2006-05-29

倍速再生OKの動画プレーヤー

 日曜日は2月から溜まっていた映像を見まくったのでここにおいおい感想を記しておきます。
 ところで、動画ファイルを“消化”しなければいけないとき、教養番組やクイズ番組、一応チェックするだけの番組など、情報を摂取すれば事足りるような動画をたくさん見るときには、このソフトがとてもオススメです。

nave PLAYER

●キーピッチそのままで倍速
 0.5倍速から4倍速まで、再生速度を調節できる。しかも、1倍より下では音の隙間を補い、上では音を間引きしてつなぐ動作をしているので、音声のキーは変わらない。つまり倍速でも普通に鑑賞でき、非常に効率よく情報摂取ができます。ここがN倍速プレーヤーで一番大事なところで、2倍速にしたからといって、音声の高さがキンキンと2倍になってしまっては、とても「鑑賞」することはできませんし、3倍にでもしたらもう判別不能でしょう。その点NVプレーヤーなら、何倍にしても音の高さは変わりません。

●時間短縮
 時間のない現代人や、アニメを週に10個とか20個とか見なくてはいけない人などに必携のソフトです。1.8~2.2倍にしてCMも飛ばせば、だいたいのTV番組は1/3の時間で視聴できます。

●脳活性化
 さらに、語学の早回し学習法の原理で、倍速の言葉を聴くことで左脳が活性化され、頭が良くなる(はず)と思います。 実際に、『NHK100語英会話』などを1.4倍で聞く、という勉強法もやってみましたが、高い教材など買う必要はなく、これで実用に足ると感じました。
[tools]

明治天皇と日露大戦争

アラカン天皇 ★★★☆☆

明治天皇と日露大戦争明治天皇と日露大戦争

 東映大戦争映画シリーズ、3部作の1作目。話の展開は、ロシアの圧力→開戦→激闘→勝利、という、素直に時系列を追った筋立て。二百三高地のように、「さだまさしの歌を流しながら、黒背景に赤フォントで歌詞を表示する」などといった無茶な演出はない代わりに、割と淡々と進んであっさりと終わる。日露戦争の流れを抑えておきたい向きにはいいかと思います。
 アラカンこと嵐寛寿郎の明治大帝は威厳に溢れていて良い感じです。そう、タイトルにもあるとおりこの映画の主人公は明治天皇なので、途中途中に御製(天皇陛下の詠まれる歌)が入ったり、賢帝エピソードが挿入されたりします。ひょっとすると、台湾で上映したといに観客が起立敬礼したのはこっちかもしれません。『四方の海~~』が詠まれたときには「これがあの有名な!」とひとりテンションが上がりました。

以下更新予告
BROTHER
エウレカ後半
ゴースト・ドッグ


[cinema]
2006-05-24

決断力について2

 一昨日「決断について」少し書いた続きについて触れておきたい。その前に、そういえば最近見かけたブログの中で、松ちゃんの発言を引いたエントリに興味を引かれた。

先週の松本 人志と高須 光聖のラジオ番組,放送室 の中で,高須が何気なく松ちゃんに「クリエイターにとって,モノを作る人間にとって,一番必要なものは何ですか?」と聞いた.

(中略)「そうやな〜」と考えて松ちゃんはこう発言する.

答えは1つじゃないけど,最終的には「決断力」かも分からへんな.
やっぱり,もう,迷いだらけなんですよ.
決断力,なのである.例えば「洞察力」とかではなく,決断力.
Peace Pipe: 「クリエイターに一番必要なものは?」松本人志の放送室より [ce]

 これは、ことクリエイターに通った話ではないだろう。人間の仕事は、突き詰めれば決断力の行使に到達すると言っても過言ではないと思う

 最近、会社で部下を持つ身になって実感している。ポストがあがると、待遇と共に責任の重圧も増大するが、そこで要求されるのはすなわち決断力だったのだ。例えば一番下のポジションならば、次に何をするかを決断する必要はあまりない。たいていの場合、上から指示が来るからだ。しかし上流にさかのぼっていくと、常に指示をし、全てに決定を下さなければならない。決定を下すことのできない経営者には、企業を永続的に発展させていくことが出来ない。

 決断力とは、何も運否天賦で適当に選択する力のことではない。その選択の結果、未来はどんな方向に転がっていくか、他に最良の選択肢はないか、何手か先まで瞬時に読んだ上で、さらに直感に基づいて大局的な判断をする能力のことである。
[job]
2006-05-22

仮面ライダー弾鬼

 一晩かけて『仮面ライダー弾鬼』の最高に格好良いGifアニアイコンを作った。もちろん、使ったシーンはあの、唯一と言ってもいい登場シーン、初登場シーンだ。そのあまりに格好良い登場の仕方は、つい「これからはこの鬼が3人目の鬼としてレギュラー出演するのではないか!」と期待させて余りあるほどの格好良さで、心底シビれた。(でも結局出番はこれっきりだった。)




[tv]

決断

 決断するということ。人生は常に決断の連続体である。しかし、決断にはエネルギーがいる。決断は、結果に対する責任を伴う。
  • 床屋で「どうしましょうか」と聞かれ、「適当に…」と答える。
  • 恋人に「何が食べたい?」と聞かれ、「何でもいいよ」と答える。
  • 友人に「今度会おうよ」といわれ、「今度ね」と答える。
 これらはいずれも、答えているようでいて、実は何も答えていない。判断を留保するのみで、状況は全く好転しない。それでも我々は時として、否しばしば、上記のように決断を回避し、保留してしまう。

 2006年、僕は今年を決断力と判断力を研ぎ澄ますための修練の年と位置づけた。そこで、以下のような訓練方法を採用している。
  1. 飲食店ではメニューを開いて10秒以内に決める。
  2. 一度注文したら変えない。
  3. 複数人で昼食の店を選択するとき、最初に自分の意見を述べる。
 あ、れ…? 何だか、はりきってリスト化したのに食べ物関係のことしかないのが気になるが…。しかし常住坐臥、生活の場はこれ全て修行の場なり。どんな大成功も、元は小さな積み重ねなのだ。どんな凄い奴も、孤独は寂しいのだ。

 しかし、一回限りの昼飯なら10秒の判断で充分だけど、一生を左右するような選択をも10秒で出来るか? そこでこそ日頃培った決断力が問われるのだと思う。僕には今、1ヶ月かけても決断できない問題がある。こういう問題の選択が正解だったかどうかは、それこそ一生を終えるときにでもならないと分からないものかもしれないな、とも思う。

“決断”については明日もう少し書く。(と思う)
[monologue]
2006-05-19

自分の過去ログは、神から与えられた福音だ

 なんか、気がついたら3個も連続して映画感想文が上がっていて、出来損ないの映画日記サイトみたいになっている。このままじゃいかん、やっぱ更新頻度上げてこその九十九式だよなぁ、と思った。最近、あまり自分でも九十九式を開かなくなっていた。

 そう言えば、以前どこかで、サイト閲覧者の意識調査のようなものがあった。それによると「更新頻度が高く、内容の質も高いサイト」が最も好感度が高い、という結果が出ていた。なるほど、そうだったのか! ってそんなん誰でも分かる。
その後の順位が、
  1. 「更新頻度が低いが、質の高いサイト」
  2. 「更新頻度は高いが、質の低いサイト」
の順番だったのを見て、なるほどと思った。

 確かに今では、RSSリーダーや更新アンテナの普及によって、空振り巡回が減り、更新しないからと言ってあまり困ることはない。mixiでも、毎回つまらない日記や3行くらいのつぶやきなどで順位を上げ続けてヒンシュクを買っている人を見かけることがある。(そのせいで、mixiには「日記非表示」機能がある。日記を書くためのサービスなのにその日記を見せない倒錯!)

 だがしかし僕は、しばらくはこのバランスを気にせず、思い立ったときに書けるクオリティのものをぽろりと流していこうと思っている。久しぶりに自分で過去ログを開いてみたりすると、面白いのだ、これがまた。出来不出来があってもまた良し。多分僕はこの世で一番の九十九式フリークなので、大抵の文章は面白い。『自分の過去を読む』という行為は、日記書きにのみ与えられた神からの贈り物、この世で一番贅沢なる至福のときだと思っている。

 しかし、書かないとその楽しみが味わえないのだ。これは自分の人生にとって大いなる損失である。というわけで、今日からまた、毎日とは言わないまでも、なるべく多く、こうして益体もない文章を書いていこうと思った次第である。
[monologue][weblog]

二百三高地

海は死にますか 山は死にますか ★★★★☆

二百三高地二百三高地


 日露戦争最大の激戦地となった、二百三高地の攻防戦を巡る重厚なストーリー。
先の大戦のスケールや悲劇的性格、以降の世界版図に与えた影響が大きすぎたために、歴史の中の一コマとして語られてしまいがちな日露戦争。しかしそれはわずか100年前の話ですし、世界史的影響や日本史的意義の大きさも計り知れません。アメリカでもイギリスでも、歴史の教科書には東郷平八郎の名があり、フィンランドには今でもトウゴウビールがあると聞きます。

 しかしわずかに100年前と言っても、今とは全く戦争の仕方が違います。基本的には、銃を持った歩兵が大勢で突っ込んでいく、「合戦」とでも言うべきスタイルです。この映画で特に印象的だったのは、「停戦日」として前線の両軍兵士が酒やタバコを交換しながら歓談している描写。字幕によると、「当時の戦争には、まだ武士道と騎士道のフェアプレー精神が残っていた」そうです。

 しかしそれでもロシア軍には機銃が配備されていて、日本軍の歩兵銃の何十倍もの弾丸が飛んでくる。日本軍は劣勢を打開するために強攻策を立て、それでも攻めあぐねてどん詰まりになるととりあえず指揮官の「突撃」で一斉に突っ込み、部隊が全滅する……。この戦争には勝ちましたが、50年後の戦争の敗因を蔵しているような気がします。

 3時間の長丁場で、演出も泥臭さや時代を感じさせるものが多いのですが、映画のスケールとドラマ感は、流石と言うべきでしょうか。あとはキャストも、当時の日本映画界の銀幕スター終結の感があります。三船敏郎の明治大帝、仲代達矢の乃木大将に丹波哲郎の児玉大将、そして森繁久弥の伊藤博文など、まさにハマり役、ハマり過ぎてて怖いくらいです。しゃきしゃきと喋り、動く森繁が見られます。なんせ100年前だからなぁ。

 キャストのハマり具合について、一説によると、台湾でこの映画が上映されたとき、明治天皇が登場した瞬間に観客が全員起立して敬礼をしてしまい、上映禁止になった(既に国民党支配下になっていたから)というほどです。まぁこのエピソードは、キャストのハマり具合というよりも、台湾人民の忠義を語るものとも言えます。
[cinema]
2006-05-08

キル・ビル2

奥義炸裂 ★★★☆☆

キル・ビル Vol.2キル・ビル Vol.2


 やっと見たんですが、なるほど確かに1と2は別物の映画でした。フルメタルジャケットの前半と後半くらい違います。
 
「前作で、婚約者一家の命を奪ったかつての殺し屋仲間に対する復讐を敢行した女主人公『ザ・ブライド』ことキドー。しかし、復讐の相手はまだ3人残っている。その中には、ビル――かつての仲間であり、恋人であり、事件当時に腹に宿していたこの父親でもある男――も含まれていた……。果たして、復讐は成功するのか。ビルとキドーとの浅からぬ因縁とは。」

 内容については、巷間言われているようにやや冗長さが強く、スピード感に欠けるところがあります。おそらく製作者側は、こっちのほうが気に入っているのではないでしょうか。「2では登場人物の内面が描けた」という言葉からも、その自信の程が伺えます。しかし、“人物の内面が描けている”=“優れた作品”ではありませんし、1の方が僕が楽しめたのは確かです。

 ところで、主人公のユマ・サーマンは劇中で「すこぶるつきのいい女」として描かれ、行く先々でそう扱われるわけですけど、どうなんでしょうか。僕にはただの金髪女性にしか見えないんですが、アメリカ人の美的感覚との差でしょうか……。

 また、ビルの弟について、ちょっとした違和を覚えました。観終わってからメイキングを見ると、監督曰く「彼は人間味があってとても印象的な役で、観客が最も共感できる人物かもしれない」とコメントしているんですが、普通に見ていた僕にとっては単なる脇役でしかありませんでした。人間性や性格付けも、どちらかと言えば反感のほうが大と言えるかもしれません。また続けて監督曰く「マイケルはクールな俳優の代表格だからね」と。僕はこの俳優を知らなかったので、「マイケル某が演っているからクールでタフな役柄だ」という先入観は存在しなかったわけです。

 こうして随所に現われているように、観客の先入観に期待しすぎるところや、監督の観念がときに押し付けに感じられてしまうところ、この辺りがいまいちスッキリしない原因なのかもしれません。まあ、1作目も監督の自己満足と言えばそれまでなのですが、観客がシンクロできるかどうかが評価の分かれ目という気がいたします。

 しかし、カンフー映画的に評価すると、ラストの対決シーンは良かったと思います。
[cinema]
2006-05-03

ソルジャー

 映画DVDを見たよー。今年からTSUTAYA ディスカスの会員になったのである。

近未来管理社会のSFランボー ★★★☆☆
 カート・ラッセル主演のSFアクション。

 0歳のときから戦士として育てられ、自我を滅して殺戮のみを叩き込まれて成長したエリートソルジャー、トッド。しかし新世代の兵士は、遺伝子操作で造られた純粋培養のエリートだった。旧世代ソルジャーの主人公は御役御免で廃棄処分になり、くず鉄星に流れ着く。そこに住む人々との交流で、主人公は少しずつ人としての心を取り戻していくのであった…。というお話。

 突然日常の中に放り込まれても、戦場の記憶がPTSDでフラッシュバックしてしまったり、エリート兵士をゲリラ戦で1人ずつ屠っていったりする様は、まさにランボー。しかしトッドは最終的には上官の命令に従うのではなく、己の良心とでもいうべきものに従って、行き先を自分で決めるのだった。

 A級かB級かで言えばB級なんだろうけど、とは言え制作費が掛かっているため、映像的にチャチな部分は感じない。ラストの、ジェイソン・スコット・リートの格闘対決も、いかにも“90年代のハリウッド格闘アクション”という感じの重量感ある仕上がりで、悪くない。監督によれば、この映画は「SF+西部劇」なんだそうだ。平和な街に流れ着いたストレンジャーが、人々を守るために1人で敵に立ち向かう。なるほど。
[cinema]
2006-05-01

卒業

 モーニング娘の五期メンバー、紺野あさ美と小川麻琴が卒業するという。しかも卒業後のハロプロでの営業活動込みではなく、二人とも“一応”進学ということになっているので、事実上の引退なのだ。とうとう五期メンバーが卒業してしまった、という事実には、いささかの感慨がある。

 僕の中では、未だに5期メンバーというのは「準新メンバー」扱いで、ようやく中堅に足を踏み入れたぐらいか、という認識で止まっていた。それが不慮の事故以外の理由で卒業してしまうほど時が経っていたとは。気付いてみれば、5期以外には僅かに4期の吉澤がいるのみで、後はみんな“新メンバー”ではないか。

 まあなんせもう5年も経つわけですからね…。小泉首相の在位も五年。九十九式の運営も五年。5期メンバーも入って5年、か。

 また、今日はちょうど7期メンバーの久住小春クンが加入した日(ハロモニで発表された日)でもあるんですね。何ということだ。これで1年とは早すぎる。

 そうして五月一日は、僕の記憶の中に刻まれることとなる。人は人と出会い、成長して、卒業していく。
[diary]