので、すっかりプロデューサー気取りです。)

 また、僕が「もういいや」と諦めた一番の理由は、『後浦なつみ』の非道さで全て吹っ飛んでいたからです。
2004-08-24

[body] オリンピック柔道選手がだらしない

 特にここで触れてはいませんが、オリンピックは結構見ているんです。特に注目しているのは柔道と体操(ゆか)。前者は純粋に一対一の勝負で決着がつくところや武道なところが面白く、後者は単純に人間の身体が持つ能力の極限、運動のダイナミズムのようなものが感じられるところが面白い。

 しかし一点気になるのは、柔道の試合中の道着。(特に外人選手)帯から完全にはみだして、上着がだらーんとしてるのに少しも直す気配が無い。審判も放置している。おそらくルールで明文化されていないんだろうけど、あれじゃあ投げづらいんじゃないだろうか。はみだしたモン勝ちになる。柴田恭平になる。

 勿論、見た目にもだらしない。柔道もまたスポーツである以前に武道であるからして、畳の上ではすべからく佇まいを美しくすべきではないかと思うのだが。そこへいくと、日本人選手はこまめに直しているのでそこまで見苦しくはだけることはあまりない。外国人選手にとってドウギはあくまでもユニフォームだが、日本人には“道”を体現する道着なのだ。

 柔道は海外に輸出されたが、その精神まではなかなか伝わっていないのか。だが逆に、そこが日本柔道が“お家芸”たるゆえんなのかもしれない。競技人口ならフランスが、体格ならオランダが勝っているのに、結果として日本柔道の優位は揺るがない。ユニフォームを着て、テクニックでポイントを重ねて勝とうとする外人に、一本勝負の柔道家は負けない。心技体、全てが備わったものしか栄冠はつかめないのだ。(どんな競技でもそうだけどね)

 それにしても道着。昔からああだったろうか? 武道を修める身としては、どうしても気になる。のだが、最近始めた身なので、まだひとりで帯をしめたり袴を着たりできません……。(3ヶ月目)ひとりでできないもん……。

 ちなみに僕が始めたのは“神道夢想流”という流派で、バガボンドに出てくる夢想権之助が開祖という古流武道です。内容は剣術と杖術と鎖鎌です。400年前から連綿と受け継がれているところが実にファンタジーです。
2004-08-20

[Hello] バイト先に来た有名人(3)

またバイトの目撃情報です。
526 名前: FROM名無しさan 投稿日: 04/08/18 22:10
うちはコンビニだけど、安倍なつみと辻希美と新垣がよく来る
最近は安倍は来ないけど代わりに吉澤が来る
吉澤は白くて綺麗。他の客もみとれるくらい綺麗
辻は太っ腹、メンバーの分なのか?お菓子を山ほど購入
他のメンバーの支払いも「いいよ、あたし払うから」って言う流石は高給取り
新垣は凄く顔がちっちゃいモデルさんみたい、このコ最近ニコニコしてる
良いことでもあったのかな?
初めて安倍見た時に「あっテレビと同じ人だ」って感動したけど
最近はいっぱいくるから感動しないな
中島美嘉っていつも同じ服着てるし

 おい、おまえ1か月分払ってやるから俺とそのバイト代われ! まったくこういう幸運は、それを求める人のところにはなぜか回ってこないんですよね…。
 それはそうと、やっぱりいい子の辻ちゃん。あとこの体験談は、ガキさんが最近ニコニコしてるってのがいいですね。やっと努力が実って、ファンにも認めてもらえるようになったガキさん。
「え、最近ニコニコして見えますか? そーなんですよねえー!」“ウザさと紙一重”という独自の魅力。

関連
バイト先に来た有名人(1)
バイト先に来た有名人(2)
2004-08-19

[Hello] W(ダブルユー)、第2弾カバーアルバム!

最近ハロプロの中では、メロンが“おとめ”の曲を歌ったり、ダブルユーが『ちょこLOVE』を歌ったりと、どうもセルフ?カバーの流れがつんく♂の中で流行っているようなんですが、このブームに止めを刺すファイナルウエポンが投下されましたよ!

『Yeah! めっちゃダブルユー!』
1. Yeah! めっちゃホリデイ(辻・加護)
2. Good Bye夏男(辻)
3. トロピカ~ル恋して~る(加護)
4. 草原の人(辻・加護)
5. 奇跡の香りダンス(辻)
6. LOVE涙色(辻・加護)
7. THE LAST NIGHT(加護)
8. The 美学(辻)
9. ね~え?(加護)
10.桃色片思い(辻)
11.100回のキス(加護)
12.ドッキドキ! LOVEメール(辻・加護)


ソースはこちら!!

 マジっすかこれ!? 聞きた過ぎる。よく見ると、曲の担当の振り分け方も絶妙だ。辻ちゃんのパワフルボイスで『奇跡』『美学』などロック系ソングを、キュンキュンボイスで『桃色片思い』を! 加護ちゃんにはしっとりと『100キス』『ラストナイト』などを歌わせつつ、最後は『ドッキドキ!』2人のハモりでシメだ。ヤバいな、これ完璧なんじゃないの?

いや、ごめんなさい。だってね、今年の新春SPで、辻ちゃんの「初詣のお願い事」と来たら!「1日でいいから、あややになりたい!」だったんですよ。泣かせるじゃないですか。それだったら僕の脳内だけでも…。という発想をするあたりが“WOTAであるがゆえの「自分を制御できないココロの動き」”なんですね。

[Hello] バイト先に来た有名人(2)

503 名前: FROM名無しさan 投稿日: 04/08/15 09:32
8月10日に千葉県のココスとグローバルバイキングの間の店にモーニング娘の加護ちゃんと辻ちゃんと
研修生かな小学生の女の子達とマネージャーらしき人の十数名が来てたんだけどケーキばかり食べてた。加護ちゃん辻ちゃんの太った方は殆どケーキでばかりで寿司食べてなかった
痩せてる方は、みんなのお茶作ったり(BOX席)寿司やケーキ、ガリなどとって配ってた
一応スターなのに研修生(みんな可愛かった)の寿司取ってあげたり、お茶作ったりキャッキャ!!騒いで抱きついていた。みんな良いカンジで上下関係無いのかと思った
モーニング娘は嫌いだったけど痩せてる方の子が凄く優しい子だったので好感が持てた

例によってアルバイト板より。半年振りに来ました、目撃証言。さっそく検証。
8月10日は、千葉の市原市民会館でωとベリーズの合同コンサートが行われていたことから、アリバイは成立。「加護ちゃんと辻ちゃんの太った方」は加護ちゃん、「加護ちゃん辻ちゃんの痩せてる方」は辻ちゃんのことと思われる。(反論は受け付けません)「研修生」はおそらくベリーズ工房のこと。まぁ研修生にしては可愛いく見えただろう。
すると加護ちゃんがケーキばかり食べていること、辻ちゃんがみんなに取り分けたりと世話を焼いていたことは、かしましの歌詞やなっちのエッセイなどと合致する二人の行動様式なので、この証言はガチ。相変わらずいい子ですね辻ちゃんは……。

それにしても、今でも辻加護の区別が付かない人もいるようですが、体型で分けられるとちょっと切ない…。

続報。かっぱ寿司スレでした。
518 名前: FROM名無しさan 投稿日: 04/08/18 00:29
>>511
ケーキ食べてた方が加護ちゃんみたいだね
痩せてる方が辻ちゃんか、このコははしゃぎ捲くってたけど
帰る時もお皿重ねてたし(10枚ごとに)、海老の尻尾やビニールとかまとめてた
ホールやる方は凄くらくだった
もしかして回転寿司好きなのかな?
とにかく和気藹々としていい感じだった。また来て欲しいな。うちの店あんまり有名人来ないから嬉しい
522 名前: FROM名無しさan 投稿日: 04/08/18 02:02
>>518
私も直接は会ったことないけど、働いてる店に辻ちゃんが来たことあったよ
先輩の話だと明るくはしゃぎながらたくさん食べてたって
近くで見るとすごく可愛いくて、テレビで見るより肌も白くて細かったって!
私もその時間シフト入れてればよかったなぁ・・・


関連
バイト先に来た有名人(1)
2004-08-18

[diary] 烏龍茶日記

 やりました! ニッポン女子柔道金メダルおめでとう! そして僕もやりました! とうとうやりました!
 宮本がサントリーのiPodキャンペーンに挑戦していたことを覚えている方も多いと思いますが、達成しましたよ! このキャンペーンは、烏龍茶を買って1Pずつカンフーガールを育成し、最後にカンフー大会に出場してiPodをもぎとる、というゲーム形式になってます。
 で、とうとう16ポイント溜まりました。烏龍茶8リットル飲みました!


ニイニイ、烏派。
ステータスMAX、必殺技を習得して大会に挑みます!



カンフー大会に出場!


今回の相手はこいつだ!ゴツいな!


がんばれニイニイ! ラブ、ラブ!
アンディ! カラテスピリットや!(石井館長)



出た! 伝家の宝刀、虹色回し蹴り! レインボー・リバース・ハイキック!






でも、負けました。
ステータスはALL 10、必殺技を出すタイミングは後半にしました。ひょっとすると、ステータスは勝敗にあまり関係ないのかもしれない……。当たった人は必ずしも高ステータスじゃないらしいし。

[Hello] ベリーズ工房に美勇伝(ココナッツ娘。)

 ベリ工推しの人に「ベリ工はダメという前提で、世間の総意のように書くのはいかがなものか」と叱られてしまいましてすみません。先日の文章は全くぼくの個人的な感覚に過ぎません。が、コンサート中にメッセージボードを掲げたり、MC中に「○○、コッチ向いてッッ!!」と吼えたりする様を見て「気持ち悪い」「鬱陶しい」と思うのはまぁ普通の感覚ではないかと思いますが、ネット上のファンサイトを見てわかるとおり、そういう性質の悪いファンが全てではありません。それに関しては配慮が足りなかったかもしれません。

 また、先日の文章は、実は論旨に一つの欠陥があります。それは、我らが辻ちゃんをはじめ、現在ハロプロで活躍している面子の全員がいきなりデビューしているということ。つまり下積みを経験している人間などいないわけで……。(最初期の手売り時代?2期の辺りまでは下積みと言えるか。4期の頃には既に成功したグループだったが、それ故に4期はあそこまでピースな愛のバイブスを放つことができた幸せな世代なのである。余談。)

 だがしかし、3年前と今とでは状況は多少違っている。世間は事務所が考えるほど、目新しさのみを求めているわけではないのではないか、ということです。また、既に完成されたグループに12歳の子が入るのと、12歳の子を集めて新グループを作るのとでは、また話が変わってくる。

 具体的には、モーニング娘。は4期以降増員せずにSMAPを目指すべきだった(少数精鋭人数によるキャラの固定、視聴者への浸透、すなわち磐石の人気。すると現在6人)と思うし、美勇伝には、下積みを終えて現在年齢、実力ともにピークにあるアヤカを使うべきだったんじゃないか、ということです!

[diary] 遭遇! 未確認生命体UMA

 それはある夏の日の出来事だった。この物語の舞台となるのは、トウキョウのある閑静な住宅街……。
「いや、びっくりしたのなんのって。まさかこんなところにあんなモノがいるなんてね」
そう語るのは、M本氏。日記が趣味の20代男性である。氏は、最初我々の取材に対してかぶりを振るだけだったが、重ねて問い詰めると、やがて重い口を開いた。
「終電に乗って仕事から帰ってきたんだ。俺の家は駅から歩いて10分くらいのところなんだが、この時間帯にもなれば人っ子ひとり通ってねえ。小雨がそぼ降る中、俺は一人で歩いていたんだな。」


「そしたら、濡れたアスファルトの上を何か、素早い物体がかすかな音を立てて横切るのが見えたんだ。俺はてっきりゴキブリかと思ったよ。ちょうどその日、2匹のゴキブリを真っ二つに切って、互い違いにくっつけるとそのまま動き出すってバカげた話を聞いたばかりだったからな。」
 住宅街の路上にゴキブリ。ありえない話ではない。しかし、氏の口から語られた証言と、見せてくれた写真は、我々の想像を絶するものだった。

「これを見てくれ…。こいつをどう思う?」



「カニだよ! 別にこの辺は海が近いわけでもないし、川もそんなに近くない。それなのにカニが歩いていたんだよ! 思わず家に走って帰って、カメラを持ってきたよ。それで撮ったのがこの写真ってわけさ。どうだい、信じられるかい…? どうせ明日の朝には干からびて死んじまうか、ネコにでも殺されてしまうだろうから、俺は思わず捕まえて持って帰ろうかと思ったけど、写真を撮ったら物凄い速さで茂みに姿を消してしまったんだ。」

「多分どっかの暇人が水槽で飼ってたんだな。ところがそのマヌケな飼い主は、水槽の中にフリスクを一粒落としてしまった。カニはそれを食べて水槽から飛び出したって訳さ。さもなきゃ平家の怨霊だな」

世の中にはまだ科学で解明できない謎がいたるところに残されている。秘境の山奥、密林の奥地、そして我々が暮らす都会の片隅でさえも……。

2004-08-17

[Hello] Wスタンバイ ウワー!! \(^o^)/

昨日のコンサートの、書きそびれた小さな感想を補足。

・前にいる客が、身長185cmくらいのゴツいやつで、視界を遮って踊りをコピーしてるので鬱陶しくて仕方なかった。
・隣の客は、辻ちゃんが出てくる度に「ワーー!ウワーー!」と言っていた。よく、歓声のことを擬音で「ワー、という歓声」と表現するけど、あれはあくまでも大勢の観衆が口々に色んなことを叫ぶ、その総和が「ワー」と聞こえるということである。が、彼の場合は自分ひとりで「ワーーー!ワーーー!」と叫んでいた。何か、もう混乱していたのかもわからんね。ウワー!! \(^o^)/
・後ろの客は、ベリオタだった。
・隣の客は、よく柿きくうきゃっ…
・後の客は、通路前で係員の服にかするくらいの距離で激しく原住民ダンス(人差し指を空に突き上げるふしぎなおどり)を踊っていた。係員はステージに背を向けるので、客席と向き合う格好になる。汗だくで素早い雨乞いをする原住民と、それを至近距離で見つめる真顔の係員、静と動の対比が面白かった。
・辻ちゃんは、「ぐるぐる回って~」の部分以外は自分で歌ってカバーしてた。さすが。加護ちゃんは、1番はなんとか歌ったけど2番は諦めてた。あの曲じゃしょうがない。

モー神通信TKさんがベリーズ工房を評して
私は単純にフィジカルなアピール力の貧弱さから、彼女たちのパフォーマー&タレントとしてのピークはもう少し先(16歳?)だと思っていて、事務所もそれを理解し、音楽的な信頼と共にハロプロファンの間にグループを浸透させつつ、彼女たちが真に力を発揮するその年齢に達するまでに十分なキャリアを積ませるのだろうと思っていました。(2004年8月16日)
 と述懐されており、なるほどぼくも確かにその通りだと思う。そして、売り急ぎというなら、ああやってデビューさせたこと事態がすでに売り急ぎなのだ。昨日のコンサートを見て確信したんだけど、あの子供達はまだ人前で金をとるパフォーマーのレベルに達しているとは言いがたい。それは、良曲提供の3ヶ月連続シングルリリースに、巨額の宣伝費やごり押しプロモーションをしているにも関わらず一向に売れる気配が無いことで証明されてしまっている。

 例えばアップフロントがおそらく目標にしているであろうジャニーズ帝国に目を向けると、少年達はまずジャニーズJrとして下積みをさせられる。調べてみると、それは3年から、ときには7年にも及ぶ長い修行期間らしい。その間、彼らはひたすらバックダンサーや枠番組でのちょっとした出番によって育成され、晴れてデビューのときを迎えるわけで、いきなり小学生をデビューさせて、さあどないや!? と迫ってもうまくいかないということではないだろうか。

 世間はベリーズ工房を拒否した。肝心の一般層やターゲットのちびっ子層にはほとんど届かず、過激で過剰なアイドルマニアの大きなお兄さん達が囲い込まれているだけというこの現状……。水着のような格好で踊る小学生の集団も、それに熱狂する集団も、ある種異様で気味の悪いさまに見えてしまう。
2004-08-16

[Hello] Wスタンバイ!

 とりあえず、無事に帰国しました。ぼくの夏休みは終わった。
 道中書き綴った紀行文はおいおいまとめるとして、とりあえず成田からスーツケースを引きずって駆けつけた神奈川県民ホール、『2004年夏ファーストコンサートツアー ~ Wスタンバイ!ダブルユー&ベリーズ工房!~』の感想を述べようと思います。

 まず、普段のドームクラスではなく、この県民ホールクラスのサイズは席が近すぎてヤバい。僕が普段モーニング娘のコンサートにあまり足を運ばない理由のひとつには、会場が広すぎて前のほうの席が取れないこと、辻ちゃんの出番が相対的に少ないこと、があるのでこの展開は願ったり叶ったり。(のはずが、ベリエとの抱き合わせコンサートなので出番はそうでもない。)

 開始後数曲ベリエが続いたので、「どっちがメインなんだか」と不貞腐れたぼくは軽く“座りタイガー”を決めこむ。このまま最後まで通そうかと思ったが、ふと“この姿をもし辻ちゃんが見たら悲しむのではないか”“ベリオタが報復行為としてωで座りタイガー決めたら、辻ちゃんが悲しむのではないか”“会場外でベリオタに襲撃されるのではないか”といった懸念が浮かんだため、立ちタイガーに移行。

 ベリエって意外と少ないんだなあ、と思って見ていたら、どうやら体調不良を理由に2人が脱落した模様。歌は生歌だったので、不在者のパート欠けが目立った。こういうときに、他のメンバーが不在者のパートまで歌ってカバーできればいいのだが。新人の小学生にそこまで要求するのも酷か。(最初、マイクを客席に向けるパフォーマンスをしてるのかと思って「幼いのにロックやなぁ」と思ってた)

 以前の卒業ハロコンで、キッズが2期タンポポ(2期ポポ)の名曲『乙女パスタに感動』を“勝手に”歌って一部のファンの不興を買った一件があったが、今回もセルフ?カバーは絶好調、なんと辻ちゃんがキッズを従えて『じゃんけんぴょん』を、同じく加護ちゃんは『Get UP! ラッパー』を披露。これには度肝を抜かれた。あれほどミニモニの活動休止劇を盛り上げておいて、「永久欠番」なんて言っておいて、涙のリクエスト最後のリクエストをしておいて、その数ヵ月後に辻ちゃんにあのチェックの衣装を着せる無頓着な思考をぼくは軽蔑する。(『~ラッパー』には何の思い入れも物語も無いから別にいいんだけど。それなら辻ちゃんの曲は11waterで良かったのではないか?)

 しかもこの日ベリエが体調不良で欠場していたため、『じゃんけんぴょん』は辻ちゃん+ベリエ2人による、余計に寂しい3人だけの偽ミニモニとなった。
 しかし、1コーラス目のサビで、一瞬だけ辻ちゃんがステージ袖を見つめて、動きを止めた。何かあったのだろうか? 休んでいた子が歌の途中から復帰するのか、まさか辻ちゃん、歌うのが嫌になってしまったのか、などと考えて気にしていると、次の瞬間にそこから走り出てきたのは……。

 なんと次のソルト5の衣装に身を包んだ加護ちゃんだった!

 そこからの『じゃんけんぴょん』はまるで見違えたように輝きを放ちだした。ベリエの体調不良なんていう、本番で急に発生したアクシデントに対して、打ち合わせなどしているはずもない。それなのに一瞬の機転と呼吸で、加護ちゃんは飛び出してきた。ωの呼吸が、この場を救ったのだ!
『ミニモニ。じゃんけんぴょん』。今まで、何百回となく歌い、踊ってきたはずの曲だ。リハーサルをしていないからといって、加護ちゃんがこの歌を間違うはずもない。大人たちの思惑などどこへやら、久しぶりに歌うミニモニの曲を、2人は純粋に楽しんでいた。最初はとまどいを見せていたオーディエンスも、次第にじゃんけんビートのうねりに飲み込まれていく。ヲタが吼える。飛ぶ。回る。不覚にも、涙があふれてきて止まらなかった。今までは、過去の物語を大事にしないこのセットリストに違和感と不信感を覚えていたぼくだったが、加護ちゃんの勇気によって全てを受け止めようと感じた。




 ……という場面でもあれば良かったんですけど、加護ちゃんが走り出てくるところからはぼくの妄想です。すいません……。でも全体としては素晴らしいステージでした。ωは、心底格好良かった。辻・加護、2人の放つ圧倒的迫力、パフォーマンスにすっかり魂を抜かれてしまった。完全にステージに釘付けとなり、手拍子や腕を振り上げたりすることすらほとんしなかった。(でも「みんな一緒に!」と言われたときはしました)
2004-08-07

[spain] ~スペイン旅行記~ 0日目

 ホテルは今日になって何とか取れた。2ツ星のそれほど良くもないホテルだが、一晩の宿としてはじゅうぶんのはずだ。それより目下最大の問題は、あと数時間で家を出なくてはならないのに、まだ何の荷造りもしていないということだ……。16時間の飛行機の中を眠って過ごすために、今日は徹夜のつもりだった。ところが、たっぷりある夜の時間を使って余裕の荷造りをするつもりが、3時をすぎたころから眠くて面倒になってきてしまったのだ。(そもそも、前日の夜になって始める旅支度を「余裕」とは言わない)

 持っていくものといったら何があるだろうか…。

・パスポート
・金、カード
・着替え
・文庫本
・携帯式の武器
・焼酎
・日本の雑誌
・MP3プレーヤー

 えーっと。
 あれ、こんなもんか? 旅支度ってもっとなんかなかったっけなぁ。こんなもんか。 これだと小ぶりのリュックひとつで足りてしまうので、きっと何か大事なものを忘れているに違いない。うーん、使い慣れたマクラ? 犬のマロン?

 あ!!
 とんでもないことに気付いた! PC録画用のHDD容量が6GBくらいしか空いてない! これでは1週間分の録画なんて出来ないぞ…。今は毎日見たり消したり焼いたりDivXしたりして自転車操業してるからいいけど、これは一大事だ。なんとか空き容量を確保しなくては…! こいつはギリギリの作業になりそうだぜ。


作者取材旅行のため、来週の九十九式は休載いたします。

[spain] ~スペイン旅行記~

(プロローグ)
【フライング・バルセロナ・アタックに憧れて】

 夏は旅がしたい季節。僕は来月にはどこかへ行かなくてはならない。7月のクソ暑いある日、僕は天啓に打たれたように思い立ったのだった。それは焦りにも似たひらめきだった。僕は来月にはどこか別の国にいなくてはならない!
 行き先はどこでも良かった。(今は反省している。)なんとかチケットがとれたので、一人でスペインに行くことになった。土曜日に出国の予定である。レアルマドリッドの公開練習でも見てこようと思う。
 アジア系の格安航空券はなかったので、ヨーロッパ系の20万以上するチケットだ。これでノートPCは遠のいたけど、まぁいいや。10年後のPCは今より良いPCだけど、10年後の旅は20代の旅じゃない。当たり前だけど、そういうことだ。

 チケットが取れたことに安心していたら、宿の手配がまだだったことに気付いた。月曜からはアミーゴの家に泊めてもらうことになっているんだけど、それまでの2日間はどうしよう…。着いたらその足で適当にホテル探せばいいかな。

手元のガイドブックを見てみると、「日本からスペインに着く飛行機は早朝か夜中が多く、スリや強盗の格好の餌食です。即座にタクシーに乗って、ホテルまで行ってもらいましょう」と書いてある。なるほど、手元の航空券によると、現地着は23:15……。

 仕事で欧州各国を回った知人の女性によると、「スペインの街中を歩くのが一番怖かった」そうだ。一体何が怖かったのかがわからないのが怖いが、また別の知人によると、ライカのカメラを首からぶら下げていたら強奪されたそうだ。いや、これはなんか当たり前な気がするが……。南アフリカなら首ごと切り落とされて死んでいるので、まぁスペインは大丈夫ということにしておこう。


・参照リンク
南アフリカ・ヨハネスブルグは、世界で最も『北斗の拳』の世界に近い街として恐れられている。
死にたい人にお薦めの危険な街ヨハネスブルグ
恐怖のヨハネスブルグ

2004-08-06

[jiji] 原爆の日

アメリカこそ核兵器を保有し、極東のナガサキとヒロシマで人民を攻撃したのだ。すでに日本が降伏し、世界大戦が終わりかけていたにもかかわらず、子供も女も老人も一緒にした、人民全体の攻撃に固執したのである。

 今日は、米国による広島大虐殺事件が起こった日である。つまり広島では五十九回目の原爆の日を迎えた。北朝鮮の核の脅威が増大している昨今、唯一の被爆国としての日本の立場から、反核平和への声を世界に広めるのは当然の責務である。

 いや、本当にそうだろうか。戦争をしたい国、戦争に負けたくない国、他国を威圧恫喝したい国にとっては、逆効果ではないだろうか。原爆はこんなに悲惨だ、こんなに多大な被害を与える、見よあのキノコ雲を、街は一瞬にして炎に包まれ、以後何代にも渡って後遺症に苦しむのだ……、と言われれば、そうかそれは素晴らしい兵器だ、となる人間もいるのではないか。例えば朝鮮の陰毛ヘアの将軍のように。
 冒頭にあげたのは、かの有名なビンラディンの声明文の一説である。彼はここから、非人道的な野蛮国アメリカへの攻撃の正当性を主張する。これは、ラディンが特別極端な考え方をもっているとか、博学であるとかいう以前に、アラブ世界ではこのようにヒロシマを持ち出して対米武装闘争を正当化する論法は非常にポピュラーなものであるらしい。

 ここに「日本はどう報じられているか」という本がある。この中でも、
「日本は核兵器で破壊しつくされ、敗れた
 →それによってアメリカに対する怨念を抱き、復讐の機会をうかがっている
 →であるからアメリカは決して日本に核兵器を持たせない
 →それゆえ日本人は逆にアメリカに核兵器廃絶を求める戦術で対抗している」

という論理展開のほうが世界的には自然に聞こえる、と指摘されている。なるほど、確かに他の国だったら、あれだけの残忍な仕打ちをされれば、何十年かけても報復しようとするだろうし、日本の反核団体がアメリカには抗議するのに、支那や露西亜には何も言わないのも、これで説明がつく。

確かに、
原爆を投下された → よって原爆を保有しない
というのは、よく考えると論理展開としてそれほど自然ではない。
むしろ、
原爆を投下された →2度と投下されないような実力をつける
という論理展開のほうが「過ちを繰り返さない」という主張に合致するように見える。


 ならば日本は唯一の被爆国として、その高い技術力を結集し、核兵器をしのぐ破壊力を持ったクリーンな兵器の開発を急ぐべきである。モンティパイソンのコントにあったような、「それを見るとあまりのおかしさに笑い転げて窒息死してしまうギャグ」のような兵器が望ましい。
(イギリス軍兵士が、そのギャグがドイツ語で書かれたフリップを持って突撃すると、ナチス兵士がバタバタと笑い死んでいくという素晴らしいコント。『モンティパイソン・アンド・ナウ』収録)

この兵器を実戦に投入した → ギャハハ腹いてー! ガクッ

日本はどう報じられているか
 日本人は「世間体」という言葉に代表されるように、一般的に他者の目を気にする。その流れかどうか、他国からどう見られているかも、明治開国以来常に気にしてきた。中韓米の日本報道などはよくメディアでも紹介されるが、アラブで今の日本がどう見られているのか、という情報は意外と少ない。そういう面でもこの本はなかなか興味深かったが、著者がひとりではなく、それぞれの国の専門家が集まって、なるべくニュートラルな記述を心がけている点も評価できる。
2004-08-04

[Hello] ヲタ芸? タイガー!

 ライブやコンサートには、そのアーティストのファンならではの行動様式や、類型化された応援方法がある。(例:モッシュやヘッドバンギング、ダイブなど。ヴィジュアル系の“捧げ手”やアイドルのPPPH、ジャニオタの鉄則“ウチワは肩より下”、などもある。)
 ライブ、コンサートなんていうものは各人が各人の好きなように楽しめばいいものだとは思うが、モーヲタの応援は僕の楽しみを阻害する。ひたすらその場で回る“マワリスト”は鬱陶しいし、南海の人食い土人のような妙なダンスも止めてほしい。さらに言えば、PPPH(手拍子パン、パパン!ヒュー!)もうるさいし、歌パートのメンバーの名前をコールするのも曲の鑑賞を妨げるので止めてほしい。カラオケのごとく歌ってる奴は論外。
 が、僕個人がここで「やめてほしい」とつぶやいたところで、世界は何も変わらない。せいぜい僕にできるのは、これまで通りコンサート会場に背を向けて、家でDVDを鑑賞するという楽しみ方だけだ。ああいった鬱陶しい行動のことを、“ヲタ芸”と呼ぶらしい。なにがヲタ芸だ。曲の展開を無視してひたすらBメロで叫ぶPPPH、ステージを見ずにクルクル回るジャンプ、あんなもののどこが芸だというのか。ヲタ芸滅すべし。僕はステージ上のパフォーマンスに金を払っているのであって、運動がしたいわけでもお前らの歌や叫び声が聞きたいわけでもない。(ヲタ芸についてもっと知りたい人、見てみたい人は【ヲタ芸 動画】などで検索してみてください)

 しかしもう一度、「楽しみ方は人それぞれ」という観点に立ってみると、きっと会場がヲタコール、ヲタ芸でいっぱいになって盛り上がっているのが楽しい、という価値観の人も少なからずいるだろうから、そういう人から見れば僕のようにただ双眼鏡を持って突っ立っているやつらは逆に邪魔以外の何者でもないのかもしれない。

 …と思っていたら、どうやら僕も知らず知らずのうちに“ヲタ芸”に手を染めていたらしい。双眼鏡でじっとステージ上を見ることを"スナイパー”もしくは“野鳥”、何もせずに腕組みでもしてステージ上を見つめることを“タイガー”と言うらしい! 野鳥やスナイパーはまだしも、“何もしないこと”にまで名前がついているなんて! さかもとさんも指摘していたが、まさにNEETと同種の発想である。何もしないのも芸なのだ…。

ヲタ芸 新技一覧表

タイガー:腕組み仁王立ち
ツンドラ:座り凝視
イカロス:イスからジャンプ
スナイパー、野鳥:双眼鏡凝視
ロダン:座り瞑想
シーザー:椅子に座り爆睡
メモリスト、彦一:公演中メモ取ってる
スターダスト:サイリウムすっぽ抜けて落とす
人間スターダスト:自分自身が落ちる
ケンシロウ:上半身裸
1人で万歳:グリコ

キャンセル:技の途中で他の技に移行

●スペシャルコンボ
メモリストキャンセルケンシロウ
イカロスキャンセル人間スターダスト


PPPHの派生技
PPPT(タイガー)、PPPG(グリコ)


サガット ところで“タイガー”の由来、語源はなんだろう。調べてみてもよくわからない。「虎のように堂々と見るから」なんていう説明もあったが、絶対違う気がする。ひょっとしてストIIのサガット(勝ちポーズが、腕組みをして仁王立ち)が「タイガー」を連呼していたからだったり……。いやでもそしたら素直に“サガット”にでもなるだろうしなぁ。だがそういえば、PPPHの“H”の部分、拳を高く突き上げて飛ぶ様は、タイガー・アッパーカットのようにも見える。

 

↑あーいぼん!オイ! あーいぼん!オイ!!

追記:
読者の方よりフォームから、「これが元ネタではないか」という情報が寄せられました。とあるゲームのキャラクターです。ふぅむ、なるほど。http://www13.ocn.ne.jp/~sugie/as_only11.htm


2004-08-02

[Hello] 夏のドーン 疑問点

 一夜明け、これで本当に辻加護の2人はモーニング娘。ではなくなってしまった。
 公式サイトのトップ画像からは2人が姿を消し、僕は作ったばかりの『辻希美 名言集』の説明文に「元・モーニング娘の…」と一文字書き加えた。

 卒業の悲愴感をあまり感じないのは、2人の今後の活動展開があまりに明確に提示されているため、先行きの不安感がないからだろう。しかし、残されたモーニング娘本体はどうなるのだろうか。これからも応援できるだろうか…。こう考えてみると、やはり僕が好きだったのは、辻ちゃんがいるモーニング娘であり、モーニング娘の中でみんなに愛されている辻ちゃんだったのではないか、という気がする。そして、それは昨夜を境に永久に失われてしまったのだ。

 コンサートの構成としては大いに疑問の残るものだった。絵日記のグダグダやI WISHのあとのまことMCは本当に非道かったが、もっと驚いたのはエンディングでまたまた松浦が出てきて、みんなで『Yeah! めっちゃホリデイ』を合唱して終わりという展開。この構成は、辻加護の卒業コンサートであるという事実の意味を歪曲し、過小評価するものではないか。これが卒コンでなければ、僕をはじめ、周りの知人たちみんなが3万5万という大枚を費やす理由はなかった。
 しかしこれは裏を返すと、事務所としては2人の卒業にあまり大きな意味を持たせたくなかったのではないか、という見方もできる。現在、娘内人気で3本の指に入る2人が抜ける、というのは、いやが上にも今後の娘。本体の暗い未来を予見させる。そこに必要以上に目を向けさせないための、合同コンサートでの卒業なのではなかったか。しかし、さらに裏の裏を返すと、ハロプロの皆が集まる、にぎやかな夏のお祭り騒ぎの中で、必要以上にしんみりすることなく、笑顔のカーテンコールで終わることができたのも合同コンサートだったがゆえなのだ。『めちゃホリ』を歌い踊る辻加護と中澤さん、という珍しい絵も見られたし。

 最後にひとつ疑問。辻ちゃんと加護ちゃんが卒業挨拶をするために出てきたとき、会場はのサイリウムが一瞬にして青とピンクに切り替わった。「2人の色だ…!」と辻ちゃん加護ちゃんが嬉しそうにしていたのは良かったが、僕は持ってないので多少の疎外感を味わった。開場前に有志団体が配布したりでもしたのだろうか。ネットでの運動だけであそこまで統制がとれるものなのだろうか。だとしたら本当にすごい。

 (どさくさにまぎれて自己分析すると、僕が個人的に卒業の悲愴を感じないのは、ミニモニが終わったときに僕の中で熱意のようなものが燃え尽きてしまったからだと思う。結局僕にとって一番大きな存在だったのは、ハロプロに興味を持つきっかけであると同時にテキストサイトでの人付き合いのきっかけでもあったミニモニであり、そこにいた辻ちゃんだったのだ。まさしくちっちゃくってでっかい、象徴的存在だった。僕は別にモーニング娘のファンではなく、ただただミニモニが好きなだけだったのだ。)

2004-08-01

Hello! Project 2004 SUMMER ~夏のドーン~  代々木レポート

 8/1のハロプロコンサートは、辻加護のモーニング娘としての最後のステージである。これは行かずに死んだらきっと後悔する、と気付いた僕は女房を質に入れる勢いでヤフオクに挑み、悪質なネットダフ屋から3万円でチケットを入手したのだった。
 JR原宿駅につくと、異様な熱気が街中を包んでいた。

●物販の行列。
 今回は、コンサート限定グッズがいくつかあるため、会場入りしてまず物販テントを目指した。案の定行列が…あれ、あれれ……。写真が撮れなかったのでお見せできないのが残念だが、行列ははるかかなた、1~2キロ先まで続いていた。しかもこの炎天下、東京の最高気温は34度である。行列の下には、ちょうど代々木体育館併設のプールがあり、そこでは何人かの若者がデッキチェアーで体を焼いたり、水に浮かんだりしている。あちらは天国、こちらは地獄。かたやバカンス、かたやバカ、と言った風情である。
それにしても暑い。大東亜戦争時、「バターン死の行進」という事件(炎天下を行軍したら、帝国兵と違って体の弱いアメリカ人捕虜がバタバタと死んだ事件)があったが、この暑さではオタがバタバタと何人か倒れてもおかしくないのではないか。名づけて「オターン死の行列」。そんなことを考えながら、炎天下に2時間並んで、ようやく買えた。


●不可能はない
 卒業前日コンサートのMCにて。
「Wの辞書に不可能はないんで、これからも頑張っていく2人を応援してください!」

「ちゃっきりちゃっきり」の昔に比べて、なんとはきはきとしゃべることか。しかもこの内容の力強さ。立派に育ったなあ…と思わず感涙。
思わず、名言サイトを立ち上げましたので今後ともよろしくお願いします。
http://type99.gozaru.jp/nono/


●体調
 7/31の夜の部では、体調の不良を理由に辻ちゃんは何曲か休んだらしい。無理しなくていいから…。とこちらが心配になるが、それでも辻ちゃんは無理をするのだ。小学生の頃から憧れ続けたモーニング娘の、明日が最後の日なのだから…。


●I WISH
「最後に、辻ちゃん加護ちゃん、2人が歌いたいと言って選んだ曲を聴いてください。」
会場が静まりかえる。

「I WISH」

 ズアッ…!
 曲名がアナウンスされただけで、ステージから見えない波紋が会場に広がった。僕は息を飲み、一瞬にして全身が総毛だった。照明が切り替わると、舞台中央にいるのは辻ちゃんと加護ちゃんの2人だった。今日のI WISHは今までに僕が見たI WISHと違った。もう後藤はいない。安倍もいない。この曲は完全に4期の、いや辻ちゃんと加護ちゃんの曲だった。涙をこらえて笑顔で歌う辻ちゃん。

 途中、飯田と加護ちゃんが手をつなぎ、矢口と辻ちゃんが手をつなぐシーンがあった。オリジナルメンバー(と準オリジナルメンバー)と、卒業していく2人のツーショットである。その姿をみたとき、僕の両の目からは涙があふれた。ああ、なんということだ。辻ちゃんはもう、あんなに成長していたんだ。矢口と手をつないだ辻ちゃんの身長は、すでに頭半個分上だったのだ。辻ちゃんは、もはや150センチ以下の女の子ではない。それはあまりに象徴的な光景だった。

 歌は、歌う人によっていくらでもその表情や意味を変えるものなのだと心から思った。加入したばかりの4期メンバー、人生の意味も分からない12歳の少女に歌わせるからこそ凄みのあった、最初のI WISH。センチュリーランドの物語と一体化した、ミュージカルでのI WISH。そしてこの日、日本中の誰よりもめまぐるしく、重く、濃く、早い4年分の人生を送った辻ちゃん、加護ちゃんの2人が自らの希望で歌ったI WISH。
 ステージがぼやけてにじんだ。これが最後の『I WISH』、曲始めも終わりも、歌うのは辻加護の2人。

加護「でも 笑顔は 大切にしたい…」
辻 「・・・愛する人のために……」


(この後、曲の余韻に浸る暇もなく、まことが「はいはいどーもー」とばかりに能天気に現れブチ壊し。明確な殺意を抱く。)


●まとめ
 しかし、何度か涙ぐんだものの、辻ちゃん加護ちゃんが最後まで2人とも笑っていてくれたのが良かった。あの笑顔に救われた。
 また、4期メンバーの特別な絆も改めて見せ付けられた。吉澤のMCが良かった。「父ちゃんと母ちゃんに心配をかけて…」と、ハロモニでのコントの役柄をネタにしていたが、そうだ、4期メンバーの4人はまるで本当に家族じゃないか。4年間、つらいときも楽しいときも全てを共有し、毎日顔をあわせ、休みの日は一緒に遊び、家族よりも家族らしいこの擬似家族は、親兄弟よりもどんな友達よりも一緒にいる時間が長かったはずだ。そして、この幸せなだんらん風景もこの日が最後だったのだ。


 しかし何よりやるせないのは、こんなに寂しい事があったのに世の中は何も変わらなくて、地球は周り、僕も明日から普通に、飯を食ったり寝たり笑ったりして、だって生きていかなくちゃいけないということだ。そして、モーニング娘も続いていく。
 それは辻加護のいないモーニング娘が、やがて当たり前のものになってしまうということだ。そんなのって……。これほど残酷なことはない。