2005 K-1 WGP in広島

2005年6月14日 火曜日

『K-1 JAPAN』。年末のグランプリへ向けての各国予選の日本版であり、日本最強を決めるトーナメントだ。すでにラスベガスではグラウベが優勝し、本選への出場切符を手にしている。それに続くのは誰か。というか、日本人大会なのになんでボブ・サップが入ってるの。めちゃめちゃアメリカンじゃないですか。LA大会に出とけよ。ダニ川はサップを推しすぎ。
 まあそれはそれでいいとして、今回、僕の目に付いた注目選手をピックアップしてみたい。

・サップ
 今日のサップは2003年以降だと一番良かったのではないだろうか。サップはデビュー時には体格を生かした突進戦法で活躍したものの、その後1度負け始めると坂道を転がり落ちるようにダメになっていった。理由は色々あるだろうが、伊原ジムがサップに合ってなかったのも大きいと思う。伊原道場は確かにキックの名門だけど、小柄な日本人がスピードを生かして戦うようなトレーニング(伊原メソッド)しか教えられなかったんじゃないだろうか。サップみたいな大きい人の戦い方など分からなかったのだろう。
 現に、伊原道場で練習をするようになってからのサップは、不恰好にガードを固めて当たらないジャブを繰り出し、強烈な打撃を喰らってイヤダウンばかりしていた。
 それが今回、“拳獣”サム・グレコのもとで、相当ハードな練習をしてきたらしい。グレコといえばK-1初期の屋台骨を支えた強豪。パンチ主体のパワーファイトスタイルは、サップとの相性も良かったはずだ。グレコ自身が着てる、グレコTシャツが格好良い。

・堀啓
 昔に比べて随分たくましくなった。口だけで先輩風を吹かしている中雑魚もちゃんと黙らせ、文句なしの決勝出場。本選で活躍するためにはまだ経験と体格が足りないけど、23歳という若さとあの高身長を見る限り、期待が持てそうだ。身長と年齢は天分だが、経験と筋肉はあとからいくらでもついてくる。

・藤本
 ブンブンパンチを振り回すから、付いたあだ名も“ブンブン丸”だそうだ。でもそんなことより、彼のツルッパゲ頭が気になる。剃り跡とかもないから、無毛症なのかな……。と思っていたら、毎日6時間の過酷な練習で髪の毛が抜け落ちたんだそうだ。そ、そんな……!やりすぎ……。

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・富平
 いつの間にやら中堅どころから優勝候補本命に成り上がった富平。しかし試合内容をほとんど覚えていないのは、どんどん薄くなる彼の頭頂部が気になるから……! 試合が進むと、汗や水かけなどで髪の毛がぺったりするため、どんどん地肌が目立ってくる。まさかどんどん抜け毛が進行しているのか、試合中に。そしてゆくゆくは藤本に。そういえば鬼太郎は毛針を飛ばしすぎると、一時的にツルッパゲになる。関係ないけど。

・セフォー
 ワンマッチで出てきたけど、派手なKOファイトで客席を暖めてくれた。やはりK-1(立ち技)はこういうある種の分かりやすさがあっていいなぁ。スカーンと当たればバターンと勝つ!という。K-1が野球でPRIDEがサッカーみたいな。これは確かに格闘目が肥えてない人にも安心して楽しめるはずだ。まだまだK-1はゴールデンのコンテンツであり続けるだろう。
 相手のルスラン・カラエフというロシア人は、アマ150戦120KOという戦績の持ち主だったけど、まぁアマはアマか。でも今後化けるかもしれない。

 さあ、そしていざ決勝戦。サップと富平、本選へ駒を進めるのはどっちだ!
 と思ったら、選手が入場した時点で録画が終了していた。えーっ。なんで?ちゃんと54分まで回してたのに。と思ったら、決勝は生中継で延長してたんだって……。なんだそれ。野球かよ。勘弁してくれよ……。
僕の予想だと、2R TKOでサップの勝ち、ってとこですかね。

 オフィシャルで、ベストバウトとMVPの投票をやってます。
Fight Vote!
 ちなみに僕はそれぞれボブ・サップ VS 堀啓(準決勝戦)と堀啓、です。


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