サイト適応評価尺度

2005年5月26日 木曜日

教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』を読んでいます。この中にOUTDEXのムネカタさんのインタビューがあり、「10年後もインターネットを続けていると思いますか」との質問に答えていわく、

基本的には死ぬまで「小心者の杖日記」の更新を続けると思います。ただし、(略)「社会再適応評価尺度」で、指数が63以上の出来事が起きたら更新が止まるかもしれない、とは思います。

 と。なるほどインターネット自体はともかく、サイト運営となると10年後はどうしてるのかなぁ…と考えなくもない。

 さてこの「社会再適応評価(SRE)尺度」とは、社会学者と医者が5000人を対象とした調査から定義したストレスレベルの尺度です。結婚生活を50として、それぞれの項目がどのくらいのストレスになるかを数値化しています。

 1年間の合計が200点台になる場合はその半数が体調を壊し、300点以上の場合には80%の人々が病気になるとされています。その上位10項目を見てみると…

1 配偶者の死 100
2 離婚 73
3 夫婦別居生活 65
4 拘置、拘留、または刑務所入り 63
5 肉親の死 63
6 けがや病気 53
7 結婚 50
8 解雇 47
9 夫婦の和解調停 45
10 退職 45

 な、なるほど、確かに63以上の出来事が起こったらサイトが停止してもおかしくない。僕の場合、18年飼っている犬が死んだら停止してしまいそうな気がします。
ところでこの調査の面白いところは、つらいことだけでなく、喜びごともストレッサーになりうるというところだと思います。ところで、より直接的に、サイトを停止、閉鎖するに足るストレスとはどんなものだろう。サイト開設を50として、運営上のストレス尺度を定義してみました。

サイト適応評価尺度

職場バレ 90
恋人バレ 90
身内バレ 80
サーバーダウン 70
PC故障 70
巨大ニュースサイトからのリンク 65
2ちゃんに単独スレが立つ 64
ネットバトル 63
論戦 63
卒業、就職などの環境変化 60
運営者からの警告 56
ネゲット(相手がサイト持ち)55
出版化 54
サイト開設 50
長文メール 47
移転 47
荒らしコメント 45
コメントスパム 42
アクセス増えすぎ 41
中傷メール 40
ネゲット(相手がサイトなし) 40
憧れサイトのリンク(アンテナ)入り 38
初オフ会 35
サイト名変更 30
ウォッチ板で叩かれる 29
連続更新 28
ホソキンに酷評される 27
リンク(アンテナ)外され 25
友人サイトの閉鎖 24
大規模オフ会 23
メールの返信 23
アクセス伸び悩み 22
サイトのリニューアル 20
ネタがない 16
更新頻度の変化 15
雑誌掲載 13
休止 12
ブログ等のツールの変更 11
更新 1

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1年間で、これらの合計が200を超える場合、閉鎖の危険性があります。


この記事の評価は:

うーん…いまいち…ふつうですかなり良い素晴らしい (まだ評価されていません)
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コメント / トラックバック 6 件

  1. gadget_r Says:

    すごいですね!
    よく思いつかれたというか、ニヤリとしました!
    サイトを持つって、意外と気苦労があるんだなと思います。
    これからもがんばってくださいね。

  2. 匿名 Says:

    更新が 1点 だとすると… 一年で365点! 毎日更新はいつサイトを閉鎖してもおかしくない程の危険な行為なんですね! お疲れ様です。

  3. nekoprotocol Says:

    オチマデテラウマス。更新シスギタラ200越エデ閉鎖テ。

  4. kowagari Says:

    オモチロイ!!

  5. 津短 Says:

    僕は何とかこの数字が高くなる事を祈っています…(涙拭

  6. 宮本 Says:

    >>1
    0.5点にするか、「200で放置、300で閉鎖」にしようかとも考えたんですが、まぁオチとしてこれで。ありがとうございます!

    >>gadget_rさん
    書く側としては、こういうのは思いついた時点でニヤリですね!
    喜びごともストレッサーになりますし、気苦労を笑い飛ばせるくらいでないとな、と思います。

    >>津短さん
    あまりおすすめしませんよ!!長生きできない!

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