7月6日に行なわれた、前田日明氏がスーパーバイザーを務める総合格闘技イベント「HERO’S」のミドル級トーナメント開幕戦を地上波で見た。
どうも盛り上がれそうでいまいち盛り上がれないというか、肩透かしの感じが否めないのは、「ここでしか見られない選手」がいないからだろうか。
新団体の旗揚げだから仕方ないだろうけど、3つ目のメジャー格闘技イベントを目指すにしては、目玉はK-1やPRIDEの選手ばかり。しかも、そうした目玉選手の相手はどれもこれもほとんど無名に近いぱっとしない選手がほとんどだ。
そんな中、唯一注目に値する選手だったのは所英男だろう。彼はZSTという小さな団体に所属する総合格闘家で、27歳にして六畳一間フロ無しのアパートでアルバイト生活を続けてきた日陰者である。そんなフリーターファイターが、このたび前田に見い出されての晴れ舞台、修斗のノゲイラ(アントニオ・ホドリゴではない)に大勝利を収めた。この日、彼こそまさにHEROだった。うまくいくと、今後彼はK-1 MAXにとってのマサトのようなスター選手になれるのかもしれない。
所は、勝利を収めた次の瞬間、リング下に転がり落ちるようにして、実況席の前田に頭を下げに走った。ZSTのサイトを見に行ったら、試合の前日からブログを始めさせられてた。相当賭けてるんだな。
“小さなヴォルクハン”所英男ブログ