アジアの違法DVD

2005年10月15日 土曜日

 DVDの違法コピーをしてはいけません。
 しかし、現実的にはPCを使えばたやすく行なうことができる。本屋に行けば、「バックアップ」の名目でDVDコピーのやり方を解説した本や雑誌がすぐに見つかる。

 先日も、全然パソオタでもネッ友でもない普通の人が、あたかも中学生が借りたCDをカセットテープにダビングするくらいの感覚で「DVDコピーして返すねー」とか言ってて寒気がした。

 DVDには、もともとCSSと呼ばれるちゃんとしたセキュリティがかけられていたが、あるときリアルネットワークスの子会社が、容易に解読できる状態でPC用のDVD再生ソフトウェアにくっつけてしまった。それがノルウェーの少年ハッカー(DVDヨン)に解読され世界中にばらまかれたのである。(
DeCSS

 それによる経済的損失は、全世界で数百億とも数百兆とも試算されているらしいが、いまいちピンと来てなかった。だって皆、なんだかんだ言ってDVD買うでしょ? 最近では映画ソフトも低価格化が進んで3000円くらいになってるし。

 しかし、ここ東南アジアに来て始めて分かった。スーパーのワゴンセールで、映画DVDが1枚70円程度(で売ってた。もちろん全てピーコで大盛況。ちゃんとした店に行けば3000円くらいで売ってるんだけど、そりゃ普通買わないよなあ。

 と言っても日本と東南アジアはリージョンが違うから再生できないんだろうけど、僕も研究目的で数枚購入してみた。そしたらPCで普通に再生できた。さすがコピー盤。リージョンフリーらしい。それともPCってそういうものなのかしらん。ただし一層エンコで画質悪し)

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 ハロプロのDVDを見つけたので買おうとしたら、「それは輸入品なので450円になる」とか言われた。ふざけんなよ、どっからだよ。

…台湾からでした。そしてこの金も、ベリーズ石村卒業公演で動いた巨額のブラックマネーと同じく、事務所には一銭も入らない。


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