普通に読んでても、1ヶ月に10冊くらいのペースでしか読めないことが分かった。愕然。僕は一体、死ぬまでにあと何冊の本が読めるんだろうか。
葉桜の季節に君を想うということ
レビュアー: 宮本・ザ・ニンジャ その日暮らしで何でも屋のように生活している“俺”が、地下鉄のホームで飛び降り自殺しようとしている女性を助けたことから事件が始まった。依頼された悪徳健康食品会社の調査。俺が過去に解決した事件。そして…。
2004年版の『このミステリーがすごい!』第1位。確かにこりゃすごい、というのが第一の感想。行ったり来たりの時間軸上で、一見無関係に見える過去と現在の事件が交差し、よりあわされた紐のように絡み合っていく。
途中までは意外と地味な話だなぁと思っていたのだけど、とんでもない仕掛けが隠されていた。これはやられた。こういう遊び方ができるのもベテランならでは。また、この話は小説ならでは、だ。
でも面白いというか「すごい」のほうだろうな。改めて言おう。このミステリーはすごい! それが面白いかどうかは別問題。
ビジュアルイメージは途中まで森田(@銀と金)だったんですが。
★★★☆☆
(20×20)グランドフィナーレ
芥川賞受賞、モーヲタ(ごっちん)の阿部和重。「文学が阿部に追いついた」というのが煽り文句だけど、選考委員の誰だかも言ってたように「そろそろ彼にもあげていいんじゃないかなぁ」的な“承認”の意味を込めた受賞のような感じなのかな。まあそれはそれで芥川賞の存在意義だとは思う。
少女性愛が高じて妻と離縁した男の心の虚無と、その再生の物語。タイトルこそグランドフィナーレだが、作品としてのそれは主人公の心の中であろうか。やや唐突な幕切れを感じたのは、実は単行本でなく、文藝春秋の掲載で読んだからかもしれない。どこで終わるか把握してなかったので肩透かしをくらった<了>くらい書いておいてほしい。
主人公の、少女一般に向ける妄執と、わが子に対して抱く偏愛の区別があいまいなのが気になった。普通それって別なんじゃないかな。それとも、一緒だからこそ異常者、という描写なのかもしれない。
★★★☆☆
(20×20) あと、これは完璧に余談だけど、作者はモーヲタらしいってことなので、後半に出てくる二人組みの小学生女子は、必ずハロプロの誰かがモデルになってるはずなんだ!(決め付け) 誰だろう。双子みたいに声をそろえてるからやっぱ辻・加護か。加入当時の。いやでも小学生だし、ここはベリエだろうか。うーむ。悩む。
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