[04] 「まあ」は議論を無効化する

2006年11月29日 水曜日

 「パワーポイントは論理を見えなくする」という記事があった。曰く、パワーポイントを使ったプレゼンは、細かくページをめくっていくため「さて、」という展開になるからだそうだ。

 上記記事にて触れられているある大学教授は、学生に「論文の中で『さて』を使うべからず」と指導しているらしい。理由は、「さて」を使うと論理の構築を放棄することになるからとのこと。

 確かに「さて」は、「それはさておき」と、それまで組み立てた論理やら筋道やらを放り投げる接続詞だ。「さて」の後にはどんなに関係ない話を持ってきても、それなりにつながる(し、全くつながらない)。

 さて、僕が自分で使わないように気をつけている接続詞は、「まあ」だ。(接続詞?) 理由は、「まあ」を使うと、それまでの思考や議論の流れを全て相対化してしまうからだ。まあ、しょうがない。まあ、分からなくもない。まあ、そんな感じ。真剣に話し合ってるときにこれ使われたらガッカリです。

広告

 しかしまあ、こういう言葉って便利だから、自戒しててもついつい多用してしまうんだな。


この記事の評価は:

うーん…いまいち…ふつうですかなり良い素晴らしい (まだ評価されていません)
読み込み中...

コメント / トラックバック 1 件

  1. hanzo22 Says:

    便利だからつい使っちゃうんだよな。

コメントをどうぞ

はてなブックマーク
Follow me on Twitter