福島の野菜を子供に食べさせるのは虐待

2011年5月31日 火曜日

この室井佑月という作家が普段どういう発言をしているのか知らないんだけど、これはまさにこの人の言うとおりだと思う。
別に、もう子供を作るつもりもあてもない40代以上や、老い先短い老人ならいざ知らず、これからの日本を背負い、担っていく年端もいかぬ子供に福島産の野菜を、しかも給食という選択肢のない状態で強制的に与えるなんていうのは、正気の沙汰ではない。

作家の室井佑月が、NHK朝の情報番組『あさイチ』の5月26日生放送にて 「子供たちに福島の野菜を給食で食べさせるなんてかわいそう」と爆弾発言し、 賛否両論の物議を醸している。

言うまでもなく、東日本大震災に伴う福島第一原発不安による風評被害の話題を指しているが、福島県内の放射能について
「政府、東京電力の発表よりも危険な状態のはず」と信じる視聴者は
室井の発言に賛同し、風評被害に苦しむ県内の農家を案じる人々は、
室井発言に真っ向から反発した。 痛いニュース(ノ∀`) : 室井佑月「子供に福島の野菜を給食で食べさせるのはかわいそう」…爆弾発言に波紋 – ライブドアブログ


こういうことを言うと、「福島の風評被害が」「農家の気持ちを考えろ」と批判もされるんだろうけど、福島の野菜が、例えば宮崎の野菜よりも高い放射能濃度で汚染されていることは、風評でも何でもなくて、事実である。

政府は、民主党の一つ覚えのように「暫定基準値以下」「ただちに健康に影響はない」と言ってるけど、政府が適当に作った数値よりも下だから何が問題ないというのだろうか。直ちに影響はないとしても、もっとも心配で重要なのは子供達の将来ではないか。30年後、50年後の責任はとれるのか。政府関係者は50年後には全員死んでいるからって、それはあまりに無責任だろう。

「がんばろう東北」「つながろう日本」はまだいいとして、「福島の野菜を食べて応援しよう!」というのはおかしいだろう。どうもこれは日本人の美点でもあり欠点でもあるんだろうけど、人が苦しんでいるからって無理に自分が一緒に苦しむ必要はないのだ。
無理して汚染度の高い野菜を食べて、一緒に被曝することに何の意味があるのだろうか。二~三十歩譲ってそれが善行だとしても、子供達にまでそれを押しつけるのは間違っている。

福島を応援したかったら、直接義援金を募金するなり物資を送るなりすればいいだけの話である。


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コメント / トラックバック 1 件

  1. D1953ColdSummer Says:

    >人が苦しんでいるからって無理に自分が一緒に苦しむ必要はないのだ。

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