合同コンの惨状
『おはスタ』から『キャラ&メル』の姿が消えてから、もう随分経つ。『ふしぎ少女探偵キャラ&メル』とは、W(ダブルユー)の辻・加護が扮する人気キャラクターであ~る。『おはスタ』内に謎解きコーナーを持ち、春にはミュージカル化もされた。(参照:
キャラ&メルミュージカル 脚本)(宮本はこれを見るために仕事を辞めた)
あのミュージカルは本当に楽しかった。“現場派”ではない僕が7回も通うだけのことはあった。しかし僕は、このたび行なわれたW(ダブルユー)とベリーズ工房との合同コンサートには行かなかった。去年の教訓から、行っても絶対楽しめないことが分かりきっていたからだ。
しかし、現実は予想の斜め上を行くほど惨たらしかったらしい。Wとベリエが順番に出てくるのはともかく、Wの代表曲である『ロボキッス』や、アルバムの佳曲『抱きしめないで~日記付き~』は、途中からベリエに奪われたらしいのだ。『ロボキッス』なんて完全にWだけの世界だし、『抱きしめないで~日記付き~』なんて、辻加護の絆を語る、日記付きの歌である。それも最初だけWが歌い、後半でベリエに切り替わるという念の入れようだ。もちろん、逆にベリエの歌をWが歌うというシーンはなかった。
事務所の狙い
現場でこれを体験したら、愕然としたのちに暴動の一つでも起こしたかもしれないが、こうして伝聞情報として知ってみれば「ああ、なるほどね」である。
Wの曲をベリエに歌わせるというのは、去年も実行された規定路線である。(参照:
[Hello] Wスタンバイ!)
まだ人気のないベリエに、少しでもファンを定着させるために、客層の似ているWのファンを利用しようとたのだろう。この状態をWファンは「寄生」と称し、僕もあまり歓迎はできなかったが、状況を鑑みるにやむなし、とは思った。
謀略
しかし今年は違う。ベリエは既に単独コンサートを成功させ、CDの売り上げも順調である。これ以上Wに頼る必要はあるのか? これはまるで、単独宇宙飛行を成功させ、着々と軍備を増強する中国に対して、それでもまだ日本が援助をしているような状態である。
だが、これで事務所を批判するのは見当違いだ。なぜなら、これすら規定路線だからだ。上層部は既に、Wを犠牲にしてでもベリエが売れればいい、という判断をくだしている。今回のコンサートのでたらめぶりも、そう考えれば納得がいく。
Missラブ探偵
しかし、我々には“新たなる希望”がある! Wの新曲『Missラブ探偵』だ。“探偵”の時点で気付くべきだったが、これはなんと“ふしぎ少女探偵”の正統な続編だった! PVを見てみると、18歳になってちょっとオトナになった2人は、『Missラブ探偵じむ所』を開いていた。マキアート(の剥製)もダバダバ走ってた! 忘れちゃならないマキアート!
曲調も無理なセクシーではなく、歳相応のオトナっぽさで、心地よいポップ加減。途中に挿入されるラップは、サクラップはおろかm-flowもかくやという辻ちゃんのラップが炸裂する。格好良い。考えてみれば、ハローの曲でここまで本格的にひとりがラップをしたことはないのではないか。