中国4000年の外交

2005年1月14日 金曜日

 支那の王穀駐日大使は、森前首相に「歴史問題のことは、もうあまり話さないことにするアルよ」と語ったという。(NIKKEI NET asahi.com

 こいつはこの前、早大の抗議で「A級戦犯を参拝すると、中国人民が傷つくアル!」とか寝言を言ってたやつなのだが、森前首相には「今年は戦後60周年。何とか中日関係を改善したいので、お知恵を拝借したい」などと言ったそうな。自国で半日感情を煽りすぎた結果の、日本での反中感情の高まりや、ODA見直し議論を見ての判断だろう。これが今も昔も変わらない、中国4000年の外交である。

 支那に強いある学者は、「彼らはこちらが押せば引くし、こちらが引けば引いた分だけ押してくる。それが中国の交渉術です」と語った。

 日本的な、お互いが半歩ずつ譲歩して間を取る、とかそういう平和なお約束はないのだ。それが何千年も続く動乱の中で培われた、大陸国家の基本スタンスである。刺すか刺されるか、そういう殺伐とした雰囲気がいいんじゃねぇか。この辺、大陸ビジネスをやっている人なんかはよく分かるのではないだろうか。

 チベット侵略も、日本海侵略も、根本にあるのはこのシナ特有の対外覇権スタンスのせいである。よって、日本海の海底資源を盗掘したり、領海侵犯したりなど、あからさまな主権侵害を繰り返すシナに対して、普通に抗議するだけではもう止められないところまで来ているのではないか。今の支那は、「どこまでなら大丈夫か」という間合いを計っている状態だが、ここまで日本はほとんど押しとどめることができないまま、どんどん間合いをつめられている。

 ちょうど、『だるまさんが転んだ』をやっているような状態である。今は一応、日本が振り向いたら支那はそこで止まっている。だが、もう少しするとこちらが振り返っても構わず進んでくるだろう。そうなってからでは遅いのだ。止めるだけではなく、2歩くらい後ろに下がらせるためには何が必要か。また、何が必要でないのか。今こそ考えるべきときである。—–

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