音楽ノスタルジー

2005年3月20日 日曜日

 iPodのおかげで、古い曲の良さを再発見した、という声をよく見聞きする。iPodには何千曲もの曲が入る。それを満たすために、家中のCDをmp3にエンコードして詰め込んだために、シャッフルして聴くと思わぬ曲にめぐり合うというのだ。もう聴かないだろうと思っていた曲、取り出すこともなかったCDが再び日の目を見る。

 僕も最近、iPodシャッフルを買ってPCとの同期を始めたので、所有するCDのエンコード作業を進めている。今、仕事を辞めて実家に引きこもっているので、暇を紛らすために大掃除も始めた。10年近く前にこの家に引っ越して以来、一度も開けていない段ボールがドカドカあるのだ。

 すると、90年代のCDシングルが百枚以上入った箱が出てきたのだ。90年代と言えば高校時代からバンド時代。多感な時期を過ごした音楽たち……。といっても、TKプロデュースものとか純国産ロック(ヴィジュアル系)とか、特に多感な音楽でもないんですけど。そういう時代だったんだよ、うるさいな! はぁ、ノスタルジー……。

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 それにしても実家というのはノスタルジーの宝庫だ。いや、恐怖と言ってもいいかもしれない。高校時代のCDなんてのはまだいいほうで、その家で長く暮らしていればいるほど、とんでもない財宝が眠っている確立が高い。発掘を続けていたところ、地層の色が変わった。開けてみると、中学生時代の手紙、写真、文章など、明らかに年代が違う化石が出てきた。というか人の中学生時代というのはマジでヤバいので、思わず幽体離脱しそうになった。ノスタルジーとかヌルいことを言ってられない。死後これが公開されたりしたら死んでしまう。ファラオの呪いどころではない。とりあえず紙日記を焼却することを決定し、調査団はこれ以上の発掘調査を断念したのであった。中二はヤバい。まじヤバい。—–


この記事の評価は:

うーん…いまいち…ふつうですかなり良い素晴らしい (まだ評価されていません)
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コメント / トラックバック 1 件

  1. kaeru-no-tsura Says:

    日記を付け始めたのは中二だった…。確かに中二はまじヤバい。

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