断食の10月

2005年10月8日 土曜日


 現地で、日本語のできるガイドを雇い入れた。彼の名はハキム君。大学で日本語を学んだエリートだ。この国では、大卒、2ヶ国語以上できる、ネットが使える、などの要件を満たす人間はたいていエリートだ。

 しかし、彼らには大きな問題が一つある。今は、イスラムはラマダンと呼ばれる断食月に入っている。しかしまぁ、1ヶ月まったく断食をすると運悪く死んでしまうこともありうるので、この断食は「日中だけ」である。日没後は普通に食べていい。

 それでは1日1食になるのかというと、そうではない。日没後になったら食べていいのなら、その逆もありなのだ。つまり、日の出前なら食べてもよい。というわけで、ラマダン中は午前3時が朝食の時間になる。嘘のようだが本当の話だ。

 以前に雇ったインドネシア人は、3時にアラームで起き、しかもそのまま4時からお祈りを始めたのでぜんぜん寝られなかった。しかしこれはまぁ文化の違いということで諦めるしかないだろう。

 と思っていたら、このハキム君は昨年キリスト教に改宗したので、今は断食していないし、禁酒でもないとのこと。われわれは近くのバーでビンタンビールを飲み、7時ごろまで熟睡した。いい通訳を見つけたものだ。—–

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