2005-03-31

[jiji] 愛・地球博を応援する!

 愛・地球博が開催されてから、約1週間が過ぎた。紹介PR番組をいくつか見てみたんだけど、冷凍マンモスやら最先端ロボットやらフミヤとアートでフミヤートやら、興味深い展示が目白押しで楽しそうだ。

 しかし、開催直後から、飲食物に関する規定に不満の声が出ている。会場内へは、「食中毒対策」と称して、一切の飲食物の持ち込みが禁じられていたのだ。お母さんがサンドイッチを作って持っていったとしても、入り口で没収・廃棄されるか、その場で一気食いするかしなくてはいけない。しかも会場内の飲食物は軒並み高価で、席数も満足にないとか。

 僕の個人的な考えとしては、飲食物の値段なんてのはショバ代込み込みなんだから、のど乾いたら500円や600円、気持ちよく落としてやろうや、と思わなくもない。それが嫌なら手洗い場で水でも飲んだらどうかね。周りは豊かな自然に囲まれているらしいので、ヘビやウサギを捕まえて食べれば、食事代もタダで済むぞ。とまぁ、冗談や僕の個人的な思想はさておくとしても、博覧会側はこれらの苦情・不満を全て突っぱねる強気の姿勢で来た。なんせ、テナント飲食店の価格設定も「持ち込みなし」で設定させているらしいから、今さら変えたら「話が違う!」と猛反発を受けることになる。

 だが民草の不満の声を耳にした小泉首相が先日、
 会場内のレストランについて「行列で食べられない。入ってみたら高いし、大しておいしくないとの苦情がある」と指摘。「お弁当は作るのも、食べるのも楽しい。来る人の身になって、お弁当ぐらいは認めた方がいい。よく検討するよう(経済産業省に)言っている」と述べた。
「おいしくない」はさすがに余計なお世話だろう、と思ったが、なんとこの指摘を受けた瞬間、博覧会運営側の姿勢は一転、「家庭で加熱調理したものに限り」持ち込みを認める運びとなった。はぁ…一国の総理の言葉の重さが実感できる。

 しかし、「高い、高い」との指摘に必ず付いて回る、ネット上での万博いじりとして有名なこの画像。既に随所に貼られまくっているが、悪質なミスリーディングを誘う画像だ。飲み物が全部600円な訳ではないし、全部が全部高級レストランなわけではない。だいたい、なだ万やクイーン・アリスでコース料理食ったら、万博会場でなくともそれなりの値段するのは当たり前だろうに。水筒にアンパンって何? どこの密入国者だ。
 他にも、トイレが有料だの、コーヒー1000円だの、わざわざコラを作っての偽メニューなどのデマ情報も出回っているらしい。

実際は 
・会場内コンビニ、自販機を利用すればペットボトル150円、紙コップ120円で購入可能。
・トイレは勿論無料
【愛知万博】飲食物が高い「デマ」に注意!【ボッタクリ!?】

 宮本は辻ちゃんを崇拝しています。辻ちゃんはW(ダブルユー)です。Wはハロープロジェクトです。ハロープロジェクトは愛・地球博を応援しています。ゆえに、九十九式は、愛・地球博を応援しています! 証明終わり! エコ・エコ!
2005-03-30

[jiji] 韓国人が嫌いだ

 昨年末ごろから少しずつその傾向はありましたが、最近になってようやく、“捏造韓流”の沈静化が目に見える形で現われだしたようで、慶賀の至りですね。

 朝鮮日報、中央日報が報じています。
<東京から>冷めつつある韓流の熱気
日本の韓流ブーム冷めるか 関連商品の売り上げ減少
最近まで日本の各旅行会社の最大の目標は「韓国行き飛行機のチケットを確保すること」だった。
しかし、最近になって、変化の気流が感知されている。旅行大手JTB側は「ここ1カ月間、韓国を訪れようとする顧客が大きく減った」と伝えた。3月中旬から春休みがスタートしたのに、顧客が減るのは異常な流れだ。
 良い感じですね。竹島問題もちょうど良い具合に水を指して、頭を冷やしてくれたのでしょうか。このまま何事もなかったかのように正常な状態に戻ってくれれば何よりです。ここでいう「正常な状態」とは、日本が韓国を1個の国として、過大評価も過小評価もすることなく、普通に認めることです。(理想論としては「日韓がお互いの国を認め合う」ということになるのでしょうが、韓国には少なくとも100年は無理そうなので想定外)
 毒電波マスコミも洗脳おばさんも、奇妙に韓国のことを崇め奉ります。朝鮮語を一生懸命勉強したりするその様は、さながら宗主国に憧れる植民地の民のよう。ミッキーがグーフィーを飼ってるような、頭痛が痛い光景です。
 そのカウンターとしての嫌韓反鮮も、ただ朝鮮人をいたずらに貶めて、ネットで罵詈雑言を連ねるだけという、まるで韓国ネチズンの反日行動のような傾向も一部に見受けられます。

『TVタックル』に出演した西村議員の、「日本人は韓国人が嫌いなんだ」という発言でなぜスタジオがパニックになるのか。その異常さもあわせて再考してみるべきときかもしれません。(参照:TVタックル動画
 日本の国旗を燃やし、日本人を侮蔑し、歴史を歪曲し、日本の領土を侵し、日本で集団犯罪を行ない、世界中から疎んじられる国。それでも好きでいなきゃいけないほど、日本にとってありがたい国なのでしょうか。

 昔から、日本にとっては「触らぬ半島にたたりなし」ではありますが、かと言って領土をくれてやれと主張する鶴瓶朝日人に至っては、正気を疑わざるを得ません。チンコ出す以外やることないのか。
2005-03-29

[site] アンケートのアンケート

 日夜情報の海を泳ぎ続けることを宿命づけられた、我ら孤高のインターネット戦士。現代社会において、情報とはすなわち力であり、集めた情報の取捨選択、分析が明暗を分けるのだ!

 よう、おまちどう! インターネットニンジャだ。というわけで、今年もやってまいりました、読者アンケートの季節が! この間、唐突に2003年版を集計したのは、2004年度版をやろうとして、前年分が未集計だったことに気付いたからです。今回こそは、今年度中…は無理か。来月中に集計します。
 それでは今年もご協力をよろしくお願いいたします!

 と、ここで前年のアンケートを貼り付けようとしたんですけど、さすがにまんま同じじゃ芸が無いよなぁ……と気付きました。 まぁ基本的な流れは踏襲するつもりですが。
 ちなみに、その前年の質問項目
1.あなたの性別は?
2.あなたの年齢は?
3.サイト持ってますか?
4.九十九式をいつ頃から読んでますか?
5.管理人・宮本の印象はどうでしたか?
6.文体の印象を教えてください。
7.2003年の日誌の印象を教えてください
8.特に印象に残っている文章があったら教えてください
9.キミが今後期待する展開を一つ教えてください。
10.他に読んでるサイト、好きなサイトを1つだけ教えてください
 というものでした。1、2、3、4は2000年の第一回から毎回実施してる項目なので、定点観測の意味もこめて残すとして(2は今まで選択式でしたが、平均年齢を算出するために今回は実年齢を調べます)、他はいくつか削ろうと思います。もともと、『ジャンプの新連載時の読者アンケートはがき』のテンプレ流用というネタなので……。
 5はあまり意味が無いので削除。6と7は被るので統一。8は昨年末に『2004年ベストアルバム』をやったので割愛。9はまぁアリかな。

 すると設問が6つになってしまい、ちょっとスペースが余るので、質問項目を追加しようと思います。
 以前いただいたお便りの中で、「デスノネタは、ジャンプ読んでる人でないと分からないですよね。九十九式読者がどんな雑誌を読んでるか知りたいです」というご意見があったので、『読んでる雑誌、読んでる漫画誌』を追加します。あとはまたジャンル関連で一つ足すとして…。もうひとつ2つ、何かないかなぁ。

 というわけで、なんとアンケートの追加項目をアンケートします。他力本願ここに極まる。「こんな項目はどうよ?」というお題、ネタがございましたら、上の『メッセージ』のところなどから提案してやってください。実はちゃんとフォームが送れるようになってます。よろしくお願いします。スッペシャルアンケート!
2005-03-28

[diary] あしあと掲示板

 各所のニュースサイトで『mixiライクなブログ』と紹介されてアクセスが一時的に増えているので、mixiライクな使い方をしてみます。このサイトを踏んだ人は、なんかコメント欄に書き込んで行ってくだちい! 誰も書き込まなかったら、このエントリはそっと消えます。
2005-03-27

[Hello] キャラ&メルミュージカル ミクロレポ

 目を怪我していつも思うんだけど、目が使えないと本当にすることないですね。音楽聴くくらいか。さて昨日は「一体どうする!?」で引いたんだけど、もちろん眼帯したまま行ってきましたミュージカル。

 総評は、全公演を見終わってから改めて考えるとして、今回は今まで3回行った中での見所、相違点などをミクロに思い出し書きです。そもそも、なぜぼくがこんなに足繁く通っているのかと言うと、ひとつはとにかく楽しい、というのがあるんだけど、もうひとつはアドリブやアレンジが見たいからです。毎回違う作品と言っていいくらいに違うんですよ。しかもそれは、出来にバラつきがあるという意味ではなく、毎回必ず楽しい。

 軽度ネタバレありです。






21日(月)
 まだ通算2回目の公演。にも関わらず堅さは全く見られない。アドリブもバシバシ決まって凄い。凄い凄い。超エンターテイメント。イリュージョン。格闘アクション。早変わり。変身シーン。インタラクティブ。凄い。
 最後、正気を取り戻したカレンとイオンのキスシーンあり。事前に「キスシーンがある」などと言っていたから、てっきりキャラのかと思っていた観客が大いにホッとする。

24日(木)
 6回目の公演だが、すでに随分“崩し”が入っている。話の流れをいじらない程度にセリフを毎回アレンジしている。トチっても機転で切り替えして話をつなげることも出来るようになっていた。
「森の教会の男じゃないわ! よく見ると、あんなカッコ悪い奴じゃなかったもの!」
というセリフが、毎回共演者いじりに変わってるようだ。この日は
「よく見ると、悪そうに見えて、実は意外といい人なのよ!」
に変わっていた。これはこれでウケてたけど、意味が真逆になると展開に齟齬をきたすので、どうかと思うなあ。
 途中、イオンの仮面が手からすっぽ抜けて客席に飛んでいってしまうハプニング。客席が凍りついたけど、投げ返してもらって難なく芝居続行。この辺の対応力はかなりのもの。
このミュージカルには、イリュージョン、つまり大仕掛けの脱出マジックがあるのだが、ここでの客席の反応が気になった。脱出マジックは、成功して「はいっ!」と出てきたときに客席からの拍手がないと、芸として成立しないのだ。しかしこのミュージカルの客は、脱出に何度成功しても静まり返っている。ノッてない訳ではないのは、他の登場シーンやセリフでは盛んに喝采していることから分かる。要するにマジックの意味や見方が分かっていないのだろう。今後、率先して拍手をすることで客席を啓蒙していくことを密かに心に誓う。
 キスシーンはカット。ただの握手になった。ココヲタの脅迫状でも届いたのだろうか。代わりにメルが「キャラにはあたしがいるじゃない!」と言って、2人でキスのマネをしていた。


26日(土)
 この日は全体的にかなりドタバタしていた。セリフや演技のトチりも多かったし、機材のトラブルやスタッフのミスも多かった。基本形を既に見ている僕はそれを楽しむことが出来たが、この日しか見られなかった客にとってはどうだろうか。まぁ、それはそれでオンリーワンの舞台ということでいいかもしれない。普段よりもコミカルな部分が強く出ることになった。
 最初のうちは、アドリブ大目で好調に回していた。例えばイオンが逃げ回って目を回したメルが「お腹が減って…目が回る…」というシーン。辻ちゃんは「さっき本番前に○○(聞き取れず)食べ過ぎて…もうダメ…」と言って客席を爆笑させた。
 この辺の“遊び”は共演者全体に伝播していた。この、周りの空気を一瞬にして変えてしまう力、ペースやムードを支配する力こそが、キャラ&メル、辻加護の魔法である。
 もともとコミカルな動きで道化を演じていた神父が、今日はそれをさらにエスカレートさせて、何だかジェームズブラウンと化し、「ヘイ、ユー!」とか「チェゲラッッパ!」とかノリノリで大暴れして、観客の失笑とキャラメルの含み笑いを誘っていた。この日限りだろうか。
 地下の仮面の男は、「意外と腰低いんだよね」「優しいよね」といじられた後「えぇーーい、うるさいうるさい!あることないこと言いおって…!」でリカバリーしていた。
 しかし、“崩し”や“遊び”は不真面目と紙一重である。結果的に緊張感すらなくしてしまい、失敗することも多い。幸いこの日はうまく行っていたが、ついにそれが起こってしまう。
 イオンが教会で祈りを捧げているところにキャラメルが現われるシーン。
「あ、あれはイオン様!」と叫んだキャラの声が、やけに小さい。マイクが入っていないのだ。うっかりスイッチを入れ忘れたのかな? しかし、何度言いなおしてもマイクが出ない。結局、このシーンは生声のままいくことになった。加護ちゃんも一生懸命声を張り、メルやイオンもうまくセリフをサポートして乗り切った。BGMもギリギリまで絞られていた。こういう咄嗟の連携が出演者・スタッフ全員で出来るようになっていることから、良い現場であることが分かる。(まぁ音声に異常がないに越したことはないが)
 しかし、前述したように“遊び”は基本がしっかりしているからこそ成立するものである。機材トラブルを難なく乗り切ったように見えて、さすがに動揺していたのか、この後少しずつ舞台全体が揺れていってしまう。
 地下の練習場、キャラメルの2人が罠にはめられて困っているところに半田が助けにくるシーンでも、
メル「やっぱりあの人はいい人だったのよ!」
キャ「あたしの言うこと信じてれば、こんな怖い目にあったりしなかったのに!」
半田「2人とも、人の話はよく聞いておくんだな!」
が基本形だとすると、普段は
「やっぱりあの人はいい人だったのよ!」
「あたしの言うこと信じてれば、こんな、ちょっぴり楽しかったけどー…、怖い目にあったりしなかったのに!」
にアレンジされている。ところがこの日は
「やっぱりあの人はいい人だったのよ!」
「あたしの言うこと信じてれば、こんな、ちょっと怖かったけど怖かった目に怖かっ…!」
 完全に飛んでしまった。すると半田イオンが
「2人とも、セリフはよく確認しておくんだな!」
で現われて拍手喝さい。共演者もまたひとつのチームとして、楽しんでやっていることが伝わってくる。
 しかし、この良くも悪くもムードメーカーである主演のミスはやはり全体に伝わり、次の戦闘シーンでは音声が途中で止まってしまったり、かっこよく敵を倒すはずのシーンで半田がすっ転んだり、ハケる途中でアヤカも転ぶなど、舞台の出来としては散々だった。
 しかし、それを支える共演者のサポートや、客席の暖かい反応などによって、これはこれで良質のスラプスティックコメディとして成立していたように思う。
 イリュージョンの拍手は、毎回ベストのタイミング(脱出が成功した次の瞬間)で大き目の拍手をし、客席をリードすることに成功した。

 しかし、これだけ毎回違うことをやっていると、公演終了後に出るはずのDVDは、一体どう編集するんだろうね。ざっと考えただけでも、10個くらいは主なアドリブポイントがある。

 代表的なのは、メルが事件を放り出そうとするところ。ひょっとすると、ここは台本でも「フリー」とか書いてあるのかもしれない。
 24日は「のんさー、誕生日なんだよね。」「のん!?」「あ、あ、うー、いや!あの!メルさー、もうすぐ18歳の誕生日なんだよね。厄年らしいから、神社行ってお払いしてもらってこよっかなーって。」

26日は
「メルさー、八段アイス食べてこよっかなーって。この間久しぶりに食べたら美味しかったんだよねー。」
「あたしはねー!最近ラムレーズンのアイスにハマってる!」
「そうなんだー!」「へへ…」「ふふ…」
 おい、芝居芝居!

それと辻ちゃんのモノマネポイント。これは、2人が勝手にやってるんじゃないかと踏んでいる。
21日
「ねね、メルはどう思う?」
「ヒロシです…! このマネ、ちょっと恥ずかしいとです…!」

24日
「ね、メルはどう思う?」
「ちゃちゃちゃちゃっちゃ、しゃんはーーーい冷茶ぁ~~~」

26日
「メルはどう思う?」
「なんだバカヤロ!」
「メル!?」
「コマネチ!」
「それイイ!今までで一番あたし好きかも! (客席に)いつもね、何しようか楽屋でずっと考えてるんですよー。今日なんかどっかに電話してた『どうしよう今日ー』って!」
2005-03-26

[diary] 眼科の中心でローディシエ・シュクレ!と叫ぶ

 目を覚ますと、泣いていた。

 というかあまりの目の痛さに、5時間しか眠れず目を覚ました。呻きながら鏡をのぞくと、あ、あった!!昨日、上のまぶたの奥に入り込んでしまっていたまつ毛がまた見えている! これが千載一遇のチャンス、この機を逃すと今度こそどうなるかわからない。決死の覚悟で、濡れた綿棒を使った緊急オペ。格闘すること5分、ようやく、取れた!!

 …と思ってよく見ると、それはまつ毛ではなく、前日に自分でカットした髪の毛(約2.5cm)だった。道理で痛いわけだ…。まつ毛に比べて髪の毛は堅いし、カットした毛先だから粗いし、毛先の方向によって全然出てこなくなったりする。あー、思い出すだけで痛い。じーー……ん…。

 しかし、原因がとりのぞかれたにも関わらず、全く痛みが引かない。これは流石におかしい、と思って病院に行くことにした。眼科の先生、開口一番
「あー、これじゃ痛いはずだ」
 病名は『角膜糜爛(びらん)』。黒目の表面にキズがついてしまっている状態だ。件の髪の毛が、ちょうど車のワイパーのようになって黒目の表面をこすってしまったのだろうということ。考えてみれば、昨夜、目を動かすと痛いので、「寝ている間は目が動かないからだいじょうぶ」と思って寝てしまったけど、レム睡眠期は目が細かく動くのである。

参考までに、目のトラブル3段階。
1.表層角膜炎
角膜の表層に点状の小さな傷が沢山できるものです。ハードレンズ使用者は、この時点で異物感を感じるので、眼科医を受診することが多いのですが、ソフトレンズ使用者は異物感を殆んど感じません。この所見は、最も多く見られる所見です。
2.角膜糜爛
角膜表層の傷が、より深く、より大きくなります。ハードレンズ使用者は、強い痛みを感じますが、ソフトレンズ使用者は、この時点でもまだ痛みを感じません。
3.角膜潰瘍
角膜の傷が相当深くなり、強い炎症を起こして、放って置けば角膜全体が真っ白に濁ってしまいます。当然、視力は非常に低下します。ソフトレンズ使用者は、この時点で初めて目の異常に気づきます。
コンタクトレンズによるトラブル
 この2段階目というわけで、割と重度だ。はっきり言って、すごく痛い。しかしこの痛みも、もらった薬もなんか覚えがあるなぁと思ったら、去年の11月にスタント道場で練習中のアクシデントによりケガしたときと同じ症状だ。そりゃ痛いわけだ。かくしてまた眼帯生活に。先生曰く、
「3日くらいは眼帯を取らず、安静に。目をなるべく使わないように。」

 しかし、しかし、今日はまたもやミュージカルを見に行く日なのだ! どうする! どうする宮本…!?
2005-03-25

[diary] ムスカ日記

 今日はミュージカルについて本気で書こうと思ったのですが、残りPC時間があと22分しかないことを考えると明らかに書き終わらないので明日に回します。ったく、誰だよ「ネットは1日3時間」なんて決めたの!  …はい、私です。宮本名人です。

 3日前に、目に1cm大のものごっついまつげが入ったんだけど、これがとんでもなくしぶとい。大きめのものが縦位置で入ってしまって、「あっ!」と思って鏡を見たときにはときすでに遅く、2、3回まばたきをしたら上まぶたのほうにスッと消えてしまった。

 ふつう、まつげは目に入るとしても、目の開いてる方向と平行に入るから、数回まばたきをすれば涙とともに目のフチに乗り上げてくる。だがこれが縦方向で、しかも毛先が上で入ってしまったから、何度まばたきしても取れない。それどころかまばたきの度に、毛先が目の裏側を刺激して七転八倒の苦しみ。

 その後、さらに奥のほうにうまく収まってくれたのか、2日間ほどまったく気にならなかったんだけど、先ほど降りてきたのか、痛み再発。あまりの痛みに両目が開かず、ただただ涙が止まらない。でも上まぶたの裏側なので、必死で目を見開いて鏡を見てもまったく見えない。ぐわぁぁぁぁぁぁ、目がっ、目がああぁぁっぁあっ!! とムスカのように転げまわっていたら、出てきた! 相変わらず縦のまま、しかし見える位置に下りてきた!

 ここでネットで得た知識を駆使して、水で濡らした綿棒で除去することに。この、見えてるときが千載一遇のチャンスなのだ! 今を逃したら次はいつ出会えるか分からない。

 しかし僕は目薬のCMを見ることさえ苦手な、眼球恐怖症の人間なので、この手術は困難を極めた。「落ち着け…落ち着け…」ヒー、ヒー、ふぅーーーー、ヒー、ヒー、ふぅーーー(呼吸法)
 ぷるぷる震える手で眼球をいじると、眼球の表面もぷるぷる動くことに気付いて卒倒しそうになる。しかし一瞬目を閉じたすきにまたまつげが上に脱出しようとしたので慌ててまたぷるぷる触る……。
「そろそろ水道水で目をパチパチすれば取れるんじゃないか?」という考えが頭をよぎり、実際やってみると、まつげはきれいサッパリ…。痛ェ!いててて…。安易な方法に逃げたばっかりに、元の木阿弥。ぐわぁぁぁぁぁぁ、目がっ、目がああぁぁっぁあっ!!

 それにしても、まつげは目にホコリが入るのを防ぐためにあるというけど、それ自体が目に入ってしまうんじゃ何の意味もないじゃないか。これは地上で生活する哺乳類の欠陥と言ってもいいのではないか。よくこんな欠陥が何万年も放置されてきたものだ。どうすりゃいいんだ。明日のミュージカル中に再発しないことを祈る…。明日で3回目です。
2005-03-24

[diary] 時限生活

 2回目のミュージカルに行って来た。た、楽しすぎる…。
 今日は1階に下り、6列目。シャボン玉が雨となって降り注いでくることを発見した。
で、今回もまたずーっとこの顔してた。帰りの電車でも戻らなかった。とにかく!楽しすぎる!!

 ミュージカルの感想は日を改めて書くとして(21日に書いたもの以外に、ネタバレなしで書ける感想はもうない)、今日は自らの生活を反省してみた。仕事を辞めてからというもの、予想はしていたことながら、明らかに生活が破綻している。具体的に言うと、まず生活時間帯がおかしい。以前もそうとうガタガタの生活時間だったが、それは雑誌編集という不規則な勤務時間を強いられる職業ゆえのものと思っていた。確かに、終電や始発で帰る、ときには帰れない日々ではあったが。
 だが仕事を辞めてからもそうした生活時間は続き、いや、少しずつ後ろにシフトして、最近では午前中に起きられたためしがないという体たらく。原因を探ってみた。

朝起きない

寝るのが遅い

ネットをしてるから

サイトの更新があるから

更新する前にダラダラネットしてるから

 朝起きられないのは、当然夜寝るのが遅いからだ。ではなぜ遅いかというと、さっさと更新をせずにダラダラとネットをしているからだ。更新を後回しにしているうちに、いつの間にやら新聞配達のバイクが外を走る時間になる。じゃあ更新しないで寝ればいいじゃないか、という至極まっとうな意見が出るだろうが、「毎日サイトを更新する」というのは最重要の縛りなので想定外。
 じゃあなぜ先に更新を済ませないのかというと、日記を書くよりネットを眺めてるほうがラクだからである。水の低きに流れるように、人間はほっとけば際限なくラクな方へ流れていってしまう。

 その原因を絶つために、今日から即更新する。そのためにまずPCに座る時間を計測した上で制限し、その範囲内で全てのネット活動を終えることにする。

本日のPC時間
3時間41分


 なるほど。今日は夕方から夜にかけて外出したから少ないのだが、昨日とか多分10時間は消費してた。よし、では明日から3時間で。
 規則には、罰則が必要である。守れなかったときに何のペナルティもないのでは、すぐに守らなくなってしまうことだろう。そこで、時間切れになってしまったら、例えどんなに不本意な出来の文章であろうとそのままアップされてしまう、という罰を考えた。「毎日更新」と「ネット時限」と2つの縛りを両立させることによって成立する、恐ろしいペナルティだ。
 しかし人間、ある程度の縛りがあったほうが実力を発揮できるもので、九十九式だって毎日更新を放棄していた期間はダラけていて質も低下していた。これで明日から無為なネット時間が減るだろう。ただし、録画やDVDを見てる時間は「テレビ視聴」扱いとして除外する。
2005-03-23

[site] 100万ヒットの日記野郎

 ソーシャル・ネットワーキングサイトの最大手であるmixiは、現在では完全に“会員制日記サイト”と化している。最初にmixiが「日記サービス」とやらを始めたときには、「サイトがあって、メモだのはてなDだのあって、この上だれが日記書くってんだ」と思ったものだ。しかし書いてみると、そこに顔見知りの登録者たちが、日記の感想や好意的なコメントを残していく。これはまるで、古きよき日記サイト時代、自分のサイトがまだ100hit程度だった99年~00年の空気にそっくりだ。(そして僕もmixiをやっているが、登録者数はちょうど100人程度。)これはこれで確かに楽しい。

 そこでmixiにひきこもるサイト作者がいるのは当たり前、という意見がある。
浅野教授も結局、土下座しなければリスペクトの言葉をくれない読者に愛想を尽かして mixi 三昧。
ある種の管理人が mixi などに活動の場を移していくのは、資本主義的に正しい。(略)管理人はラブの稼げるところで活動するのであって、適切な対価を支払わない読者がコンテンツの供給を止められるのは当然です。(趣味のWebデザイン

 しかしこれは、作者が閲覧者とのコミュニケーションに何を求めているか、によるのではないか。
 九十九式の場合はどうだろう。そのあたり、id:cosmo_sophyによる分類を参照して考えてみよう。項目名だけ抜粋してみると
リアル直結コミュニティ型
mixiに代表されるようなSNS的ネットコミュニティ型
儀礼的無関心を求めるマイペース型
一般的コミュニティ型
トータルアクセス&ユニークアクセス重視型
議論促進コミュニティ型
理想的コミュニティ型
気ままな唯我独尊型
とある。

 僕は議論促進型と理想的型の中間、もしくは両方の意識を持っていると思う。
 というのも九十九式の話題の振れ幅から来るものなんだけど、ここには時事、思想からハロプロから単なる日記まで、色々なものが提示される。すると、例えば普通に「○○が美味しかった」と日記を書いているのに「あなたの認識は間違っている!○○はまずい!」とか突っかかられても困る。しかし歴史認識の話を書いて、そこに違う観点からの反論があったり、僕が知らなかった資料を提示してもらったりしてもらうのは非常に有意義なわけだ。ずっとべったり好意的でも困るけど、そんなに議論ばっかりしてもいられない。

 九十九式のコメント欄は、システム的にも雰囲気的にも、匿名で簡単にポストできるようになった。そのおかげで、例えば読書感想文に推薦者からのコメントがついたり、日記に同意のつぶやきが入ったり、近現代史ネタで議論が戦わされたりする。匿名の有用性も危険性も、2ちゃんねるのはるか前からさんざん議論されていることではあるが、現在の九十九式にとっては理想的な環境と言えるかもしれない。

 また、これはあくまで作者が閲覧者とのコミュニケーションにおいて何をどの程度求めるか、という話題である。mixiはコミュニケーション主体だが、WEBサイト運営はそれだけではない。
 閲覧者に求めるもの、サイト運営で得られるもの、ひいては日記を書くという行為に見い出す意味まで含めて考えると、僕はmixiのコミュニケーションではまったく満足できない。よってmixiによって九十九式の更新がおろそかになることはないと断言できるのだ。生まれながらのサガで、断末魔のときさえサイトを更新する男。戦うか?この俺と!君は!
 でもラブは欲しいよね、ってことで、らぶ・らぶ!(可愛く顔の横でニイニイピース)
2005-03-22

[diary][Hello] 聖地巡礼(1)

 芸能人や聖人など、誰かのファンなら誰でも必ず一度は夢見る聖地巡礼。ハロプロ界でも、辻SPのファミレスやピンチランナーの峰岸家、など色々ありますが、今回はハロモニの『新春バスツアー』で出てきた東京グルメを堪能してまいりました。一人で。

『新春バスツアー』は、モー娘が後藤引率チームと中澤引率チームの二手に分かれて、東京の名店を回り、クイズを出しながらケーキやラーメンを食べるという、イージーでお手軽な番組企画。そんでこの日記は、さらにそれに乗っかったお手抜企画。


 まずは1軒目。神楽坂にある老舗の甘味処、『紀の善』。いきなり難易度が高いところをチョイスしてしまった。あんみつ屋なんて入るのも初めてだし、こちらは男一匹ガキ大将である。どうしよう……。
(えー。せっかくここまで来たんだから食べてこうよー。のんもオンエア見てて気になってたんだよね。)  !?
 そうだよね。うんうんうん。ここで困ったときの切り札、エアギターに次ぐ宮本の秘技・エア辻ちゃんが炸裂した!(スタンドみたいなものです)

左が番組、右が宮本撮影。小川さんの頭上「文具」の看板に注目。

「お客様……何名さまで…?」
 明らかに僕の背後を不審そうにうかがう店員。ひとりであんみつ屋に来ちゃいけないとでも言うのか。あ、いやいや今はひとりじゃなかった。どうやら、彼女にはエア辻ちゃんが見えないと見える。
「ふた…ひとりです。」
 店内は1階席と2階席とが用意されているが、OAで使われた座敷席が1階にないのを素早く見て取った僕たちは、迷わず2階を選択した。
「こちらどうぞ」
「いやっ…。座敷でもいいですか!」
ここだ。この座敷で、中澤さんチームがクイズを出題して抹茶ババロアを食べていた。

「ではご注文が決まりましたらうかが…」
「抹茶ババロア!」

 上にふんわりとのった生クリームと、ほろ苦い抹茶の風味、上品な甘さの餡が見事に調和している。これは癖になりそうだ。思わずテイクアウトして帰ろうかと思わせられるくらい。ちなみにこのメニュー、抹茶シーズンである11月から3月までの限定メニューなのでお早めに。


 おやつの後は、次の目的店が開店するまで、九段下に足を伸ばし、靖国神社を散策。エア妹のぶんまでおみくじをひいて一喜一憂し、特攻隊にしばし思いをはせる。


 九段斑鳩。いわずと知れたラーメンの名店である。ここにごっちん班が来て、あるないクイズをやっていた。しかし、ラーメン屋に並んでて、店の中からモー娘出てきたらびっくりしただろうなぁ。

(ねぇー、まだかなぁ!?)
ゆであがるにはもうちょっと!
(んー、いいにおい…)
 本枯鰹節、利尻昆布を使った魚介系スープと、鶏ガラと豚骨の動物系スープを合わせたダブルスープが人気、とのこと。一口すすって「んまァァァァいッ!!」というほどのことはないんだけど、「おお…なるほど…」と、ジーンとするうまさ。スープは意外と濃厚だが、魚介ベースのおかげか決してくどくない。

エア辻ちゃんは食後に杏仁プリンを頼んでいたが、こちらもおいしそうだった。
(うわー、ちょうおいしいんだけどこれ!んーーーん…!)
お、回ってる回ってる。しかしお前、特製らーめん大盛り食べたのによくそんなん食えるなぁ。
(べるばらべるばら!)
別腹だよ。
(あー。ひょっとしてお兄ちゃんも欲しいんでしょ。あっげないよー。)
いや俺は別に…。でもちょっと味見しときたいかなーって。
(えーっ。しょうがないなー。ほら…」)
あ、アーン…
(サッ!ぱくっ!ざんねんでしたー!)
あ、くっそー、たけのこニョッキ!?このぉ~~

「あの、お客様…他のお客様のご迷惑になりますので…」
2005-03-21

[Hello] キャラ&メル横浜公演(ネタバレ無し)

 今日はW(ダブルユー)のミュージカルに行ってきたよ。
 異常に楽しかった。なんだあの劇空間は。「歌って!踊って!推理する!? ちょう楽しいノリノリのハイパーミュージカルだよ!」は伊達じゃなかった。どこかの異次元に迷い込んだのかと思った。名もなき白い世界とか。

 とは言え、この日記が「ミュージカルに行ってきました。楽しかったです。」で終わってしまっては、それこそ小学生の作文である。しかし、今はそれしか、書けないっ……!

 辻加護は、神が気まぐれでこの世に誕生させてしまった無敵存在である。そんな奇跡の前では、僕がここで4年間培った日記力なんて歯が立たないのだった。「あ、圧倒的じゃないか…」とアムロのように力なくつぶやくことしかできない。

……というくらい楽しかった。今年一番の「楽しい」だった。「萌え」とか「キャワ」とか、そういう余計な感想をさしはさむ余地すらなく、ただひたすら楽しかった。僕も観劇暦は長いけど(全部モー娘だけど)、ここまで“楽しい”ミュージカルはなかったかもしれない。最高傑作とされる『LOVEセンチュリー ~夢は見なけりゃはじまらない!~』をも、楽しさレベルでは超えていた。そんくらい圧倒的なもんを見せてもらった。ずっとこんな顔してステージを見てました。


 しかし同じ頃、つんく♂さんは飯田さんのソロディナーショーのほうに行き、胸元の開いたドレスを見て
「ナイス谷間!」と叫んでいた。
デイリースポーツ

クッ、オモシロ過ぎんぜ!?
2005-03-20

[diary] 音楽ノスタルジー

 iPodのおかげで、古い曲の良さを再発見した、という声をよく見聞きする。iPodには何千曲もの曲が入る。それを満たすために、家中のCDをmp3にエンコードして詰め込んだために、シャッフルして聴くと思わぬ曲にめぐり合うというのだ。もう聴かないだろうと思っていた曲、取り出すこともなかったCDが再び日の目を見る。

 僕も最近、iPodシャッフルを買ってPCとの同期を始めたので、所有するCDのエンコード作業を進めている。今、仕事を辞めて実家に引きこもっているので、暇を紛らすために大掃除も始めた。10年近く前にこの家に引っ越して以来、一度も開けていない段ボールがドカドカあるのだ。

 すると、90年代のCDシングルが百枚以上入った箱が出てきたのだ。90年代と言えば高校時代からバンド時代。多感な時期を過ごした音楽たち……。といっても、TKプロデュースものとか純国産ロック(ヴィジュアル系)とか、特に多感な音楽でもないんですけど。そういう時代だったんだよ、うるさいな! はぁ、ノスタルジー……。

 それにしても実家というのはノスタルジーの宝庫だ。いや、恐怖と言ってもいいかもしれない。高校時代のCDなんてのはまだいいほうで、その家で長く暮らしていればいるほど、とんでもない財宝が眠っている確立が高い。発掘を続けていたところ、地層の色が変わった。開けてみると、中学生時代の手紙、写真、文章など、明らかに年代が違う化石が出てきた。というか人の中学生時代というのはマジでヤバいので、思わず幽体離脱しそうになった。ノスタルジーとかヌルいことを言ってられない。死後これが公開されたりしたら死んでしまう。ファラオの呪いどころではない。とりあえず紙日記を焼却することを決定し、調査団はこれ以上の発掘調査を断念したのであった。中二はヤバい。まじヤバい。
2005-03-19

[book] 読書感想文(14)

文章教室 金井 美恵子

レビュアー: 宮本・ザ・ニンジャ
 文章教室、というタイトルだが、“文章の書き方”的なハウツー本の類ではなく、カルチャースクールの文章教室に通う主婦が織り成す生活と心情を描いた小説である。ここで金井美恵子と九十九式の取り合わせに、ニヤリとした人もいるかもしれない。「多分あなたはこの辺の作品から」と友人に薦めてもらったままに読んだのだが、これが面白かった。
 平凡な主婦、冴えない夫、愚鈍な娘、売れない作家、凡庸な批評家などなど、出てくる人物が誰もかれもこの上なくフツーで、しかし彼ら自身は自分が凡庸だなどとはこれっぽっちも思ってなくて、みんながみんな自分だけが稀有な存在で、特別な体験をしているかのようにふるまい、ハムレットのように懊悩する。そこが読んでいて可笑しくもあり、いじましくもある。しかし笑ってばかりもいられなくて、ときに身につまされる。誰だって自分の人生は特別だ。恋愛も仕事も、当人にとってはいつだって自分が主人公の一大事である。どんな未来が訪れても、それがかなり普通でも。
 そんな主人公感が、主人公が文章練習のために書いている日記ノートからの引用文と地の分が不可分に絡み合うことによって表現され、読み手はいつしか登場人物に自己を投影してしまう。実験的な構成に見えて根は正統。舞台が舞台だけに文壇ギョーカイネタも多く、メタテキストサイト論を見るような趣。
★★★★☆
2005-03-18

[net] 替え歌、コピペ道

 先日「本サイトほったらかしで、mixiで日記を更新することに関する興味深い批判」として紹介した文章
■ 更新頻度の低下について、殆どの場合ダイアラーがmixiの更新ばかりしてダイアリーを放置している為だと分かった。 (準決勝)
には、元ネタがあった。

 それがこちら。更新頻度が明らかに低下した絵師サイトについて<不名誉なリンク集>
 イラストサイトの人が書いた文章だった。
 いや、元ネタというかこれ……。コピペじゃないですか。パクリとまでは言いませんが。知らずにマジ言及してしまった。でもこのオリジナル文、絵師界隈ではそれなりに話題になったのかもしれないけど、吉牛とか25歳金無し君とかみたいに有名なWEB文章ってわけじゃないし、何の説明もなしにいきなりコピペされてもわからないよ……。一応引用タグで囲まれてるとはいえ。そもそも説明がない上に、ほとんどそのままだし、コピペ改変としてのひねりや面白さ(意味のすり替え、感覚のズレからくる笑い、など)があるわけでもないしで、全く評価できない。

=========
 ではここでコピペについて考えてみます。
 コピペネタを成立させるためには、いくつかの条件があります。

コピペ改変芸の三か条

・読み手が元ネタ文を知っている
・言葉をすり替えることによって意味や性格が変わる
・全体としての構成は保持されている

元ココナッツ娘。のレフアさん これは替え歌やモノマネにも通じることですが、まず読み手が元ネタを知ってることは大前提です。五木ひろしのモノマネならいきなりやっても通じますが、レフア・サンボのモノマネを何の説明もなくやっても解る人は少ないでしょう。そのため、“説明不要なくらい有名なものを元ネタにする”か“元ネタを説明してから始める”ことが必要です。この点、<準決勝>は“有名でないものを説明なしに”ネタにしているのでアウトになります。(説明してから始めるのは粋じゃないし、分かる人にだけ伝われば良いというスタンスや、オリジナルと勘違いされてもそれはそれで構わない、というケースもあるんですが)

 次に、それがコピペならではの面白さがあることが重要です。例えば吉野家コピペでも、行列になっているのがどこか、家族連れがオーダーするのは何か、といった部分で独創的な改変をすることによって笑いが生まれます。今回の<準決勝>のケースは、“絵師”が“ダイアラー”になっただけで、例えて言うなら、吉野家が松屋に変わっただけ、というレベルです。

 最後に、全体としての構成が保持されていることも要求されます。これは替え歌なんかだと特に顕著で、改変のみに気を取られて歌としての尺があってない、字余り字足らずになったりするともう駄目です。<準決勝>はここをクリアしているものの、ほとんど改変してないのですから当たり前とも言えます。工夫といえば、晒し上げリンクの部分を全部自分にして、自虐で落としたくらいでしょうか。

 以上の観点から、準決勝のコピペはまさに不名誉なコピペであると断じなくてはなりません。
 決して、ネタにマジレス、不名誉な言及をしてしまった恥ずかしさから、照れ隠しでブチ切れているわけではありません。ええ、ええ。
2005-03-17

[jiji][net] 東京大虐殺に関するやりとりの2

 歴史や政治、思想について語ると色々と大変だなあ、と思うも、いかにもブログ活動らしくて楽しくもあります。皆様お付き合いいただきありがとうございます。宮本です。

 さてARTIFACT@ハテナ系で東京大空襲について
一つの戦闘として見れば、人道的に許されない軍事作戦なのだが、歴史の大きな流れでみて、それによって救われた人たちも多いのだろうと考え始めると、空襲や原爆の評価が難しくなる。
アメリカが人道的に許されない軍事作戦を実行したことは当然批判すべきなんだけど、当時の日本もまた、そんな圧倒的な軍事力の差を見せられても、まだ戦争を止めようとしなかった。そういう判断のできない国だったんだから。(「東京大空襲」を「東京大虐殺」と呼ぶ
と軽く触れられている件について、九十九式は超殺伐とした言及をしたのですが、それに対し詳細なフォローアップがありました。
アメリカが、都市空襲や原爆といった民間人を対象にした国際法違反の作戦を行わず、あくまで戦闘員を対象にする作戦を実行すべきだったと考えた場合、日本が降伏を受諾しなかったのですから、最終的に上陸戦になります。その時でも、塹壕などの軍事施設を爆撃するでしょうから、居住地近くにそういうものを作っていた当時、民間人の死者は避けられません。(中略)南京虐殺と同じような問題が、日本国内の各所で発生することは考えられます。
あの比較で一番主張したかったかといえば、敗戦にいたる当時の日本政府の判断の問題です。開戦も当然充分無茶でしたが、戦争の目的をはっきり限定して、その目的を達成して交渉を始めれば、有利な条件で講和を結べた可能性はあります。第二次世界大戦時の日本の作戦をみるとわかりますが、目的がなし崩しに増えていった作戦がたくさんありますが、こういう無目的性が、悲惨な負け方に繋がったと思うのです。
あと、原爆投下に関しては、通常の都市空襲と異なり、当時のソ連への威嚇や実験の要素が強いのではないか?というのは理解しています。ただ、原爆がなかったら、日本政府は降伏を考えずに上陸戦が起きた可能性は高いだろうということを考えたのです。(「東京大虐殺」の続き


 まず、原爆に関しては、やはり必要だったとは思えません。当時の日本にはほぼ継戦能力はなく、ソ連の参戦で降伏は秒読み段階だったとも言われています。それでも「原爆がなかったら、上陸戦が起きた」可能性は否定しませんが、上陸戦の被害が原爆2個分より大きかったとは到底思うことはできないのです。(アメリカ兵の死者に関してはそうでしょうが)
 と一方では言いつつも、実際に上陸作戦、本土決戦が行なわれたとしてどのくらいの犠牲が出たかは、数々のシミュレーションがありますが、どれも前提や思惑によって随分変わりますし、そういう特殊状況下を考えるのはifの世界になってしまうので、“黙殺”させていただきます。

 代わりにもう一つの主題である「人道」について考えて見ます。
「人道的」とは何か。戦争は殺戮でありますから、そこに人道の介する余地は非常に少ないのですが、簡単に言えば「あまり残酷すぎることをしない」「苦痛や被害が無意味に増大したり、残ったりする兵器を使わない」ということでしょう。
すると、どうせ殺されるなら地上戦の巻き添え(かゲリラ戦)で血みどろになって死ぬよりは、短時間で焼き殺されるほうがマシなのではないか。いや、せめて戦ってから死んだほうがマシなのでは。という価値観の衝突になります。前者は加野瀬さん、後者は宮本。まぁ、相当乱暴な分類ではありますが。

『ウルトラマン』で、ジャミラという怪獣が国際会議の会場を襲うというエピソードがありました。実はジャミラは、火星探査船に乗っていたが、故障により地球に帰れなくなってしまった宇宙飛行士でしうた。火星の環境に適応するために突然変異を起こして進化(!)して怪獣となり、自分を見捨てた仲間に復讐するために地球にやってきたのです。この設定に関する細かいツッコミはさておき、対するウルトラマンは、元は人間、ということに配慮してか、スペシウム光線などの決め技を使いませんでした。人道的! 代わりに、ウルトラシャワーというマイナー技を使いました。これは手からジェット水流が出るという、単なる水芸なんですが、水のない火星で進化したジャミラは水に弱い。苦しそうにあえぎながら溶けて、ドロドロの液体となってしまいました……。人道的……? 苦しみもがいてのた打ち回るジャミラを見ながら、僕は子供心に「どうしてひと思いにギロチンや光線でやっつけてやらないんだろう」と後味の悪い思いをしたのだった。人道って難しい。

 次に日本の大戦略についてです。日本は昔から戦略や目的を考えるのが下手であると言われます。奇跡の勝利と言われた日露戦争だって、そもそも日本が継戦能力を失って進退窮まるときに、露西亜皇帝の厭戦気分と米国の仲介によって、タイミングよく判定勝利できたに過ぎません。(か、どうか、コメント欄に日露戦の講和と勝因に関する指摘あり)
 大東亜戦争に関しても、日米開戦前夜、勝算を問う近衛首相に対し「1年や1年半なら存分に暴れてご覧にいれましょう。」しかしその後のことは保障できない、と答えた山本五十六の言葉はあまりにも有名です。事実その通りになったわけで、前半の目覚しい進撃とは裏腹に、日本軍は2年目からガラガラと崩れ始めました。結局日本は「どのように戦争を始めてどのように終結(勝利、和睦)させるか」というビジョンを明確にしないまま、なし崩し的に戦争に突入してしまったわけで、戦争というよりも一つずつの戦闘をしていただけなのかもしれません。

 といったところが僕の考え方で、日本政府の判断や舵取りに問題があったとする指摘は最もですし、おおむね同意見です。「水に流す」のは日本の美徳ではありますが、もっとリアリスティックに研究し、教育していくべきでしょう。しかし、市民裁判で責任者を糾弾するというネタに夢は感じません。敗因の研究は、次にアメリカや諸外国と戦うときには決して負けないようにするためです! (戦争に限らず、経済でもスポーツでも文化でも)
 勝者敗因を秘め、敗者勝因を蔵す。これが僕の反米です。過ちは繰り返しません!

 そして、あんな超煽り口調で文中しておきながら、名前の漢字を間違えててすみません。辞書登録しておきました。ハロプロ人名以外で登録するのは初めてなので、許してください。脳内校正機能を強化します。過ちは繰り返しませんから……。
2005-03-16

[net][site] mixiとはてなDと本サイト

 しまった!mixiについて1日中考えていたら、いつの間にかサイトがmixiになってしまった! テーブルレイアウトは面倒臭いなー。1日かかった。それにしてもやりすぎた。(テンプレのソース置いときますね)
 さて、本サイトよりmixiの更新に力が入ってしまう現象について、以前に九十九式ではこう分析した。

 僕のサイトにも、メールは週に2~3通届けばいいほうだ。そうなると、コメントが気軽に付くSNSの日記のほうに更新の比重が傾くのも当然の帰結。「ミクシ日記のほうが本サイトより面白い人がいる」という意見を見たことがあるけど、そういうことなんじゃないだろうか。ミクシィで書いた日記をサイトに再利用する人や、ミクシィが下書きで、コメント欄でのやりとりでブラッシュアップさせた意見を改めてサイトに清書する人もいる。 数字じゃない! サイト読者からの反応


 しかし、世の中には、サイトを持っていながら、SNSのみで完結してしまう人、mixiのみに日記を書き続ける人がいるのだ。
 ちょっと興味深い文章を見つけた。
■ 更新頻度の低下について、殆どの場合ダイアラーがmixiの更新ばかりしてダイアリーを放置している為だと分かった。 (準決勝)
mixiは非常に閲覧制限の強いエリアであり、そこにあまりに「面白い」文章を置くことは嫌がらせ以外の何物でもないと考えている。mixiは「面白ければ面白いほど」問題がある。だってネット上でmixiをやれる人間は1%にも満たないんだぞ?

 この憤りはよくわかる。僕も凄く好きな日記書きがいる。彼(彼ら)は、余りある日記タレントを有しながら、サイトをほとんど更新せず、mixiで超絶面白い日記を書いているのだ。もちろんその日記書きはマイmixiリストに入っているので、僕はそれを読むことが出来る。しかし、余りに勿体無さすぎる。mixiなんて、読み捨て書き捨ての場でおもしろ日記が更新され続けるなんてのは、全く無駄だ。才能の無駄遣いである。

 ところで先掲の文章は、mixiと対立する概念が“はてなダイアリー”に絞られているのが残念といえば残念。しかしこの「mixiが面白いだろうというくらい百も承知だ。あれほどまでにダイアラーが集まれば話も弾むし、何を書いてもすぐに反応してくれるし、コミュニティは趣味の合うもの同士が寄り集まっており…」という疎外感、寂寥感、憤りのようなものは、まさしくはてなダイアリーが台頭してきたときに、旧来の伝統テキストサイトの僕が感じた気持ちに似ている。2年前のことだ。
「何だよ、みんなあんなポッと出のヘンな所でダラダラした日記を垂れ流しやがって。流行に流されてんじゃねーよ」みたいな。と言いつつも、僕はベータ版が開始した瞬間にアカウントを取得したし、火災さんも文句を言いつつ結局mixiやってんじゃん、というところも似ている。
 ただ、はてなDがいくら排他的であろうが回線さえ引いてあれば誰でも見られるのに対し、mixiは本当に閉鎖空間だからタチが悪い。


補記:元ネタ…というか、更新頻度が明らかに低下した絵師サイトについて<不名誉なリンク集>
のコピペだったよ。
2005-03-15

[jiji][net] 空襲と原爆の評価@九十九式系

 先週3月10日は、東京大空襲記念日だった。60年前のこの日、一夜にして東京は灰燼と化し、無辜の市民が10万人虐殺された。そんな記念日を目前にした3月9日に、かのブッシュ大統領は「プリオン肉買えー買えー」と小泉に電話をかけてきたそうな。

 さて九十九式では、“東京大虐殺”という呼称を使った。これはまぁ言葉遊びだったんだけど、割と昔からある表現で、しかも今年になって使う人が増えていたらしい。ARTIFACT@ハテナ系で取り上げられていた。
http://d.hatena.ne.jp/kanose/20050313#tokyogenocide

 しかしそこでは、東京大虐殺の呼称問題としてリンクがなされていながら、話題は呼称ではなく、米軍の大量虐殺作戦の是非について語られていた。これがちょっと随分アレなので、少々思うところを。

 ARTIFACT@加能瀬氏は、空襲や原爆について
「一つの戦闘として見れば、人道的に許されない軍事作戦なのだが、歴史の大きな流れでみて、それによって救われた人たちも多いのだろうと考え始めると、空襲や原爆の評価が難しくなる。」
 としている。……評価?
 実際に本土上陸作戦が実行されたとして、双方にどのくらいの犠牲が出たかは分からない。しかしここで一つ明確にしておきたいのは、「東京を焼き払い、核攻撃をしたほうが少ない犠牲で戦争を終えられた」というのは、それを証明する方法がない上に、あくまでもアメリカの論理であるということ。しかもここでの比較は米兵の犠牲の数の多寡であって、日本側の犠牲者数ではない。当たり前だ。いくら上陸作戦が決行されたからといって、民間人が50万人も死ぬものか。(そもそも軍人と民間人の犠牲は別問題。)

 「歴史の大きな流れ」を見て、原爆や空襲を「評価」できるのは、神の視座か、あくまで無関係な第三国人にできることであって、我々当事者の態度ではない。それは別に冷静さを欠いた思考というわけではなく、“戦争の悲惨さ”“アングロサクソンの野蛮さ”を後世に語り継がねばならない日本人としての責任ある態度の問題だ。それを氏は、アメリカ兵が死なないためには、日本人が数十万人虫けらのように焼き払われてもいい、と言っているのである。

また結論として
「アメリカが人道的に許されない軍事作戦を実行したことは当然批判すべきなんだけど、当時の日本もまた、そんな圧倒的な軍事力の差を見せられても、まだ戦争を止めようとしなかった。そういう判断のできない国だったんだから。」
 とあるが、戦争を止めなかったからどうだというのか。これは結局、「なぜ圧倒的物量差があるのに戦争をしたのか」という開戦責任に話が戻ってしまっているだけで、東京大虐殺および原爆投下の口実にはならない。それに「圧倒的な軍事力の差」が東京大空襲や原爆だとすると、順番もおかしい。
「アメリカが人道的に許されない軍事作戦を実行したこと」は単純に「批判すべき」ことであり、いかなるエクスキューズをもってしても相対化されうる性質の問題ではない。日本が戦闘を継続したから市民を大量虐殺した。何だそりゃ。これもまた結局、「日本が戦争を起こしたから悪い」の派生形でしかない。こういう意見を自然に抱いてしまう加能瀬氏もまた、アメリカの占領政策と戦後教育の犠牲者と言えよう。
2005-03-14

[Hello][rev] 『2nd W』感想文

 遅くなりましたが、W(ダブルユー)の新アルバムの感想でござる。

2nd W W(ダブルユー)の新作アルバムが発売された。全曲カバーだった前作に比べ、今作ではこれまでにリリースされたシングルを含む、オリジナル曲中心の構成となっている。
 曲目を一見してすぐに気付くのは、全編に散りばめられた「17歳」というキーワードだ。『デコボコセブンティーン』『十七の夏』『十七歳よさようなら』など、2人が17歳であることを意識しすぎている、というより、執拗なまでに聴き手に意識させようとしているようだ。これが現在のW(ダブルユー)のモードを端的に示している。

 W(ダブルユー)を語る上で、ミニモニの存在を無視するわけにはいかない。モーニング娘にとって『LOVEマシーン』という曲がブレイクスルーになったのと同じく、W(ダブルユー)の辻・加護にとってのそれはミニモニというユニット自体だからだ。

 しかも本作は、様々な曲調を節操なく詰め込む構成になっている。この点で、同じくバラエティに富んだ構成だったミニモニの最高傑作『ミニモニ。ソング大百科1巻』を意識せざるを得ない。『ミニモニ。~』がおもちゃ箱をひっくり返したかのような世界だとしたら、『2nd W』では、女子高生の化粧ポーチをひっくり返したような乙女磁場が展開されている。そう、あまりにも乙女。
“鬼も十八、番茶も出花”という言葉もあるとおり、満17歳というのは、人の一生で最も華々しく、女性が最も瑞々しい魅力を見せる時期である。しかし、だからこそ、というべきか、乙女であるがゆえに“普通”なのだ。

 ミニモニの特異点は、彼らが恋愛の歌を全く歌わなかった点にある。日本にあるポップソングは、全て恋愛をテーマにすることを宿命付けられている。この原則を外れるのは、一部の人生応援ソングや、コミックソングに限定される。ミニモニは、“子供じゃないのにお子様”という特異なキャラクター性により、ポップソングの文脈に踏みとどまったままで、その枠を打破した。(末期ミニモニが、曲に恵まれながらも凡庸だったのも、ここに理由がある)

 そんな2人が今や17歳の乙女として、乙女力全開で恋愛日記を歌っている。すると普通の人が特別になる時期が、W(ダブルユー)にとっては平凡な時期になってしまったのだ。この逆説こそがW(ダブルユー)の悲劇であり、このアルバムが凡庸な作品になってしまった原因といえるだろう。
 しかしこれは決して、単なる回顧主義、ロリコン趣味ではない。このアルバムは2人による人間宣言である。W(ダブルユー)としてのキャリアはこれから始まるのだ。まだ長い長い人生を少し駆け出したばかり。それが証拠に、歌手としての2人のパフォーマンスは確実に、飛躍的に向上している。今後は、キャラクター性と同時にアーティスト性を兼ね備えた特異存在に成長してくれることを願っている。ロボキッスでその片鱗を見せたように。3枚目以降の作品に期待したい。

 しかしこの作品の意義は、それでも2人の17歳という年齢を意識したところにある。問題点も評価点も、ここに収束するのだ。その意味でやはり17歳は特別だった。本稿の論旨と矛盾するようだが、傍から見れば普通でも、個人としての2人にとって2度とは巡ってこない特別な季節である。2人がこのアルバムを聞いたり、歌ったりするたびにそれを思い出すだろう。それはまさに“アルバム”としての役割。17歳の記念アルバムであり、ミニモニ(モーニング)からの卒業アルバムだったのだ。
2005-03-13

[anq][site] 2003年度読者アンケート結果(後)

昨日の続き。2003年九十九式読者アンケートの結果です。


A-6 文体の印象を教えてください。

読みやすい  74 35.2%
好きな文体  54 25.7%
丁寧     24 11.4%
内容にあってる 16 7.6%
デザインがいい 14 6.7%
ありがち   10 4.8%
新鮮     7 3.3%
粗い     3 1.4%
カッコいい  3 1.4%
内容にあってない 2 1.0%
嫌いな文体  1 0.5%
読みにくい  1 0.5%
デザインが悪い 0 0.0%
カッコ悪い   0 0.0%

読みやすさ、丁寧さは常々心がけていることなので、評価していただき嬉しい。ただ、そういう分かりやすさと平易な文体というのは、ありがちと紙一重なのだった。


A-7 2003年の日誌の印象を教えてください。

面白かった    39 21.8%
分かりやすい   29 16.2%
テンポがいい   27 15.1%
不完全燃焼    21 11.7%
新鮮       7 3.9%
面白くなかった  6 3.4%
ネタが面白い   6 3.4%
ネタが面白くない 5 2.8%
迫力がない    5 2.8%
ありがち     4 2.2%
爽快       4 2.2%
テンポが悪い   4 2.2%
分かりにくい   3 1.7%
ワクワクした   3 1.7%
感動した     2 1.1%
怖かった     2 1.1%
迫力がある     0 0.0%

この設問はQ6とちょっとかぶるけど。面白さ、分かりやすさ、テンポなどを褒めていただいたのはいいとして、「不完全燃焼」が随分と多かった。こんなアンケートに答えてくれるような余裕のある人は、もとから九十九式に対して相当好意的な人なので、回答も好意的な評価が集まる。そんな種類のアンケートにおいて、このネガ回答が4位に来るというのは相当なことである。2003年はスランプの年、冬の時代だった。
アンケートの中の自由回答も、
・落ち着いた
・以前ほど書いていて楽しそうとは思えない。
・着実に勢いは無くなっている。
・面白くないと言われたことを日記で書いてからが面白くなった。
などといったコメントが目立つ。

A-8 特に印象に残っている文章があったら
妹日記・完結編  10 8.5%
辻ちゃん関連   5 4.2%
加護ック     5 4.2%
モー娘関連    3 2.5%
九十九式はつまらない 2 1.7%
写真集を買う    2 1.7%
BARに帰る    2 1.7%
個人サイト定年退職 2 1.7%
t.A.T.u関連    1 0.8%
さつじんき    1 0.8%
I WISH      2 1.7%
差別発言     1 0.8%
恐怖画廊     1 0.8%
ミニモニ。デストロイのうた 1 0.8%

やはりいくつか候補を提示しないと選びようもなかったか、回答率が低かった。その中にあって断トツだったのが、『妹日記・完結編』。確かあれは知人のAさんにも絶賛していただいて、嬉しかったのを覚えている。2004年は、この設問がより先鋭化されて、「年間ベスト」という独立企画になった。


A-9 キミが今後期待する展開を1つ教えてください

毎日更新する       29  24.6%
事件を解説するニュース系 15  12.7%
辻ちゃんをもっと多く   15  12.7%
宮本のライバルがあらわれる 14  11.9%
面白い管理人と対談する  11  9.3%
悪い他サイトと戦っていくバトル  10 8.5%
恋愛も絡ませてほしい   9  7.6%
宮本の仲間が増えていく   3  2.5%
感動できる創作ストーリー 2  1.7%

ジャンプのアンケートハガキでおなじみの質問。お遊びの設問も多いですが、何と言っても票を集めたのが「毎日更新」。確かに2002年末、730日連続更新の記録を打ち立ててから毎日更新を停止し、2003年は慢性的な燃え尽き症候群になっていたような気がする。でも今過去ログを読んでみると、割と読める。トーンは抑え目だけど嫌いじゃないな。むしろ2002年の後半のほうがボロボロだった。アル中寸前で。

その他の上位の選択肢を見ていこう。
「事件を解説するニュース系」
これは確か、元アンケートに「事件を解決する~」とか書いてあったのを改変したんだったと思う。蛇足。現在も[jiji]とカテゴリー分けされている、九十九式の頻出分野の一つである。これは今後とも書いていくと思う。
「辻ちゃんをもっと多く」
逆に、辻ちゃんに本気すぎてヒく、という声もないこともないんですが、これは辻ちゃんが辻ちゃんである限りしょうがない。書きます!
「宮本のライバルが現われる」
なんだこの無責任な選択肢は。マンガならともかく、現実世界でライバルなんて、登場させようと思って登場させられるもんじゃないですよ……。でも出現したら確かに面白いかもしれないけど、それはそれで面倒臭そう。バトルとかもうしんどいよ。
「面白い管理人と対談する」
そういえば、この頃は対談欲が高まっている頃だった。知り合いの棒…ドリフト某さんと試験的に対談したものの、編集する時間がなくてお蔵入り、という非道い経緯がある。そのうちやるかもしれません。


2003年の低調ぶりを反映して、自由記入欄にも
「なんで最近面白くないんでしょうか。書いてること変わってるように思えないのですが。」
「ご自身もお分かりになっている通り、連日更新が途絶えてからの質は確実に落ちたので残念。」
「半ば無理やり (だったのかなあ) 更新していた頃のほうが、書いていて楽しそうな印象を受けてしまうのは妙な話ですね。あの頃はテキストサイト自体が活発だっただけの話かもしれませんけれど。」


などの指摘が並んだ。翻って2004年は、それなりに調子を取り返してきているのではないかと思うのだが、いかがだろうか。あとね、再開したよ。毎日更新。やはり九十九式は毎日書いてないとだめだ。(毎日書いてもダメなときはダメだけど)

あとは
「イメージとして『高校のクラスで人気者?の男子数人がじゃれあってたり、雑談してるのを隣りの席で聞くともなしに聞いて、笑ったり考えさせられたりする感じ』です。」
といった声が。おお、なつかしの801萌えか!? 九十九式がアイドル超人だった頃の名残か。(現在はレジェンド超人)

さてさてこんな感じで、集計してすぐ結果を見るのもいいけど、こうして1年以上経ってから分析するのも、色々なものが見えてきて興味深いものがありますね。ありますよね? …いや、ごめんなさい。次にやるときはもっと早く集計します。2004年度中にやります。
2005-03-12

[anq][site] 2003年度読者アンケート結果

 高度情報化社会の到来がうたわれて久しい。社会のネットワーク化はますます進み、ユビキタス未来社会の幕開けも近い。
 ここで忘れてはならないのは、情報それ自体には価値も意味も無い、という単純な事実だ。さもなくば、我々は氾濫する情報の海の中で己を見失い、押し流されてしまうことだろう。
 情報は発信された瞬間から過去になり始めるが、終わりなき過去の連鎖が、歴史をかたちづくる。

 というわけで、今年度も終わりということで、2004年度版アンケート調査を実施しようとしたところ、2003年度版が未集計だったことに気付いたのでした。よってここに、平身低頭、土下座しすぎて3点倒立になるくらい頭を下げるとともに、アンケート結果を大公開して回顧してみます。
(参照:設問

A-1 あなたの性別は?
男    81  68.6%
女    33  28.0%
無回答  4  3.4%
合計   118  100.0%

九十九式の男女比は7:3。これは永遠普遍の黄金比のようですね。調査開始時からずっと変わらない。

A-2 あなたの年齢は?
20~24  52  44.1%
25~29  32  27.1%
15~19  20  16.9%
30~34  9  7.6%
00~14  3  2.5%
35~  2  1.7%
無回答 0  0.0%
合計  118  100.0%

3年に渡る調査から、サイト読者の年齢層は、だいたいサイト作者と同じくらいになる、と言えるかもしれません。いわゆる“R25”世代なんだろうな。というか『R25』の編集方針は九十九式に似てるなぁ、と思った。次からは年代じゃなくて年齢で聞いて、平均年齢を算出してみたい。


A-3 サイトを持ってますか?
はい   92  78.0%
いいえ  24  20.3%
無回答  2  1.7%
合計  118  100.0%

相変わらずサイト持ちの割合が高い九十九式、というよりも、今は“はてな”とか、手軽なブログツールが充実してるから、サイト運営という趣味が前よりも普及してるのかもしれない。


A-4 いつから九十九式を見てますか?
1年半  26  22.0%
2年   25  21.2%
1年   17  14.4%
2年半  15  12.7%
3ヵ月  13  11.0%
半年   13  11.0%
3年   9  7.6%
合計   118  100.0%

これは思ったより回答がバラけた。2年以上読んでる人の割合は41%だった。割と読者の入れ替わりがあるようだ。ここで「3ヶ月」と回答した人のうちのどれくらいが定着してくれているだろうか。


A-5 宮本の印象はどうでしたか?
頭が良さそう  52  18.0%
真面目     30  10.4%
面白い     29  10.0%
かっこいい   22  7.6%
クール    19  6.6%
その他    14  4.8%
優しそう   13  4.5%
好きになった  13  4.5%
友達になりたい  12  4.2%
怖そう     11  3.8%
熱血漢     11  3.8%
不真面目   9  3.1%
弱そう    9  3.1%
友達になりたくない 8  2.8%
頼りになりそう 5  1.7%
頼りにならなそう 4  1.4%
優柔不断   4  1.4%
積極的    4  1.4%
強そう    4  1.4%
明るい    3  1.0%
好きになれない 3  1.0%
頭が悪そう  2  0.7%
暗い     2  0.7%
つまらない  1  0.3%
かっこ悪い  0  0.0%
無回答    5  1.7%

ここから3問は、ジャンプの新連載アンケートをまんまパクった、お遊び設問なんだけど、それはそれで楽しい。宮本のパブリックイメージは、「頭が良さそう、真面目で面白く、かっこよくてクール」というものになった。ヘヘ……。ごめんなさい。「好きになれないし、友達になりたくない」、でも3年読み続けてる、という複雑な人もいた。人とサイトは別ってことか。

「その他」の意見
・何を考えているのか分かり難い
・うっかりさん
・口の端が微妙に上がっている( ̄ー ̄)
・「ミステリアススマイル」が得意そう。
・議論になると手ごわい感じ
・隠喩をよく知ってる
・暇そう
・ヲタ

「暇そう」とか「ヲタ」とかそのまんまじゃないですか。
長くなったので、続きは明日にします。

関連
2001アンケート
九十九式 2002年アンケート結果

2005-03-11

[body] 琉球空手を始めるニンジャ

 日夜修行に明け暮れる宮本・ザ・ニンジャでござる。にんにん。
 今日は、近所の市民体育館に空手道場があるというので行ってみた。本当は前から存在を知ってたんだけど、平日の夜7時という時間帯は、仕事をしながらでは通うのが不可能だったのだ。もう1年半くらい前からずっと気になってて、仕事を辞めた直接のきっかけ、というほどではないが、辞めたらまずやってみようと思っていたことのうちのひとつではあった。猫流。にゃんにゃん。

 実は空手を始めたいというのは3年ほど前からずっと思っていた。僕はよく海外旅行に行くのだが、外人は日本人と見るや「カラテはできるのか」と聞いてくる。そのたびに「出来る」とウソをついたり、「出来ない」と答えて失望されたりするのに疲れてしまった。それに、国際人として生きていくためには、自国の文化や伝統をしっかりと持っていなくてはいけない。それには体ひとつでできる空手が一番手っ取り早い。
 また、いざというとき、最後に頼れるのはやはり自分の体である。とうのは、昨年スペインで首絞め強盗の脅威にさらされたときに痛感した。

 しかし、空手道場に通うには、ある程度は体が出来ていないといけないのではないか。ひょろひょろの手足じゃあ、キックを受けたときに折れてしまうかもしれないし、あまり貧相な体だと侮られるだろう。というわけで2年前から始めたのが筋トレ。つまり筋トレは空手を習う前段階で、空手は気分良く海外旅行をするためのものなのだった。ずいぶん遠回りした気がするけど、すべて物事はちゃんと楽しもうと思ったら、手間暇のかかるものなのだ。

 しかし僕ももう20代後半なので、これからマスターできる身体系の趣味もあとひとつか2つだろう。10代の頃から始めてる人たちが羨ましい。まぁ10代の頃に身体を使うという選択をしなかったから今の僕があるんだけど。

 それにしても、剣術の道場に行ったときも思ったけど、武術家というのは押しが強くて話が早い。今日行ったところは、帰りにはもう入会申込書を持たされてたよ。
「あの、見学させていただきたいんですが…」
「そうか! 君、名前は?」
「宮本と申します」
「うん、じゃあ、やってみよう!」
 すごい踏み込みだ。「じゃあ」が全くつながってない。直線的すぎる。まさに空手の動きだ。例えば合気道の道場だと、勧誘するにしてももうちょっと引いたり流したりしてた気がするのでござった。
2005-03-10

[jiji] 東京大虐殺

 イラク戦争では、多数のハイテク機器が投入され、軍事施設だけを狙い打つ“ピンポイント爆撃”が喧伝された。

 しかし、実態は民間施設への誤爆も多く、多数の民間人が犠牲になった。結婚式を祝っていた集落が、テロリストの巣窟と勘違いされ、一瞬にして殲滅された悲惨な例もある。イラク・ボディーカウントによると、開戦から今までで、1万6000人以上の市民が殺戮されたとされる。
ブラウン管には、連日イラクの市民が瓦礫の山の前で泣き叫ぶ様子が映し出された。全世界が同情し、アメリカに非難の目を向けた。

 ブッシュは「たかが1万ちょっとで、ガタガタ言ってんじゃねえよ」と思っただろうか。だが、僕もそう思う。たかが1万ちょっとだろう?

 今から60年前、昭和20年3月10日。東京上空に、それぞれが6トンの焼夷弾を搭載した344機からなるB29の編隊が現われた。彼らは計6,908トンもの焼夷弾を投下し、東京を文字通りの火の海にして、非戦闘員を虐殺した。
この作戦は、たった一晩で、約10万人もの犠牲者を出した。これは非戦闘員の殺戮のみを目的とした蛮行で、戦闘行為を逸脱した国際法違反の作戦だった。原爆投下、ナチスのホロコーストにならぶ、人道上の罪である。

 アメリカは、わざわざ演習場に日本家屋を建設し、中にはちゃぶ台や火鉢やタンスまで置いた精巧なモデルを作り、焼夷弾のテストをした。全ては、日本の民間人を大量殺戮するための計画的な犯行だった。まず、江東区・墨田区・台東区にまたがる40kmの周囲を、ぐるりと炎の壁で囲み、退路をふさいだあとで住民をなぶり殺しにした。家屋は全て焼き尽くされ、逃げ惑う市民には機銃掃射が待っていた。

 この作戦を指揮したカーチス・ルメイ将軍(鬼畜ルメイ)は、「日本の民家は、全てが軍需工場だった」とうそぶいた。戦後、鬼畜ルメイは、勲一等旭日大綬章を贈られている。

 本日、3月10日は、東京大空襲記念日。米国が日本にした残虐無比の仕打ちを決して風化させることなく後世に伝え、復讐の牙を研ぎ、雪辱の決意を新たにする日である。



ずっと子供を背負っていたので、背中の部分だけ白い母親。
人々はボロボロに炭化するまで焼き尽くされた。

2005-03-09

[airgt] エアギター大会(1) ~@新宿ロフト~

 こんにちは! エアギタリストの宮本だぜ!
 今日は、新宿ロフトで行なわれた、ダイムバッグ・ダレル追悼イベントで開催されたエアギター大会に出場してきた。

 ダイムバッグ・ダレルは、90年代に活躍したメタルバンド“PANTERA”のギタリストである。その過剰に硬質でラウドな音像と、誰も考え付かなかったような斬新なギターリフとで、新世代のギターヒーローの名を欲しいままにしていた。しかし昨年12月、「PANTERAが解散したのはダレルのせい」と主張する気狂いによって、ステージ上で射殺されるという非業の死を遂げた。

 そして3月9日、新宿ロフトでダレルの死を悼むイベント『THANK YOU! DARRELL!』が執り行われたのだった。
 エアギタリストとして活動を初めて以来、初の公式試合ということで、並々ならぬ決意と意気込みをもって臨んだ。実はPANTERAの曲は僕のプレイスタイルと相性が良くないのだが、追悼イベントで他人の歌である『MIRACLE MAN』を演るわけにもいかないだろう。それに、僕だってダレルの死にショックを受けたメタルヘッズのひとりだ。

 そこで、PANTERAの有名曲を2?3曲練習して大会に臨むことにした。ルールを問い合わせてみると、「バンドの出番の合間にDJが流す曲に合わせて演ってもらいます」とのことだったからだ。ひょっとすると曲の指定は出来ないかもしれない。このルールはキツい。いくら音の出ないエアとは言え、良く知らない曲や初めて聞く曲で打てるものではないのだ。アウェイにもほどがある。しかし、ダレル追悼イベントだったら、PANTERAは必ず流れるはずだ。僕は『MOUTH FOR WAR』と『COWBOY FROM HELL』、『NEW LEVEL』に望みを託すことにした。

 不安を払拭するため、早めに会場入りをした。
「こういうステージに立つのも久しぶりだな」
 ライブハウスの懐かしい空気に浸っていると、ルールを説明する店員の声が頭をよぎった。「バンドの転換時にエアギター大会を行ないます…」そうか、バンドセッティングの場つなぎとしてやるんだから、ステージは使えないんじゃないか!? そう思ってあたりを見回してみると、DJブースの前に、タタミ