さよならウェンディーズ

2009年12月14日 月曜日

反米かつ魚菜食主義の宮本が、めずらしく評価しているアメリカ生まれのファスト・フードチェーンがウェンディーズです。
ウェンディーズの何がすごいって、その自称キャッチコピー「Quality is our resipe.(品質こそ私たちのレシピです)」ではないだろうか。よほど品質に自信がないと、こんな台詞は吐けない。それで実際、確かにハイクオリティでウマいから始末に負えない。“「そんなおいしいわけがない」といって出て行った旅行者が30分後食べ過ぎて帰ってきた”、なんていうどっかのコピペみたいなことが本当に起きてしまうファスト・フード店、それがウェンディーズでした。

ところがこのウェンディーズ、なんと年内で全店舗が閉店してしまうことが明らかになりました。冬の限定メニュー「クリーミーマッシュルームチキンサンド」も発表された直後なのに、なぜ…?

現在、ウェンディーズ社との日本でのフランチャイズ契約は、牛丼チェーンすき屋のゼンショーが行なっているんですが、2009年末での契約期限満了をもって、更新せずに終了する方針に決定したとのこと。
ウェンディーズとしては黒字だったんですが、「ファストフードは競合も多く、発展性がない」と判断したとのこと。(それじゃ牛丼はどうなるんだ。)

まぁ決定したものはしょうがないし、僕の財力にも代わりにウェンディーズの経営を引き受けられるほどの余裕はないので、残り少ない日数でウェンディーズの食べ納めをすることに決めました。

ウェンディーズは店舗数が少ないので、検索してはるばる遠征します。すると、同じように思った人が退去して詰めかけたおかげで、某所のウェンディーズが大変なことになっていました。

大行列

大行列

「もうすぐ肉がなくなる」という噂が流れて、行列に動揺が。すると店長らしき人が小走りに出てきて、「すみません、もうすぐお肉が終了します!お肉が終了次第、・・・~~…」(叫びながら厨房に走り込んで戻っていってしまったので、肝心の部分が聞き取れず。終わり次第…なんだ?「近所のダイエーから細切れ肉を買ってきます」 「別の動物の肉を使います」などだろうか)
なんとか僕の並んでいる間はだいじょうぶだったので、待望のウェンディーズにありつけることに。(写真の画質がちょっとアレでそれほど美味しそうに見えないのですが、これは撮影機種[willcom 03]の限界です)

ウェンディーズ・バーガー

ウェンディーズ・バーガー

クリーミーマッシュルームチキンサンド

クリーミーマッシュルームチキンサンド

ウェンディーズのハンバーガーは、作り置きではないのでさらにおいしい。それでいて、モスバーガーのように出てくるまでに時間がかからないのは、肉を焼き続けているから、だそうな。
しかし焼き続けていると当然肉は固くなってしまう。そしたらそれをほぐして、“チリ”に混ぜるという裏技を使って、サーブ時間の早さと品質の両立に成功している。

チリチーズフライ

チリチーズフライ

このハイカロリーな感じがたまりません。

ミネストローネ

ミネストローネ

ドリンクも、コーヒーがキリマンジャロ100%で普通に美味しかったり、ミネストローネスープも超具沢山だったりと、クオリティの高さが光ります。

米ウェンディーズシニア・バイスプレジデントのアンディ・スケハン氏は「今後、新たなパートナーと日本でのフランチャイズ展開を目指したい」との声明を発表している。
米ウェンディーズ、日本の全71店舗を閉鎖へ(産経新聞) – Yahoo!ニュース

ということで、バーガーキングのようにカムバックしてくれることを期待しますが、とりあえずは食べ納めですね。

店舗一覧(Wendy’s店舗検索TOP)を見ると、本当に限られた地域にしかないんですが、お近くにウェンディーズがある場合、ウェンディーズのある地域に出かける場合、まだ言ったことのない方は、是非一度言ってみることをおすすめいたします。マ○ックが食べられなくなります。

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コメント / トラックバック 1 件

  1. dosannpinn Says:

    あれま、ウェンディーズって今混んでるの?食い納めに行く予定なんだけど。http://type99.net/2009/12/good-bye-wendys.html

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