「ふつうの人」と「2.0な人」の違い
2005年12月30日 金曜日
先日、はてなブックマークはおかしい!という意見がありました。はてなブックマークユーザーの行動は、ソーシャルブックマークの利用者として適切ではない、という論旨です。ここでははてなブックマークの是非自体については触れないんですが、その言及周りで『趣味WEB』徳保さんが
「自分」からみて「つまらない」ものが人気上位に登場すると、即座に「このランキングはおかしい」と断定する人が出てくる。そして「ランキングをおかしくしているのは**だ!」みたいな犯人探しが始まる。ReadMe! でも何でもそうなんですけど。(はてなブックマークはここがすばらしい!)
と仰っています。この辺にちょっと反応するんですが、これって以外とふつうの反応なんですよね。例えばテレビで嫌いな芸能人が出てきた時だって、「何であんなやつに人気があるのかわからん!」と怒る人はよくいます。徳保さんのように達観できる人は、実はそれほど多くないのではないでしょうか。
ふつうの人の思考プロセス
- 変化がおきている→何かが間違っている!
ふつうの人は、まず変化に際して「何かが間違っている」という認識を抱きます。自分が面白くないものが「面白い」と誉められているときなど、ですね。 - 何かが間違っている→誰かが悪い
何かが間違っているとなると、犯人探しが始まります。「あいつが悪い」「社会のせいだ」など。先日発生した電車脱線事故では、毎日新聞の社説が「風の息づかいを感じられなかった運転士が悪い!」とまで言い放っています。FF3の風水士か。 - 誰かが悪い→自分は正しい
誰かが悪い、というのは裏返せばこういうことでしょう。ふつうの人には、まず自分が正しい、という意識が根底にあるから「直せ!」になるのです。はっきり言って不毛です。 - 自分は正しい→被害者意識
自分が正しくて、誰かが(周りが)悪い、間違っている、となると次に来るのは被害者意識です。この意識の怖いところは、中毒性があって、しかも便利なところです。仕事がうまくいかないのも、試合に負けたのも、恋人と別れたのも、あらゆる場合に自分を被害者にして逃げることができてしまいます。 - 被害者意識→主体性を失う
被害者意識に陥ると、周囲の状況や環境に反応するだけの、主体性のない人になってしまうおそれがあります。自分の不幸はすべて外的環境のせいにして、行動や態度は自分以外の何かに決定づけられてしまうという危険性です。
多かれ少なかれ、こういう要素は誰の中にでも潜んでいると思います。ではこれとは逆に、すごいOS/主体的な/効果的な/2.0な人はどう行動するのでしょうか。
2.0な人の思考プロセス
- 変化が起きている→何が起きているのか?
主体的な人は、まず変化がおきているとき、「何が起きているのか」事実を客観的に調べます。 - 何が起きているのか→では何が可能か
何が起きているのかが分かったら、次にそれに対して何が可能かを検討します。 - 何が可能か→どんな行動をとるべきか
行動の可能性が決まったら、それに対して具体的なアクションを設定するだけです。実にシンプルです。
以上、最近読んだ本『すごい考え方』を参考にしましたが、名著『7つの習慣』でも「反応的な人/主体的な人」という対比で同じ異様なことが説明されています。というかクリティカルシンキングでもマネジメント系でも戦略系でも、ビジネス啓発の本は大抵共通してこのような態度を紹介・推奨しているようです。
仕事上の問題でも、私生活の問題でも、感情的な問題でも、こうした根本的な問題解決型思考アプローチをとることによって解決するケースは多いのではないかと感じています。
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カテゴリ:ネット話 |


2006年1月1日 at 07:46
はじめまして
BloggerRingに参加している は、まだ です。
私も、最近”過剰な被害者意識”を感じています。
報道番組でのキャスターのコメント等にも危機感を感じます。
マスメディアによって煽動されているかのようだからです。
私はまだ若輩者でうまくは言えないですが、「問題解決型思考アプローチ」は重要だと思います。
2006年1月3日 at 03:48
なるほど。宮本さん、なかなかいい事言いますね。「誰かが悪い→自分は正しい」という考え方は、怖いですね。
売国厨
2006年1月6日 at 01:54
>>は、まださん
はじめまして。報道番組のキャスターの発言にも扇動的な性格は強いですよね。特に名と顔のある幾人かのキャスターは…。
>>売国厨さん
自戒を込めてってとこですね。はは。
今年もオルタナティブなコメントをよろしくです。
2009年4月9日 at 21:52
自分がこのような(ふつうの人の思考プロセスか2.0な人ので)反応しているか、
相手がどのような反応しているかお互いわからなくなる時がありますが、
参考になる考え方をありがとうございます。