小泉陣営が勝利する理由

2005年8月11日 木曜日

 昨日は郵政民営化について半分くらい考えてみたが、続きを書く前に総選挙の話題がどんどん出てきてしまいました。
 今回の総選挙が今までと違うのは、本格的なブログ時代が到来してからはじめての大規模選挙という点です。(参照:ITmediaニュース:ブログが見た「否決・解散・総選挙」
 つまり、選挙の行方を20代から40代のネットワーカー(ほぼ全員だろう。この年齢でネットを全くやっていないということはありえない)が注視し、情報を共有して意見を交換しているわけです。今回の選挙は、郵政民営化を推進する小泉首相と反対派議員の戦いにもなっています。が、この戦い、小泉首相側が勝つでしょう。

 反対派の選挙区には、特に人気議員、小泉首相の有力な手駒が送り込まれたようです。すなわち、小林には小池亀井には竹中といった具合です。何かを思い出しませんか。

 そうです。これはまさに少年ジャンプの手法です。主人公とその仲間が、敵とわざわざ大掛かりな舞台の上で1対1で対決する。男一匹ガキ大将からキン肉マンや聖闘士聖矢、魁!男塾からワンピースにNARUTOまで、連綿と続くジャンプまんがの王道的展開なのです! そしてネットを使う有権者の中心は、87年から67年生まれです。この世代はほぼ完全にジャンプで育っている。少なくとも、確実に通っている。この有権者層が、反射的に小泉支持に回ります。

広告

 しかも、対する反対派が明らかに格好悪い。昨日の報道ステーションに亀井氏が出ていましたが、「小泉はひどいよー」と泣き言を繰り返しながら、高圧的にそっくり返っているだけでした。さすがは、「法案が通らなかったら自民党を解散する」と明言されておきながら「本当にやるとは思わなかった!」と言った人です。
 しかし、彼もまた小泉首相のジャンプまんが時空に取り込まれているので、この選挙に負けたあとは、ちょっと格好良い顔になって(そしてちょっと弱くなって)味方になっていることでしょう。これが友情・努力・勝利であります。


この記事の評価は:

うーん…いまいち…ふつうですかなり良い素晴らしい (まだ評価されていません)
読み込み中...

コメント / トラックバック 10 件

  1. Says:

    >ネットを使う有権者の中心は、87年から67年生まれです

    ギリギリ入った

  2. jazzanova Says:

    いや、20~40代でもネットには繋がっててもほとんどメールの送受信しか使わない香具師多いよ

  3. fellows Says:

    コイズミ=マシリトが編集するジャンプ時空。600万部越えるゼ。

  4. soylent_green Says:

    「20代から40代でネットを全くやっていないということはありえない」そうかな

  5. connolly Says:

    自分はジャンプじゃなくてサンデー派。

  6. r_iizuka Says:

    やべー。今度の選挙がキン肉マンの王位争奪戦に見えてきた。あの城取りのやつ。

  7. neru Says:

    選挙とジャンプマンガの意外な関係。1対1の連続バトルは後半ダレるんですよね。

  8. 宮本 Says:

    おめでごうございます!?

  9. 義文 Says:

    ご存知かもしれませんが、
    是非ご覧ください。。
    「借金時計」
    http://www.takarabe-hrj.co.jp/takarabe/clock

  10. ryuu Says:

    やべー。今度の選挙がキン肉マンの王位争奪戦に見えてきた。あの城取りのやつ。

コメントをどうぞ

Delicious
Follow me on Twitter