焼肉京城

2005年6月6日 月曜日

 多分3年ぶりくらいに焼肉屋に行ってきた。焼肉京城。獣肉料理、韓国料理と、僕の中での2大タブーを犯すセレクトではあるものの、僕の思想は戒律や教義ではない。友情や人付き合いや食欲の前には軽く飛び越えられる主義だ。お坊さんも、そのスープのあまりのうまさに柵を乗り越えたと言う。

 そこで最高級の松坂牛と近江牛を食べたのだが、これがもう、言葉を失うほどに美味しかった。上級の肉に至っては、焼かずとも生で食べられるほどだ。今まで自分が食べてきたのが本当に同じ動物の肉だったのか疑わしいくらいの柔らかさだった。さっと火を通しただけの肉をタレにくぐらせ、ごはんとともにハフハフと口に運ぶ。すると肉は口の中でじゅわっと肉汁をほとばしらせ、アイスクリームのように溶けるのだ。この柔らかさ、ジューシーさに比べたら、今まで食べていた外国肉などゴム草履レベルである。愛情をかけて育てられた牛は本当にすごい。ビールで育てるというのは伊達じゃない。

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 焼肉の後に食べたクッパ(韓国雑炊)も美味しかった。この中にもサイコロ状の角切り肉が入っていたのだが、僕は角切りの歯ごたえがあまり好きじゃないので避けていた。しかし試みに一つ食べてみると、驚いたことにこの肉は口中でホロホロと崩れる。軽く噛んだだけで、まるでフードプロセッサーにでもかけたかのようにはらりと分解されるのだ。これには驚いた。

 ちなみにこの肉は、一人前の一皿で5000円超だった。高い値段には理由があるというか、美味しいものには美味しいだけの理由と値段があるのだなぁと大納得した。
しかしよく考えてみると、これは素材がものすごくンマかったのであり、料理とか店がどうこう言う問題じゃないので、この焼肉店を絶賛するのはなんか違う気がする。焼いたの俺らだし。店員のサービスもデタラメだった。ただ、肉はとにかくすごくンマかった!

 じゃあ誰が偉いのかというと、牛。あと牛を育てた人。そして勿論連れてってくれた福島店長。あと一番バカなのは、「おなかが痛い」を理由に来なかった原宿くん。例え胃癌になってチューブをいっぱいつけてでも来るべきだった。

*福島……『やる気なさげZ』『仏陀ゴリライモ』『皇太子殿下』『戦国ヨーロッパ』などの日記サイトで知られる、元人気管理人。焼肉を焼きながら「俺らもあの頃は日記とか書いてたなぁ(笑」とかいう話をしたけど、実は福島以外(宮本、竹田、岩倉)は全員今でもこうして日記を書き続けている。


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うーん…いまいち…ふつうですかなり良い素晴らしい (まだ評価されていません)
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コメント / トラックバック 3 件

  1. tragedy Says:

    羨ましい。私も行きたいです。どれぐらい食べて一人どれぐらいかかりました?

  2. パチョレック石川梨華 Says:

    最近叙々苑行ってないな

  3. 宮本 Says:

    4人で満足するまで食べて、31,830円でした。レシートあげときましたのでご参照ください。やーうまかった。

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