2005-10-31
[jiji] 中国遺棄化学兵器問題の真相と実態
大戦中に日本帝国陸軍が所有し、中国大陸に遺棄してきた化学兵器、砲弾などが最近になって地中から露出した問題、通称“中国遺棄化学兵器問題”についてです。
そもそもこの問題、『悪魔の飽食』の延長線上的な、日本軍の悪辣非道さや無責任体質をアピールする格好の素材として一部勢力に使われているものですが、実はこの問題、日本に関連はあっても責任はありません。
敗戦当時、ポツダム宣言で無条件武装解除をさせられた日本軍は、装備を全てソ連に接収されます。ソ連は面倒だったのか、それらを全部中国に引渡し、中国は化学兵器の処理などできぬものですから、とりあえず地面に埋めた、というのが真相です。
そして、それの処理を平成2年になって因縁をふっかけてきた中国に、ホイホイと村山元首相と河野洋平全処理約束をしてしまった、というのが事の起こりです。
そんなものの処理に一体どのくらいの金が使われることになるか。1兆とも3兆とも言われていますが、中国のゆすりたかりと日本チャイナスクールの連携とによって、その額は今後ますます増大する可能性が高くなっています。村山元首相が戦後最悪の首相だった、と(僕に)言われる由縁がここにあります。この問題は『
アジアの真実:中国・化学兵器処理問題』に詳しいので、ご興味のある方はご一読を。
2005-10-30
[diary] 海外のマック
海外に行ったとき、僕が必ず行くところの一つにマクドナルドがあります。日頃は極度のマクドナルド嫌いを公言してはばからない僕ですが、海外に行くとなぜかというか一応というか、行ってしまうのです。
というのも、マクドナルドはそのクオリティコントロールがあまりにも徹底していて、全世界どこへ行っても同じ味が食べられるため、考えたり警戒したりするのが面倒なときにはラクチンなのです。あとその国の物価や価値基準を図る意味もあります。
あと、大抵その国の食生活や食文化事情に配慮したオリジナルメニューがあるのも楽しいですね。インドネシアのマックには、チキンスープと白いごはんのセットがあります。お箸を使って食べます。
それから、インドネシアのイスラム圏は断食月だったため、朝と昼はほとんどの飲食店が閉まってるんですよね。超絶不便。そんな中でも、マクドナルドやスタバなどの外資系はやっている。ああ、赤いMの字が懐かしい。そして海外のドナルド人形は顔がちょっと、日本よりさらに怖い。
そしてやっぱりフィレオフィッシュは完全に同じ味がしました。また量に関して言えば、東南アジア圏は日本と同じくらいなので安心です。多分アジアンサイズという規格があるのではないでしょうか。(英米マックは日本の1.5倍くらいある)
2005-10-29
[net] 東京中華主義の陥穽
マイミクマップ グーグルマップとミクシィの機能を合わせたおもしろWEBアプリ。ミクシィのアカウントでログインすると、日本地図上にマイミクが配置される。アイデアと技術が結合するとこういうネタが実現できるんですね。
こういうのって結局みんな東京に集中するよなー、と思ってやってみたら、意外と全国にバラけました。そう言えば、僕もついつい東京中心主義になって、渋谷や新宿の話や地下鉄の話を書いてしまったりしますが、読者も東京近郊にいるとは限らないのですよね。それこそイタリアやアメリカからフォームが届くこともありますし。
ブログの話に限らず、自分中心主義に陥らないように常に気をつけないといけないなぁ、と自戒する秋の夕暮れでした。
次の読者アンケートでは、居住地域も設問に加えたいと思います。(と、その前に昨年度のアンケート結果を集計公表したいと思います…。)
2005-10-28
ブログホリック
ブログホリック度チェック!
1.. あなたはブログを更新することに不安ですか?
2.. あなたの妻や彼女が、あなたがあまりにも頻繁にブログを更新していると不平を言ったことがありますか?
3.. ネットをしたくない時も、アクセス解析の為にサイトをみますか?
4.. 過去にブログのために仕事を休んだことがありますか?
5.. あなたはブログを更新するために上司に嘘をついたことがありますか?
6.. あなたは誰かといる時もサイトを見ますか?
7.. 困難が立ちはだかる時、あなたは逃避ブログをしますか?
8.. ブログを更新する時、予定していた量より多く書きますか?
9.. あなたはブログを更新するために生活習慣を変えたことがありますか?
10.. あなたは隠しサイトやメモ用ブログを持っていますか?
11.. 1週間以上ブログを止めようとしたが、1日でもブログ無しではいられなかったことがありますか?
12.. あなたは自分に自信を持つためにをブログを書いたことがありますか?
13.. あなたは職場のブックマークに自分のサイトをしまってありますか?
14.. 自信のあるエントリーがブックマークされない時、落胆して元気がなくなりますか?
15.. 「やろうと思えばいつでもブログを止められる」と思ったことがありますか?
「はい」が1つ以上のあなたは、ブログホリックの素養があります。
「はい」が5つ以上のあなたは、軽度のブログホリックです。
「はい」が10個以上のあなたは、重度のブログホリックです。
「はい」が15個のあなたは、ブログを中止し、精神科医の診断を受けてください!
(「ネタ提供」と称して、“バイアグラホリック”なるサイトの宣伝メールが来たので、遠慮なくネタにさせていただきました。島根県のHNパンダさんどうもありがとう。あとmixiホリック度チェックというのも作りました。)
2005-10-27
[jiji] 無宗教の追悼施設は存在できない
理解に苦しむ山拓。せっかく首相がまともな発言を外でしてきたというのに、この売国奴連盟は何を考えているのですか。
自民党の山崎拓氏、公明党の冬柴鉄三、民主党の鳩山由紀夫両幹事長が25日、国会内で会談し、靖国神社とは別の新たな戦没者追悼施設の実現をめざす自民、公明、民主3党の議員連盟を発足させることで一致した。
asahi.com: 無宗教の国立追悼施設建設へ 議員連盟を立ち上げ
とくにヤマタクは韓国に釈明しにへいこら出向いていく始末。
鄭統一相は「小泉首相の参拝問題がこのままでは正常な韓日関係の維持が困難だ」と訴えた。
鄭統一相はまた、2001年の上海での日韓首脳会談で靖国神社に代わる新たな戦没者追悼施設の建設検討で合意していると指摘し「約束を守るべきだ」と強調。これに対し山崎氏は「努力する」と応じたという。関係維持困難と参拝批判 韓国統一相、山崎氏に (共同通信) - Infoseek ニュース
何だか勝手に「合意している」とか言わせて「努力する」とか口約束をしてしまっているんですが…。大丈夫ですか。
さらに今回、日本に来た外相が「(参拝は)韓国国民の気持ちを踏みにじる」「(盧大統領の訪日は)現状では厳しい雰囲気だ」とか仰っています。(
asahi.com: 韓国外相、新追悼施設を要求 日韓外相会談)
なんかもう、「はぁ。」としか返事のしようもなくなってきた感じですが、もう一度指摘します。
韓国が靖国神社参拝に反対するのはおかしい。 朝鮮半島は、日本と戦争をしていません。とくに大東亜戦争は大日本帝国として我々と命運を共にし、欧米列強と戦ったはずです。その国が首相の靖国神社で気持ちをふみにじられるというのは、ハテどういうことでしょう。
無宗教の追悼施設など存在しない。「死者を追悼する」という行為自体が宗教活動です。無宗教だったら、死人はただの肉の塊です。死後の世界も死者の霊魂も否定されますから、追悼できません。
2005-10-26
[memo] エンタ!検定
日経エンタ!のサイトで、
エンタ!検定なるクイズが出題されています。仕事の合間を縫ってちょこちょこ開いて回答してみようと思ったら、よく見れば「制限時間30分」とか書かれているので、結局そのまま隕石群を交わしながら強行突破する羽目になりました。
メール・ブログ貼り付け用のテキスト出力を用意した上で、「答え合わせは最新号で」と持っていくあたりは、さすがに日経エンタ!は展開があざといというか、商売上手だなぁ、と思いました。
それにまんまと僕も乗せられてしまったわけですが。で、なんか
中2病に冒された?ダイアリーの人は、低い点数を誇るらしいけど、僕は真っ向から発表します。ドーン。
+++ 第1回 エンタ!検定 成績発表 +++
あなたの総合得点は55点 全国平均 59点
全国順位(10月26日 10時現在)
86422位(130262人中)
----ジャンル別得点表 -------------------------------
0_________10__________20点
映画 ■■■■■■■■■■■■■■■
テレビ■■■■■■■■■■
音楽 ■■■■■■■■■
書籍 ■■■■■■■■■■■■
芸能 ■■■■■■■■■
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-----講評------------------------------------------
あなたは「エンタの凡人」
おつかれさまでした。分からない出題もままあったのではないでしょうか。「周りの話についていくのがツラい」と最近よく感じているようなら黄色信号です。ジャンル別にみると、「映画」「テレビ」「書籍」は平均的に知っています。「音楽」「芸能」にはあまり興味がないようです。解答の傾向としては、特に「海外」ネタに詳しいですね。
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エンタ検定実施中!
http://ent.nikkeibp.co.jp/ent/kentei/ まあ、全く面白みのない結果に終わったわけですが、僕のエンタ感度はこんなもんでしょう。でも年齢や環境を客観的に勘案すると、それなりに健闘したと言えると思います。
「書籍」はまあ分かったけど、テレビ局の位置とか映画賞とかは全く分からなかったっす。「音楽、芸能」はハロプロ以外ほとんど興味がありません。ここで誰かが
ハロー!検定を作ればいいと思います。
2005-10-25
[jiji] 靖国批判「理解に苦しむ」
小泉首相が、ワシントンポストの取材に答えて、次のような発言を残した。
「日本をライバル視する見方が強まり、反日感情がつくられることは中国指導部に有利だ」
「中国内には長年の教育により60年前の(日本の)政権がいまだに存在するとの現実離れした認識がある」
「靖国神社参拝は主要な問題ではない。どうして行うべきではないのか、理解に苦しむ」
「中国の軍拡に注意しなければならない。さらなる透明化が必要だ」(Sankei asahi)
どの発言も至極もっともで、当たり前のことを普通に述べているにすぎない。さすがにこの程度の認識は、国民の半数くらいにはコンセンサスの得られているものではないだろうか。
特筆すべきは、これが外国メディア向けに、日本の首相が戦後初めて語った「反中国的」発言であるという点だ。同時に、先だってNYタイムズが行なった、的外れの靖国批判コラム(
読売 赤旗)へのカウンターにもなっている。
ついでに指摘しておくならば、あれはNYタイムズの記者がとりたてて阿呆なわけでも偏った思想を持っているわけでもない。アイリス・チャンを始めとする中国系アメリカ人のロビイ活動や、それをバックアップする華僑系資本の大々的な反日キャンペーンによって、アメリカにおける日本の近現代史的価値観はあそこまで歪められてしまっているということだ。
大東亜戦争当時と同じく、中国はアメリカの側について(あるいはアメリカは中国を操って)日本の国益(と名誉)を損ね続けているというわけだ。今まではそれに対して手をこまねいているのみだった日本だが、今回非公式な場とはいえ、首相が真っ当な反論をした。この点では、やはり小泉首相を高く評価したい。
関連
靖国問題とは?A級戦犯の分祀とは?
2005-10-24
[memo] 唐棣之華
唐棣の華、偏として其れ反せり。豈爾を思わざらんや。ということで、そろそろ東南アジアから帰れる目処が立ちました。今回の旅も結構長かったなあ。(最終回じゃないぞよ。もうちっとだけ続くんじゃ。)
2005-10-23
[blog] 「日記」書けない病と更新障壁
(↓
日記書けない病についてから続く) “日記書けない病”とは別に、“「日記」書けない病”に冒されてしまった人もいる。このカッコ付きの「日記」は、いわゆる身辺雑記としての普通の日記ではなく、いわゆる旧「日記系」文脈に連なる、日常とネタのクロスオーバーライン上に自意識と踊(ダンス)っているような様式の文章のことである。
この場合、「日記」の発表の場としての本サイト以外に、はてなやmixiなどの気軽にポッと更新できる場所が増えてしまったがために、相対的に本サイトの“更新障壁”が意識されてしまって、はてなやmixiなど、低いほうにカスケードしてしまう症状のことである。
同じ話題を扱うにしても、「こんな面白いニュースを見つけたよー」「こんなことあるよね。なんでだろねー」で済ませられるmixiの更新のほうがラクチンなのは明白である。いやしくも本サイトで扱うならば、「こんなニュースがある。これこれこういう理由で面白い。こういう意見もある。しかしこれは本当はこうではないか?」とか、「こんなことあるよね。これはこうだからかな? ひょっとしてこうだからか。でも僕の場合はこうだった。」くらいまで話題を深化させ、思考を掘り下げる必要があるだろう。例えば、今回のこの話題も、mixiが初稿だ。しかしそこでは前回の最初の段落「結局日記が書けなくなってしまった」で終わっている。(し、そこではそれが「許されている感」がある。)
2005-10-22
[blog] 日記書けない病について
日記が書きたいなー。と定期的に思って日記を書こうとするけど、2、3日それに近いものを書いてすぐ書けなくなる。(ここで言う日記というのは、いわゆる日常の出来事をそこはかとなしにつづる身辺雑記のようなそれである。) 本サイトでは最初の1年で書けなくなり、ヤプースでもうまく書けず、はてなもそういう使い方はできず、通常日記書きさん希望の星、mixiでも結局日記が書けなくなってしまった。
例えば、この東南アジア滞在記も、肝心なことや真実の瞬間が迂回して描写されていたりするような気がする。もし読んでいて物足りなさを感じるとすれば、その辺りに問題があると言えそうである。事実、宮本PCのローカル上では、抱腹絶倒、手掌握汗、驚天動地の大冒険が日々克明に記録されているのだった!
はてそういえば、そもそも自分は自分をさらけ出したくて、自分を大勢の人に見て・知ってもらいたくて日記サイトを始めたのではなかったか知らん。いや、多分その「自分」が何だったかが問題なのではないか。僕が見て/知ってほしかったのは、自分の日常、自分の生活模様ではなくて、あくまで自分の意見、自分の考え方をどこかに吐き出したい、誰かに聞いてほしい(そしてあわよくば認められたい!)というフラストレイテッドヤングピープルだったのではないか。EP2のアナキンのような。
…この命題はひとまずここでおいておいて、日を改めて同系統の違うビョーキの考察に移る。
2005-10-21
[memo] 豚
ちなみにバリ島では豚を食べる牛は禁忌、逆に本土であるジャワ島では牛はOKだけど豚は禁忌。これは両島の宗教の違いから来る差で、バリのヒンズー教は牛を神聖な生き物としてとらえるので食べないが、ジャワのイスラム教は豚を不浄の生き物としているので食べない。同じ「食べない」という戒律でも、その意味が180度違うのが面白い。ジャワとバリは、日本で例えるなら本州と沖縄のような関係とも言えるが、日本にはこうした宗教の差はない。
2005-10-20
[diary] あぜ道を歩く(3)
(
前回からの続き)おそらく、バリ島を訪れる普通の観光客は、現地人がこのような暮らしをしていることなど思いも寄らぬまま、ビーチで遊んでディスコで踊ってお土産を買って帰っていくことだろう。そういう意味では、非常にいい経験になったと思う。師範のおっちゃんは非常にサービス精神旺盛な人で、秘蔵のオキナワンカラテ教本(ちゃんと沖縄空手協会発行の英語版)を見せてくれたり、部屋の扉に貼ってある、10年前の写真をきれいにビニールで保護してあるものを引っぺがして持ってきてくれたりした。(扉の前まで呼べばいいものを)
やがて夕食の時間になった。僕はホテルで超高級夕食を予約してあったから帰ろうとしたのだが、彼らのもてなし精神はそれをよしとしないようで、サテアヤム(ヤキトリ)を少しご馳走になることにした。そしたら奥から出てきたのはMさん(に似た人)だった。(
あぜ道を歩く(1)に登場)
「あーっ!Mさん!」
「あなたはあのときの!」
そこで師範が「なんだお前ら、もう知り合いなのか。じゃあ宮本の席はMの隣な。」とか言う転校生フラグは立ちませんでしたが、Mさんは師範の嫁じゃなくて妹ということだったので、これはイケる!と思った。嘘。思わなかった。でもヤキトリはすこぶるうまかった。ピリ辛のつくねといった感じだった。
しばらくすると、「ブモオーーーッ!!」という、エンジン音のような獣の咆哮のような音が聞こえてきた。と思ったら、家の中(庭)にドサーッと体調160cmはあろうかという豚が、マンガで見る獲物みたいに手足をしばられ、棒を通されて二人がかりで運ばれてきた。聞くところによると、明日から始まるヒンドゥー教の祭りで、しめて捧げて食べるそうだ。「ブギッ…フゴッ…!!グオォーーーッ!!」体の自由を奪われた豚は相当気が立っているようで、体を波打たせながら必死で吠えている。師範は「いいからいいから。あれはただの豚だ。気にするな」というが、気になってゆっくり話すどころではない。そういえば、普通に生活している日本人は、こんな状態になった「ただの豚」を生で見ることはない。
2005-10-19
[diary] 道場破り宮本
地元の空手道場の看板を見かけた。
「あれはなんだい?」と地元民に聞いてみると、ややあって道場の師範が出てきた。
「あんたが日本の空手家かい」
僕は道場破りにならないように、細心の注意を払って少ない語彙を組み立てていく。「なんだ、なんだ」と、地元の男たちが5人くらい集まってきた。これはヤバい展開かもしれない。
しかし、前回話したとおり、相手が同じ言葉を話せる人間で、しかも日本人だと知るとみな一様にくだけた感じになる。
しばらく話していると、このホテルの入り口のバー(日本だと駐車場の出口で自動的に開閉してる、黄色と黒の棒)を上げたり下げたりすることを生業としている人々のように見える。というかそんなん、こんな大勢の男でやる仕事か? 相当進んだワークシェアリングだ。それとも一応セキュリティなのだろうか。しかしみんなTシャツとかビーサンのままだ。
やがて僕と師範は意気投合して、「俺の道着を見せてやろう」という彼に引っ張られ、バイクの後ろに乗せられる。ちょっと嫌な予感がした(I have bad feeling about this)んだけど、ここで断ると相手にいやな印象を与えるかもしれない、という日本的配慮が浮かんで、なすがままに乗せてもらう。ノーヘルで。
連れて行かれた先は、つい30分前までいたホテルとは180度違う別世界だった。さっきまでプライベートプールで高原を吹く風に吹かれながらトロピカルドリンク片手にボオドレエルなんぞ読んでいたのだが、その1km近くにはこんな未舗装の世界が広がっていたとは。
基本的に、みんな地べた。いや、床にそのまま座っているのだが、庭と家との境目に壁がないため、地べたに座っているかのような印象を受ける。日本だって和室にはそのまま座るんだけど、それはあくまでも壁で外とは仕切られているし、高さだって違う。こちらでは、石張りの床にみんなで座って、ヤキトリを食ったりしている。長いので続く。
2005-10-18
[diary] マクドと乞食
スペインでもシンガポールでもインドネシアでも、都市にはたいてい物乞いがうずくまっている。楽器を弾いたり歌ったりして投げ銭を得るのは立派な大道芸。物乞いはただ不自由な体や乳飲み子を抱えて座っているだけである。
ところで、そうした物乞いが小銭入れとして手に持っているのは、なぜかマクドナルドの紙コップであることが多い。というのも、大都市には世界中必ずマックがあるし、海外マックのドリンクカップはプラスチック製で大層丈夫なので、小銭を受けるのに適しているからだろう。
しかし、アメリカ資本の象徴たるマクドナルドのロゴが、それを一生享受することができない他国の貧者の手に握られていることに、ある種の皮肉を感じざるを得ない。
そういえばスペインの物乞いは店の中にまで突進してきてたな。乞食にも国民性が現われる。飢え死にしないどころか、雑誌を売ったり廃品を集めたりして自活できるほど裕福なのは、現代日本のホームレスくらいだろう。
2005-10-17
[diary] アラー
東南アジア滞在も2週間を超えたある日、とうとう体調を崩した宮本。しかしその日は、現地時間22時30分までにケープタウンに国際電話をしなければ、仕事の上で非常にまずい事態を招く、という状況だった。しかし朝からの激しい熱と痛みと嘔吐と腹痛で前後不覚の僕は、寝台の上でうなるのみ、生死の境をさまよっていた。すでに、アラームのセットすらしていない。
しかし、異国の地でも神はいた。おお、神の助け!今はラマダンなので、午前3時過ぎには街中のモスクからコーランの大放送が始まる。これは、各モスクののど自慢たちが、早朝からその美声を競うべく、拡声器でコーランを朗読(ホエ~~~ボエ~~~という感じ)する、毎日複数回あるイベントである。日本でそんな放送したら苦情が殺到するだろうが、イスラム教国ではほぼ全人口が3時に起きるので問題ない。
そして僕も起きた。でもすぐ寝た。
2005-10-16
[diary] 体調崩した
とうとう今回もこのときが来た。こうして長期海外逗留すると、2回に1回は終盤に体調を崩す。まあこれは慣れない海外生活ってことで多少は無理もない話としても、あとなぜか毎回、歯のアタッチメントパーツが外れる。
2年前の地中海では、プリンを食べたら取れた。今回はナシゴレン食べたら取れた。親不知が発動するんじゃないかと思っていたら、こっちが来たかー。
でも外国で歯をいじられたり注射打たれたりするのが怖いので、病院は行かない。寝て直す。昨日は12時間くらいずっと寝てた。これでデング熱とかマラリアとかじゃなきゃいいんだがなー。鳥インフルエンザは普通ヒト感染はないんだよね。
2005-10-15
[diary] アジアの違法DVD
DVDの違法コピーをしてはいけません。
しかし、現実的にはPCを使えばたやすく行なうことができる。本屋に行けば、「バックアップ」の名目でDVDコピーのやり方を解説した本や雑誌がすぐに見つかる。
先日も、全然パソオタでもネッ友でもない普通の人が、あたかも中学生が借りたCDをカセットテープにダビングするくらいの感覚で「DVDコピーして返すねー」とか言ってて寒気がした。
DVDには、もともとCSSと呼ばれるちゃんとしたセキュリティがかけられていたが、あるときリアルネットワークスの子会社が、容易に解読できる状態でPC用のDVD再生ソフトウェアにくっつけてしまった。それがノルウェーの少年ハッカー(
DVDヨン)に解読され世界中にばらまかれたのである。(
DeCSS)
それによる経済的損失は、全世界で数百億とも数百兆とも試算されているらしいが、いまいちピンと来てなかった。だって皆、なんだかんだ言ってDVD買うでしょ? 最近では映画ソフトも低価格化が進んで3000円くらいになってるし。
しかし、ここ東南アジアに来て始めて分かった。スーパーのワゴンセールで、映画DVDが
1枚70円程度(で売ってた。もちろん全てピーコで大盛況。ちゃんとした店に行けば3000円くらいで売ってるんだけど、そりゃ普通買わないよなあ。
と言っても日本と東南アジアはリージョンが違うから再生できないんだろうけど、僕も研究目的で数枚購入してみた。そしたらPCで普通に再生できた。さすがコピー盤。リージョンフリーらしい。それともPCってそういうものなのかしらん。ただし一層エンコで画質悪し)
ハロプロのDVDを見つけたので買おうとしたら、「それは輸入品なので450円になる」とか言われた。ふざけんなよ、どっからだよ。
…台湾からでした。そしてこの金も、ベリーズ
石村卒業公演で動いた巨額のブラックマネーと同じく、事務所には一銭も入らない。
2005-10-14
[diary] 青いあんちくしょう
2004年、日本の夏を急速冷却したあの飲み物と、ここ酷暑のインドネシアで、宮本が出会った!(
ペプシブルー)
この屋台のおばちゃんの話によると、最近売り出された新製品だそうだ。日本では2年前にちょっとだけ売ってた、というと「信じられない」と言われた。あと「なんですぐになくなったのさ」と聞かれて、答えられなかった。
とりあえず記念に一本。
2005-10-13
近すぎて分からない
今日はいつもの安宿ではなくて、久しぶりにまともなホテルに泊まれることになったのでうきうきしていたら、諸事情により相部屋になった。相部屋といってもまったく知らない他人というわけではないが、一度も話したことがないので初対面に近い。
マレーシアで、一度も話したことのない現地人と一晩過ごす。これだったら、安宿に一人のほうがまだ気楽である。まぁ僕も日本を出て2週間近くになるので、それなりにマレー語を操るので簡単な会話くらいならできる。向こうも多少英語ができるようだったので、意思の疎通はそれなりに問題なくできるような気がした。シャワーを浴びることを薦めるまでは。
「君、シャワー浴びなよ。」
「いや、いいですよ。」
「遠慮しなくていいよ。先に浴びてきな」
「いや、僕は明日の朝に浴びます」
「ふーん…そう、なんだ…。」
まあ、結論を言えば、男は非道いワキガだった…。なんでワキガの人ってあんなキツイ臭気を撒き散らしているのに、自分では気づかないんだろうか。生き物の体ってうまくできてるなぁ。フグは自分の毒で死なないもんな。
しかしこういう風に、自分に近すぎて気づかないことは、ままある。僕だって、いつどんな行動が誰にどんな影響を与えているか、分かってないことのほうが多いかもしれない。
2005-10-12
[diary] 断食してみた
以前ここでもお伝えしたが、イスラム教国は、現在ラマダン、断食月の真っ最中である。断食というのは、イスラム教では信徒が必ず行なわなければいけない宗教行為『五行』のひとつとされ、義務付けられている。
太陰暦の9月になると、各国のイスラム最高指導者が「ラマダン入り」を宣言する。これはまあ「梅雨明け宣言」のようなもので、各国によって少しずつずれが、大体10月の始め頃になるようだ。
というわけで、何の因果か僕も断食に挑戦することとなった。断食と言っても、1ヶ月間まったく食べないわけではない。(それだと死人が出る。)断食時間は日が昇っている間。つまり、日の出の寸前に食べて、日の入り直後に食べていいことになっている。
そのため、ラマダン中は夜中の3時半に起きて“朝食”をとり、お祈りをして、夕方6時に一気食いするというデタラメな生活時間帯となる。
何のためにこんなことをするのか? 現地でできた知り合いに聞いてみたけど、あまり明確な答えは得られなかった。「しなきゃいけないからするんだ」「そういえばなぜでしょう」
預言者ムハンマドが断食した故事に基づき…とかそういう由来があるのきあと思いきやそうでもないらしい。「貧しいもののことを思い、神の恵みに感謝する」というような意義はあるようだが。
あと、「断食することによって内臓を休め、毒素を体の外に出して健康になるんだ!」と言っていたやつもいたが、それは絶対違う。そういう感覚は5日から1週間くらいやって得られる結果と聞いたことがあるし、夜中の3時にあんなに脂っこいものを食べて寝てそれから14時間何も食べないなんていう生活が体にいいわけがない。
しかし実際に体験してみて、実感したことがある。この断食の一番の効果は、連帯感だ。そこにいる全員が同じ苦痛に耐えていて、しかもその苦痛があるときいきなり終わりを告げる。時計を見ながらじりじりするその感覚…。
日本で言えば、年が明けた瞬間にみんなで「あけましておめでとうございます!」と祝う、あんな感覚が毎日味わえるのだ。そしてこの「連帯感」というのは、宗教が運動として担う最も大きい効能であり、こんな風習が何千年と続いている理由だろう。
しかしこれは確実に労働生産性が落ちますね。日中全然やる気でない。
2005-10-11
[diary] アジア写真館
2005-10-10
[net] 最新スパムメール事情
昨今では、毎日本当に多くのスパムメールが届く。以前は、WEB上にアドレスを晒さなければ大丈夫、と言われていたが、どこから漏れるのかどうやって収集するのか、スパムの届かないアドレスはないくらいだ。
しかし最近では、サンダーバードやPOP FILEなど、スパムメール対策ソフトが登場し(参照:
スパム対策ソフト)、YAHOOメールやホットメールでもスパムフィルタ機能が強化され、スパマーと防御側のイタチゴッコは、防御側に軍配が上がりつつある。
しかし先ほど、こんなメールが届いた。
お客様 各位
先日ダイレクトメールを送らせていただきました中で、大変お見苦しい点があり、 ご迷惑おかけいたしました。 今後、このようなことのないよう十二分に注意して参ります。 今後とも******をよろしくお願いいたします。
ん…? ダイレクトメールという時点で十分お見苦しいわけだが、こんな風にわざわざ謝るところをみると、何かよほどの失態をやらかしたのではないか? そう思って、わざわざ迷惑メールとしてフィルタリングされた中からサルベージしてみたのがこれ。
新規ポータルサイトOPEN 今なら出品無料。
更に、1アイテムごとに1マイレージ(10円)が貯まります。 くわしくはこちら・・・
お薦め商品・売れ筋商品など単品での掲載から可能です。 販売促進に是非ご利用下さい。 出品数の制限は現在ありません。 どしどしご利用下さい。 *登録・商品掲載作業は御社にて自由に行っていただきます。 くわしくはこちら・・・
その他にも多彩なサービスを行っておりますので、ご覧下さい。
ふっつーーのダイレクトスパムである。これはしてやられた。人は誰しも他人の失敗に多少なりとも興味があるもので、これは人間のそんな思考習性をうまく利用した作戦と言えるだろう。しかもこれなら、迷惑メールのフィルターもかいくぐることができる。
このスパマーは非常に頭がいいと言えるが、逆にそこまで知恵を絞らないと、スパムメールはもはや読んでもらうという最低ラインすらなかなか到達できなくなっている、ということだ。
2005-10-09
[diary] あぜ道を歩く

バリでは、プライベートプールのある高原リゾートホテルに泊まった。ロビーとヴィラとの移動にはモノレールを使い、オープンエアーで山々を一望できるテラスのレストランがある、本物のリゾートホテルだ。
朝食時、レストランのウェイトレスに、知人のMさんによく似た人がいたので「アンビル・フォト?」と頼んで、浮かれた観光客丸出しの顔で記念撮影をした。後でMさんに見せてあげよう。スパイスの効いた現地風の味付けがなされたフレンチ。子牛のステーキはスプーンでスッと切れるほど柔らかく、新鮮な果物を生絞りにしたジュースで作られたピニャ・コラーダは極上の甘さだった。
しかし夕食前にホテルを出て、しばらく歩いてみると、そこはド田舎だった。さっきまで自分がいた場所とのあまりの落差に驚く。鶏がそこら辺を歩き回り、犬や子供が走り回り、女たちは草刈りをし、男たちは明日からのお祭りの準備をしている。道は基本的に未舗装か、されていてもボコボコ壊れている。しばらく歩くと小学校があったが、屋根がなかった。
おそらくホテルの観光客はこんなところをうろうろしたりしないのだろう。ホテルを出るときも、「どこに行きたいのですか」と聞かれ「散歩だよ」というと「どこまで行くんです。車かバイクをお出しします」と言われた。「だから散歩。徒歩でこの辺をぶらぶらするだけだ」と言うとやっと納得してもらえた。
地元住民も、突然ふらふらと現われた日本人にぎょっとして振り返る。こっちが不安なのと同様、向こうも怖いのだ。お互い異質な相手だから。しかし、目が合ったときににっこりしてこちらから「こんにちは」というと、向こうも途端に笑顔になって「どこへ行くんだい?」「どっから来たの?」と返事をしてくれる。お互いが心底ほっとした気持ちになり、友好的な空気に変わる。挨拶によって、“異質な相手”から、“意思の疎通を図れる相手”に変化したからだ。
2005-10-08
[diary] 断食の10月

現地で、日本語のできるガイドを雇い入れた。彼の名はハキム君。大学で日本語を学んだエリートだ。この国では、大卒、2ヶ国語以上できる、ネットが使える、などの要件を満たす人間はたいていエリートだ。
しかし、彼らには大きな問題が一つある。今は、イスラムはラマダンと呼ばれる断食月に入っている。しかしまぁ、1ヶ月まったく断食をすると運悪く死んでしまうこともありうるので、この断食は「日中だけ」である。日没後は普通に食べていい。
それでは1日1食になるのかというと、そうではない。日没後になったら食べていいのなら、その逆もありなのだ。つまり、日の出前なら食べてもよい。というわけで、ラマダン中は午前3時が朝食の時間になる。嘘のようだが本当の話だ。
以前に雇ったインドネシア人は、3時にアラームで起き、しかもそのまま4時からお祈りを始めたのでぜんぜん寝られなかった。しかしこれはまぁ文化の違いということで諦めるしかないだろう。
と思っていたら、このハキム君は昨年キリスト教に改宗したので、今は断食していないし、禁酒でもないとのこと。われわれは近くのバーでビンタンビールを飲み、7時ごろまで熟睡した。いい通訳を見つけたものだ。
2005-10-07
[diary] 犬の話

バリ島には、犬が多い。野良犬とも近隣の民家の飼い犬とも区別のつかぬ犬が、常に道の端をうろちょろしている。どれも雑種だろう、これといって特徴のない顔つきをしている。しかし、よく見ると色さえ違うものの、どれもほとんど同じ形をしている。
おそらく外部からそれほど犬が持ち込まれることもなく、混血を繰り返して最大公約数に落ち着いたのが今の形なのだろう。犬なので信号は分からないため、ひょいひょいと道路を渡る。なのに1匹も轢かれた犬を見かけないというのは、犬も人もなんだかんだいってうまくよけてるのだろう。適者生存の法則で、車をよけられる優秀な犬のみが生き残ったのだ。これはこれで“バリ犬”として呼びならわしてもいいと思う。それで国際犬種保存協会に申請すればいいと思う。
どの犬も、妙にしょぼくれた顔をしているのが特徴だ。
2005-10-06
[diaru] 市場で買い物

僕の好きなRPG『ドラクエIII』で、アッサラームの街というのがある。その名の通り、世界地図でいうとアラブ諸国のあたりに位置する街だけど、ここの町で買い物をすると定価がなく、他の街で買うよりも数倍高い。しかし交渉によって「おおあなたひどいひとね」「それでは わたし そんをします」だかなんだかいいながら値切っていくことが可能、という街だ。
ここウブド地区にあるパサール(市場)も、そうした“定価がない商業施設”だ。道を歩いていると、「センエン、センエン」と雑多な品々を売りつけてくる。「千円」と言われると、どんなにチューンしていても日本円経済圏の貨幣感覚に自然と戻ってしまうので、「あれ全部で1000円なら割とお得かなぁ」などと思わされてしまう。
まだ到着して2日目だが、ここで早速買い物を体験しておいた。ホテルの入り口にあったパナマ風の麦わら帽子をいたく気に入った僕は、「ああいう帽子があったら絶対買おう」と心に決めていたのだが、市場に入ってすぐのところでまさにドンピシャの帽子が売っていたのだった。早速交渉の開始だ。
「ブラパ(いくら)?」
「5万ルピアだよ。」
「えー、高すぎます。まけてください」
「じゃ4万。」
「2万!」
「…3万。」
「2万。」
「3万だ。これ以上はまからん。」
「じゃあ2つで5万でどうだ?」
「いいだろう。2つで5万だ」
商談成立である。最初の値段が強気の設定だったとしても、実質半額にしたわけで、なかなかいい買い物をしたと言えるだろう。にまにま。
帽子を2つ買っても邪魔なだけ、というのは後から気づいた。
[jiji] バリ島にてテロ事件を思う
今、僕はバリ島にいます。
ニュースでは連日テロ事件でかまびすしいようですが、こちらは平和なものです。ここはウブドという森の奥深い高原地帯で、赤道直下のバリ島にあっても常に涼しく、人々は親切で、果物はおいしく、まさに地上の楽園です。僕はもともとトロピカルフルーツが好きなんですが、ここは新鮮なので本当においしい、暴力的な甘さが体験できます。南国の人は基本的におおらか、悪く言うとナマケモノといいますが、働かなくても(耕したり追いかけたりしなくても)こんなおいしいものが食べられるとしたら、そりゃおおらかにもなるよなぁ、と真剣に考えるほどおいしい。
テロの影響も心配でしたが、ここも観光地と言えども、そういう心配はあまりしなくていいようです。爆弾テロがあったのは、バリ島の中心部の都市型観光地です。イスラム世界では、10月からラマダンと呼ばれる断食月に入ります。イスラム教徒は、日中は食べ物はおろか飲み物すら口にすることができません。それを前にして、ちゃらちゃら夜中に酒を飲んだりデスコテックで踊ったりしている西洋人が、警告というか見せしめの意図をもって狙われたというわけです。
毎日新聞の社説には、『バリ島事件 対テロ国際戦略を練り直そう』と題して、こうあります。
人々は改めて「イスラムの脅威」を肌で感じたはずである。
だが、イスラムは決してテロを推奨していない。事件の舞台になったインドネシアは、世界最大のイスラム人口を有する国で、もともと穏健なイスラム社会を形成していた。一握りの過激派のために、イスラムが「テロの宗教」のように見られるとすれば、同国をはじめ多くの国々のイスラム教徒にとって屈辱的なことである。
バリ島は確かにインドネシア固有の領土で、インドネシアは確かに世界最大のイスラム国家です。しかし、ここでは触れられていないことですが、バリ島はインドネシアといっても本土とはまったく違う文化圏を形成しており、ほとんど違う国と言っても差し支えないくらい違う世界です。そもそも、人口の8割以上がイスラム教徒のインドネシアにあって、バリ島の宗教人口は8割がヒンドゥー教徒です。
ここだけとってみても、すでにこの爆弾テロの思想的根拠や目的は怪しくなってきますが、しかも警備の厚い欧米系の大使館ではなく、西洋人観光客が多く集まるレストランを選んだところに、このテロ計画の卑劣さや薄さが現われています。ヒンドゥー教徒の島で、インドネシア人を巻き添えにして、西洋人観光客を殺傷する。狂的な巨人ファンが、阪神優勝の腹いせに「Jリーグにも大阪のチームがあるから」という理由で、横浜で見かけたサッカーのサポーターを無差別にで殴るようなものです。無意味すぎます。
2005-10-04
[diary] 酒と武術
これから、アジア諸国を漫遊する旅に出ます。テロの影響が心配ですが、バリ島も目的地に入っています。ちゃんと日記が更新できるか、それだけが心配です。
今回の旅のテーマは“酒と武術”です。それぞれの国にはどんな人が暮らしているのか。どんな酒を飲むか、どんな戦い方をするかは、もっとも端的にその民族を表します。日本には柔術空手と日本酒焼酎。ロシアにはサンボとウォッカ。アメリカはボクシングとバーボン。酒こそはまさにその民族の“スピリッツ”なのです。
ですが、気をつけないと“道場破り”とみなされて非道い目に遭うことは必定なので、その辺はうまくやりたいと思います。具体的には、早く走れる靴を履いて軽装で行く、などです。実際は今書きながら考えたテーマなので、それほど遵守されるかどうかは分かりません。
2005-10-03
[net] 海外のPCで日本語を使う
海外旅行したときに何が困るって、現地のPCに日本語フォントがないことですよ
ね。かといって日本語でメール書いたりするととても読みづらい。でもインストール
するのは面倒くさそう…。
言語の追加は、Win98まではかなり面倒だった作業だけど、マルチラングエージ思
想で設計されているXPなら簡単にできます。
1.コントロールパネルを開く
2.Regional and Language Optionsを選ぶ
3.Advancedで、英語(あるいは現地語)になっているところをJapaneseに変更する
以上。元に戻す場合は、この作業でもとの言語に戻せばいいだけ。海外旅行をする
際にはこれを覚えておくと楽しい海外日記ライフが送れるかもしれません。
2005-10-02
[diary]
ohayou gozaimasu.
ima bari-tou ni shuzai ni kiteimasu.
tero kowai desune.
2005-10-01
[net] いわゆる「のまネコ」問題についての当サイトの考え方
エイベックス社が、「モナーにインスパイアされ、オリジナリティーを加えて作ったネコ型キャラクター」を“のまネコ”と名付け、別会社に商標登録を申請させ、2ちゃんユーザーが猛反発するというオリジナリティー溢れる事件があった。先月の話。
経緯:猿人でもわかるinspire講座 これが結局、2ちゃん上での“殺人予告”にまで発展し、エイベックスは商標登録を取り下げ、CDへの映像特典を削除する方針を明らかにした。
「のまネコ」騒動エスカレート…エイベックスに殺人予告 SANSPO.COM-芸能 そもそも、エイベックスの間違いは、ネットのAA発キャラクターを著作権フリーの素材として商業利用することに問題がある(法的に、ではなく)と考えなかったことにある。数年前に
、タカラがギコネコを商標登録しようとして猛抗議を浴びるという事件があったが、“オリジナリティーを加えて”さえいれば大丈夫、と見たならば読みが甘かったという他ない。
第二の間違いは、事態を収束させるために「
のまネコはモナーからインスパイアされたもので、モナー自体の使用制限するものではありません」とアナウンスしたことだ。ネットユーザーは、別にモナーの使用が制限されると思ったから反発したわけではないだろう。もちろん使用制限など問題外だが、そうした実害よりも、「漏れ達のキャラクター」が
全く関係ないところで金儲けのネタにされる、という状況自体に反発していたのだから。言うなれば、自分達が意匠泥棒のくせして、何が「海賊版防止のため」だ、ということである。
抗議活動はネットの各所で展開された。2ちゃん管理人ひろゆきは、エイベックス社に所属する人気アーティスト「はま」こと浜崎あゆみのロゴマークにインスパイアされてオリジナリティを加えたキャラクター「のまタコ」を商標登録の可否を問う意見書を出した。
最終的には“殺人予告”という(ブラフにせよマジにせよ)最悪のケース、行き着くところまで行ってしまった。これは実行されなかったとはいえテロル以外の何者でもなく、抗議活動をしていた人たちも「勝訴!」と盛り上がるよりも後味の悪い思いをしているのではないだろうか。
エイベックスも、「脅迫なんてしなくても元々中止しようと思ってたのに…」という文章で、なんとも歯切れが悪い。
いわゆる「のまネコ」問題についての当グループの考え方 結局これは異なる価値観をもつ人々の間で、お互いの基準をもとにして対話を試みたことに起因する断絶の物語なのだ。ちょうど、2ちゃんねらーの運動をAAへの愛着によって生じた未分節の欲動<カオス>とすると、それを構造的に組み込んで、脅かすとともに活性化するコスモスが2ちゃんおよびひろゆきであり、エイベックスはそれらを抑圧し、物象化する社会的制度、ノモスたらんとして失敗したのである。テラワロス。