「おせち」って、ご馳走か?

2011年1月12日 水曜日

皆様、新年明けましておめでとうございます!(2度目)

さて新年1発目はどんな日記を書こうか、と初詣に行き、天神地祇に祈りを捧げ、祈祷、折伏、加持祈祷、怨敵退散怨敵退散…、と一心不乱に祈り続けていると、都の北北東からにわかに黒雲が広がり、見る間に空を覆い尽くすややがて降り始めた恵みの雨を百姓らが喜んでいるのを見ているうちに、三日三晩降り続いた雨もすっかり上がり、そこにブログ用のおもしろいネタが啓示のように降って湧いたりするかとしばらく待ってみたんですが、特に何もなく、そうこうしているうちに松の内も空けてしまいましたので普通の日記を書きます。こんばんは。宮本です。昔ながらのテキストサイト風挨拶で幕を開けてみました。今年もよろしくお願いいたします。

さて、普通の日記というか、ネット事件簿としてはちょっと旬が過ぎてしまった感はありますが、ちょっとグルーポンおせち事件について一言いわせてください。

その前に、ネットもテレビも全く見ない世捨て人や、過去ログで読む未来人のために事件の概要を説明すると…

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とあるオシャレダイニングカフェが、グルーポン(共同購入クーポン)でおせちを販売

準備も材料も人手も足りず、スカスカの状態で発送

苦情続出で大炎上

社長辞任

という事件です。
ネットから火が着いたこの事件、グルーポンのビジネスモデルそのものにも波及し、ホリエモンも火消しに出てきて、テレビでも大きく取り上げられ、消費者庁も乗り出す…と、なかなか大事になっています。

まあ実際この問題を最初から見てみると、事業計画として杜撰すぎる。
100個のつもりでクーポンを出したところ、500個の予約が殺到。普通はキャンセルにするんでしょうけど、この社長は「やった、5倍丸儲け!と喜んで全部受注してしまった。

そんで案の定全然間に合わず、高校生バイトを徹夜(労基法違反)で働かせた挙げ句、量を薄くしてスカスカで出荷。しかもクール便じゃなく普通の宅配便で送ったもんだから早くも傷みはじめて、さらに元日になっても届かない始末。
さらにはグルーポンが二重価格の提案を持ちかけているという噂もあり、最初から炎上が宿命づけられていたような事件ですね。

それ以前に、おせちなんてそんな金儲けの具にするようなものではなく、ちゃんとやろうと思ったらかなり大変なもののようです。
おせち事情に詳しい京都の社長さんがこんな記事を書いてます。

少なくとも「おせち」という商品に関しては、
年末ボーナスを稼ぐための利益商品などでは
「決して」なく、感謝の気持ちでせっせと夜なべして作る
非収益商品です。

京都が誇る三つ星料亭「菊乃井」さんなどでもだいたい
300個くらいが限度です。
これは人手が足りないのではなく、材料が揃えられないんですね。
もちろん1社独占で仕入れることもできますが、
そうすると小さな料理店に素材がいかない。
そういう「1人よがり」は京都で1番嫌われるので、
有名どころはだいたいそうしています。
京都を遊ぶ社長のblog : おせちの裏側

ただ、ちょっと疑問に感じるのは、おせちってそもそも純然たる家庭料理というか、本来はご馳走カテゴリではないですよね。
一体いつから、「おせち」がご馳走高級料理扱いされるようになったんでしょうか?
バブル以降にテレビで「芸能人の豪華セレブおせち」とかやり始めてからかな。(○○家のおせちは、キャビアとフォアグラをふんだんに使った…ってそれはもうおせち料理ではない)
この問題で鬼の首をとったかのようにバードカフェ社を追求している人は、まずは「カフェ」が作る「ご馳走おせち」なるシロモノを通販で安易に買おうとしたこと自体をちょっと恥ずかしがっておく必要もあるんじゃないかと思います。

でも、一番騒いでいるのは、実際におせちを買った気の毒な人達ではなくて、ネットで知った第三者でしょう。単純に面白がっている人や義憤に駆られている人もいるでしょうけど、やはり「もし自分にこのおせちが届いたら…」と思うと居ても立ってもいられなくなるのでしょう。
やはり「食い物の恨みは恐ろしい」。この一語に尽きますね。
こんなエスニックジョークもあるくらいですから。

中国 「日本を本気で怒らせてみたいが、難しい。潜水艦で領海に入っても怒らない」
韓国 「独島を占拠しても怒らない」
ロシア 「北方領土を返さなくても怒らない」
北朝鮮 「なら、ウリが核ミサイルをぶち込んでみようか」
米国 「よせ、それはもうおれがやってみた」
5カ国 「一体どうすれば‥」
中韓 「俺らは日本人を怒らせようと犯罪者を大量に輸出してみたんだが、俺らの国の国民にビザ免除に動いてくれてるし‥」
北露 「ふーむ‥」

米国 「あ、そういえば、愛知万博が弁当持込不可にしたら、日本国民が激怒したと聞いたな‥首相まで出てくる騒ぎになったとか‥」
みんな 「な、なんだってー!!!!!」

作者不詳

しかしその怒りもあまりに留まるところを知らないというか何と言うか、謝罪しても許さない、弁償しても駄目、社長が辞任してもまだ足りない、となると、一体どうなれば許せるのか、死ぬまで許さないのか…。

教訓

この問題から得られる教訓は…
(事業側)
・食い物を商売にするなら衛生管理は万全にしよう
・事業計画は現実的に立てよう
(消費者側)
・おせちが準備できなかったら、スーパーのおせちコーナーで買ってこよう
といったところでしょうか。
(スーパーのおせち食材3000円分でここまで作れるんですから。「格安おせち」を業務用スーパーなどで買ってきたものだけで作ってみたらこうなった – GIGAZINE

ところで大人になってから分かったんですけど、お節料理ってほとんど酒の肴というか、日本酒に合うんですよね~。

で、宮本家の新春の教訓は
・一升瓶から直接飲むな。
 (飲んだ量が分からなくなるから) 
・徳利に移して熱燗にしろ
 (冷や酒と親父の小言は後で効く)

です。正月2日は二日酔いで半死半生でした。


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