あなたがオヤジギャグを言ってしまう理由

2011年4月28日 木曜日

数年前から、オヤジギャグの理由について考えている。
そもそも、オヤジギャグとは何だろうか。
人はなぜ、オヤジギャグを言ってしまうのだろうか。
オヤジだからオヤジギャグを言うのか、オヤジギャグを言うからオヤジなのか?

この問題について、こんな考察を見かけた。

では「オヤジギャグ」とは何を目的として生まれるのか?

僕の考えでは、それは「甘え」です。「甘えられる空間」と言ってもいい。

つまりオヤジが欲しいのはオヤジギャグによる笑いではなく、「そんなくだらないことを言い続けても、ここにいるのを許される自分」という安心感なんだと思うんです。誰もが呆れ、軽蔑するような糞つまらないことを言っても自分がここから追い出されることはない。犬が電柱におしっこを引っ掛けて「テリトリー」を確認するように、オヤジは自分のポジションのその「磐石さ」を確認するために、オヤジギャグを残して回るのではないでしょうか。
オヤジ化の始まり | Shine☆シャイン☆社員ブログ

なるほど、それも一つの見解ではあると思う。
しかしこの説明では、そもそもなぜオヤジギャグが産み出されるのか、と言う謎が解き明かされていない。

オヤジギャグというのは、お漏らしである。

人間誰しも、心のなかに愚にもつかない駄洒落が浮かぶことはある。しかし、たいていの場合はそれは制御下に置かれている。
そしてそれは、酒に酔ったり、あるいは加齢とともに心の制御システムが衰えたとき、外部に漏れだすのだ。
つまり、オヤジ化というのは、制御能力の衰えなのだ。

読者の中には、「いや、そもそも駄洒落が浮かぶこと自体、ない」という方もいらっしゃるかと思う。
それはおそらく、「うまいことを言おう」と考えていないからだろう。

たいていの男は、常にうまいことを言わなくてはならない、そういう圧力に晒されて生きている。
特に関西では、小学生のうちから「おもろいことを言えるかどうか」が重要な価値判断とされているらしい。

男を襲う「おもしろいこと」プレッシャー

大きくなってからも、女の子を口説くときにちょっとでも間違って寒いことを言ったり、熱すぎる恋文をしたためたりすれば、“放課後のジョーカー”のように次の日からクラス中の笑い者になったりする。
社会に出れば、商談でプレゼンで、あるいは社内での会議で、上司への報告で、男達は常に「うまいことを言えるかどうか」というプレッシャーと戦いつづけている。うまいことの言えない男は出世もできないし、合コンでもモテない。(とされている)

特に、原くんのような大喜利ファイターの場合、「おもしろいこと」「うまいこと」は、常に考えつづけているはずである。その上仕事の文章でも面白いことが求められる職場なので、頭の中のオモロ圧力はかなり高まっているはず。
そうしたときに、ふと生み出されたしょうもないギャグやダジャレが、ポロリと外に漏れ出してしまう。これがオヤジギャグの正体である。

一度オヤジギャグを言ってしまえば、あとは「甘えの構造」によって、ずるずると加速度的にオヤジギャグを産出することになってしまう。夢の高速増殖オヤジギャグ。
そうするとあとは体型も服装もズルズルと引きずられていって、オヤジ路線まっしぐらだ。
むしろ年齢も性別も関係ない。オヤジギャグを言う奴がオヤジなのである。

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